リンゴも見た目が9割?
机の上にリンゴを5個、並べました。
上の2つが“良い農園”のリンゴ。
下の3つは“悪い農園”のリンゴです。
何が良かったり悪かったりするのかは、以前の記事「『初なり』リンゴのもぎ取り体験に出かけました」と「リンゴ畑の写真を撮ってドロボー呼ばわりされた話」に書きましたので、そちらをご覧いただくとして、いずれもご当地・信州の採れたてリンゴであることには変わりません。
そしてどちらも、それぞれの農園からの“頂き物”です。
“良い農園”=坂野農園さんがくださった2個は小粒の規格外品ながら、プレゼント用にきれいに磨いてあります。
無料もぎ取り体験にやってきたのに「もぎ取れなかった人」への気配り、心づくしが感じられるゆかしげなリンゴです。
かたや“悪い農園”(実名は伏せますが)がくれた3個はデコボコ、アバタ入りで形も歪んでいます。
それもそのはず。畑の写真を撮っただけで盗人扱いするような農園が寄越した実ですから。
見てくれの差が、両農園の好感度の差になって露骨に現れていると思いました。
かつて「人は見た目が9割」というベストセラーがありましたけど、どうやらリンゴも見た目が9割なのでしょう。
家に帰って試食してみたら、どっちも水水しく、甘い香りがして美味でした。でも、農園としての勝負は皮を剥く前に、とっくについてしまっているんですよね。いやはや。