グチャクチャの茂みの中に実っていた600個の果実の正体は...
この巨大な草むら--と言いましょうか葉っぱの茂み、何だと思いますか?
キウイの木なんです。
正確には、放ったらかしのキウイの木に地面から葛(くず)のツルが這い上がってきて混然一体となった状態です。
きちんと手入れしていればこんなことにならなかったんですが、剪定も草むしりもしなかった結果、かような姿に成り果てました。
今年は収穫は無理だろうなぁ、と最初から諦めていたところ、先日、茂みを掻き分けて内部を覗いたら、な、なんと!
キウイの実がいっぱいぶら下がっているじゃありませんか!
しかもちょうど採り頃です。慌てて収穫カゴを用意してきて片っ端からもぎ取りました。
ゴールデンキウイと緑のキウイが2本ずつあるんですが、ツルがでたらめに延びて交錯しているせいで、異なる種類の実が並んでいたりします。
茂みに潜り込んで、ひたすら採取すること1時間半。気づいたら4箱にぎっしり実が詰まっていました。
その数600個! 何を隠そう、かつてない豊作だったんです。
ただし摘果しなかったせいでサルナシ並みの小さな実も多数、混じっています。きちんとメンテしていたら、まともなサイズの実が半分の300個ぐらいは採れたんじゃないかな、という感じです。
収穫した実は追熟させます。生食して食べきれない分はジャムにしようかな...思いがけない天の(草むらの)恵みに、思わず笑みがこぼれた次第です。