安曇野はツララの季節
「安曇野って雪、積もります?」
よく東京の知人から聞かれます。そんな時は、
「最近は降ってもすぐ溶けてなくなるから、ほとんど積もりませんよ。でも、その代わりものすごく寒いですよ」
と答えることにしています。
実際、私たちが安曇野に暮らし始めた13年前に比べて、積雪は目に見えて少なくなったように感じます。
やはり地球温暖化の影響でしょうか。
雪は降ってもたいてい一晩か、せいぜい二晩で溶けてしまいます。その代わり空気がキンキンに冷えているので、溶け出した屋根の雪がツララになって軒下にぶら下がります。
里の家の母屋しかり。
バーベキューハウスもツララがいっぱい。
一方、古民家は里の家より180メートル標高が高いせいで、雪が降り止んだあとのツララもかなり剛健です。
雪の翌朝は、玄関先の不凍栓のカランまでツララに覆われてしまいます。心配になって栓を回してみると、しばらくゴボゴボ音がしてから、ちゃ~んと水が出てきます。
安曇野の冬は雪よりツララ、なのかもしれません。