ナギナタ?それとも聖火トーチ?おかしな花が咲いています
畑に奇妙なカタチをした植物がニョキニョキと伸びています。
左端の大きなやつは高さ130センチほど。ナギナタを逆さにして柄を地面に突き立てたような格好です。
じつはこれ、コンニャクの花。
一昨年、知り合いから種芋を貰って畑に植えました。
1年経って掘り起こし、ある程度太った芋はコンニャクに加工しておいしく頂いたんですが、食べ切れずに残ってしまった芋を春先に再び植え付けたところ、地面から顔を出すなりぐんぐん生長を始めました。
新芽なのかなと思っていたら、先端の皮が開いてオリンピックの聖火トーチみたいな形になりました。
開いた皮の中に向かってテントウ虫やら蜂やらが続々と入っていきます。
覗き込んだら、うわっ、クサ~!! 腐ったような臭いがするじゃありませんか。
改めて図鑑で調べると、4年以上経ったコンニャクの種芋は花を咲かすことがあるんだそうです。
花と言われましても異様にヘンテコリンな姿をしています。
じつは外に見えている部分は花ではなく“付属品”で、本当の花はめくれた皮の内側のツブツブしたところなんだそうです。
写真の◯で囲んだ部分が雄花。さらにその下方に雌花が隠れています。
プロの農家さんは花が咲く前に収穫してしまうので、近所の畑を見渡してもコンニャクの花を目にすることはありません。
咲いてびっくりの大花でした。