『おひさま』のロケ地に行ってきました

連続テレビ小説『おひさま』のロケ地に行ってきました。
場所は安曇野市堀金烏川。長野道の豊科インターからクルマで15分ぐらいの田んぼの真中に、撮影に使ったロケセットがそのまま残っています。
手前に水車小屋、奥に茅葺きの古びた百姓屋があります。水車小屋の横に二体の双体道祖神が立っています。幼い頃の陽子と兄さんたちが色を塗っていた、あの道祖神です。
先月、主演の井上真央さんや樋口可南子さんたちが安曇野に戻ってきて、約1年ぶりのロケをしたという報道がありました。ひょっとしたら、その折、ここでも再度撮影が行われたかもしれません。
目印は、観光スポットのひとつ「大庄屋山口家」(長野県安曇野市堀金烏川70)です。

奥に見える土塀が大庄屋山口家
隣の「国営アルプスあづみの公園」の駐車場にクルマを止めて、山口家の見事な土塀に沿って歩いて行くと、道路脇に石塔が建っています。安曇野市の有形文化財「旧安楽寺跡の石造宝篋印塔」です。隣に石積みのひな壇があって、道祖神が祀られています。

旧安楽寺跡の石造宝篋印塔
この石塔のすぐ横奥に、安曇野市が立てた「おひさまロケ地案内板」があります。現場までの“順路”を描いたイラストマップ付きです。


「おひさまロケ地案内板」の道順マップです
休耕田に作られたすばらしいあぜ道(NHKの美術スタッフが作ったのだそうです)をたどっていくと、あの桜の木と水車小屋のある曲がり角に着きます。


平日なのに中高年の観光客がひっきりなしに訪れていました
水車小屋は大町市からここに移築したものだそうですが、裏へ回ると屋根の真ん中が抜け落ちています。相当、年季が入った小屋のようです。

一方、一段高いところに建つ百姓屋は、昨年の大河ドラマ『龍馬伝』で岩崎弥太郎の生家として使われたセットをリメイクしたものだそうです。
裏へ回ると、なんと!後ろ半分がなく、ベニア板で間に合わせ程度にフタをして廃材で支えてあるではありませんか!

たぶん、ドラマの放映終了後に撤去するのでしょうが、見えるところは完璧に作り込み、見えないところは徹底的に手を抜くという、美術スタッフのプロの技に感心しました。
あいにく曇り空でしたが、ここに立つと北アルプスを背に昔の安曇野の風景が鮮やかに蘇る感じです。ご興味のある方は、早めに足を運んでみてはいかがでしょうか。
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