安曇野の紹介番組が少ない理由は?
安曇野は一応、観光地ということになっていますが、実のところあまりキャッチーな観光スポットがありません。
せいぜい、大王わさび農場でわさびソフトクリームを舐めるぐらいじゃないでしょうか。
北アルプスの威容を、歩きながらあるいは自転車に乗って眺めるには最高のロケーションですが、観光バスが列をなして待機するようなわかりやすい名所旧跡やら行楽施設はほぼ見当たりません。
そのせいでしょうか、全国ネットのテレビ番組で安曇野が紹介される機会はごく稀れです。
去年(2022年)11月26日放送の「ブラタモリ」は安曇野にとってまさにハレの日でした。番組では、わさび田を生んだ安曇野の特徴的な地形と、安曇族の遠い記憶の物語をフィーチャーしていましたが、最近ではこれが唯一の全国規模の“露出”だったように思います。
ちなみに「ブラタモリ」の第1回放送(原宿編)は2009年10月でした。以来、タモリさんはその時々の旬な女子アナ同伴で全国の観光地を巡り巡っておられるわけですが、ここ安曇野にたどり着いたのは放送開始から実に13年目。第223回目にして、ようやくと言いましょうか彼の地に足を運んでくださいました。
しかも第223回のお題目は「安曇野 〜安曇野は、ファン多し!〜」。タイトルからしてボーバクとしています。
天下の「ブラタモリ」制作スタッフを以てしても、安曇野のとらえどころのなさ、茫漠さは如何ともしがたかったのでしょう。
安曇野は定点で眺めても面白味が見えてきません。ゆっくり時間をかけて歩き回って、ようやく味わえる観光地?のような気がしています。
その点、地元のテレビ局はよく心得ていて、長野朝日放送が2011年5月29日に開局20周年特別番組として制作・放送した「安曇野わんぱく日和」は、散歩の達人だった故・地井武男さんと地元・池田町出身の乙葉さんをゲストに、大糸線の臨時列車に乗って安曇野を縦走する魅力的な生中継番組…になるはずでした。
ところが、当日は朝から篠突く雨に。車窓から雄大なアルプスを眺めるどころか、お二人の会話も激しい雨音に掻き消され途切れがち。見ているこちらがハラハラドキドキするほどの荒れ模様になってしまったのです。
暗闇と化した安曇野を鬼滅の刃の無限列車さながらに疾走するローカル線。地井さんも乙葉さんもお気の毒としかいいようのないほど青ざめた顔でレポートしていました。しかも、その姿がテレビ朝日系列24局で全国に生中継されてしまったんですね。
正直、観光的にはマイナスオーラ全開でした。
いやはや、安曇野はとらえどころが乏しい上に、何かとツイていません。
せいぜい、大王わさび農場でわさびソフトクリームを舐めるぐらいじゃないでしょうか。
北アルプスの威容を、歩きながらあるいは自転車に乗って眺めるには最高のロケーションですが、観光バスが列をなして待機するようなわかりやすい名所旧跡やら行楽施設はほぼ見当たりません。
そのせいでしょうか、全国ネットのテレビ番組で安曇野が紹介される機会はごく稀れです。
去年(2022年)11月26日放送の「ブラタモリ」は安曇野にとってまさにハレの日でした。番組では、わさび田を生んだ安曇野の特徴的な地形と、安曇族の遠い記憶の物語をフィーチャーしていましたが、最近ではこれが唯一の全国規模の“露出”だったように思います。
ちなみに「ブラタモリ」の第1回放送(原宿編)は2009年10月でした。以来、タモリさんはその時々の旬な女子アナ同伴で全国の観光地を巡り巡っておられるわけですが、ここ安曇野にたどり着いたのは放送開始から実に13年目。第223回目にして、ようやくと言いましょうか彼の地に足を運んでくださいました。
しかも第223回のお題目は「安曇野 〜安曇野は、ファン多し!〜」。タイトルからしてボーバクとしています。
天下の「ブラタモリ」制作スタッフを以てしても、安曇野のとらえどころのなさ、茫漠さは如何ともしがたかったのでしょう。
安曇野は定点で眺めても面白味が見えてきません。ゆっくり時間をかけて歩き回って、ようやく味わえる観光地?のような気がしています。
その点、地元のテレビ局はよく心得ていて、長野朝日放送が2011年5月29日に開局20周年特別番組として制作・放送した「安曇野わんぱく日和」は、散歩の達人だった故・地井武男さんと地元・池田町出身の乙葉さんをゲストに、大糸線の臨時列車に乗って安曇野を縦走する魅力的な生中継番組…になるはずでした。
ところが、当日は朝から篠突く雨に。車窓から雄大なアルプスを眺めるどころか、お二人の会話も激しい雨音に掻き消され途切れがち。見ているこちらがハラハラドキドキするほどの荒れ模様になってしまったのです。
暗闇と化した安曇野を鬼滅の刃の無限列車さながらに疾走するローカル線。地井さんも乙葉さんもお気の毒としかいいようのないほど青ざめた顔でレポートしていました。しかも、その姿がテレビ朝日系列24局で全国に生中継されてしまったんですね。
正直、観光的にはマイナスオーラ全開でした。
いやはや、安曇野はとらえどころが乏しい上に、何かとツイていません。