危うし!ジャコウアゲハ
7月上旬にケージの中で蛹(さなぎ)から羽化したジャコウアゲハ数羽を庭に放しました。
こちらは最後に放した1羽。メスです。
以来、庭に棲み着いたらしく、ブッドレアや山椒の木のまわりをフワフワ飛び回っていました。
メスは全体に色素が薄く、陽の光が当たると半透明に透けるような儚(はかな)いところが心を惹きます。
無事にパートナーを見つけて、母屋の外れに植えたウマノスズクサに卵を産み付けてくれないかな、と秘かに期待していたのですが...
今朝、紫陽花の株の横をふわりと飛んで草むらに止まったジャコウアゲハを見て、思わず息を飲みました。
羽の下半分がちぎれてなくなり、ズタボロです。まさに「尾羽(おは)うち枯らした」とはこのこと。
我が家の庭は蜘蛛の巣だらけですから、優雅に舞っているうちに引っかかったんだろうと思います。
生き延びろ、がんばれ!
…思わず心の中でエールを送りました。