寒い日は燻製作り
久しぶりに手作りのベーコンを食べたくなりました。
近所の肉屋に行って豚バラ肉1キロを調達。冷蔵庫で1週間、塩漬けにしたのち軒先に吊るして乾かしました。
乾燥が十分に進まないとベーコンは酸っぱく仕上がってしまいます。
今の季節は空気が圧倒的に乾いているので余分な水分が肉の表面から抜け、絶好のコンディションになります。煙もよく肉に馴染むような気がします。
早速、愛用の燻製セットを引っ張り出してきて、カセットコンロの上にセットアップ。熱くなり過ぎないようにレンガをコンロの左右に積んで、炎と一斗缶の距離を一定に保ちます。
半分に割ったスモークウッド(桜)の両端に火を点けたら、一斗缶の底に置いて煙の具合を確認。
目が滲み咳き込むほど強烈な煙になったところで、その上に肉を載せた網を上下二段に渡してフタをしました。
一斗缶の横っ腹に開いた小穴に調理用の温度計を差し、内部の熱を測ると...77度。
65~70度ぐらいに保って3時間ほど燻蒸するのがベストなんですが、この日の外気は5度。ちょっと目を離しているだけで内部の温度が下がってしまいます。
カセットコンロのツマミを調整しているうちに、70度を少し超えたあたりで安定しました。まずまずこんな感じで良いでしょう。時々、温度計をチェックしながらそのまま3時間弱、燻蒸しました。
こちらが出来たてのベーコンです。
右の塊の色が明るいのは表面に脂肪の層があるから。包丁でタテに切ると、なかなかベーコンらしい色合いになっています。
さあ、どう料理しようかな。思わず舌なめずりしたくなる色味です。