サルスベリの木の下に咲いていたのは...
今春、畑の縁に植え替えた大樹のサルスベリが、夏の終りになって花を咲かせました。
ある程度育った樹木は移植直後には花や実を付けないものですが、こちらのサルスベリは意気軒高で新天地でものっけからがんばったようです。
見ると枝の真下の地面に、花びらがちらほら点在しています。
咲いたはいいけどスタートダッシュし過ぎて、あっという間に花が落ちてしまったのかな、と思って近づくと、なんだかサルスベリとは少し色が違います。
別の蔓草がオレンジがかった赤い花を咲かせているのでした。
細長いラッパ状の花冠の先端が小さな朝顔のように開いているのが、なんだか可愛げです。
調べてみたらルコウソウ(縷紅草)の仲間のマルバルコウという一年草でした。
北米原産で、日本には江戸時代後期に観賞用として入ってきた植物だとわかりました。
国立環境研究所の「新入生物データベース」にはトウモロコシ栽培の妨げになると書いてありますが、他にはそれほど害をもたらすことはなさそうです。
完全に野生化していますが、思わず目を止めたくなる愛すべき雑草?です。