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寒暖計はやっぱ木製のに限ります

20110706-01.jpg
室内に下げた寒暖計

 夏涼しくて冬寒い私たちの家では、建物の内外の数カ所に寒暖計をブラ下げています。引っ越し以来、まめに気温を測ってきました。

 そしてわかったのが、

  「伝統的な日本家屋は、つねに家の中のほうが外より気温が低い

 という厳粛なる事実でした。

 夏場、外気が30度を超えても囲炉裏部屋は20度そこそこ。ひんやりと涼しく、大汗を掻いて帰ってきても、たちまち涼しくなります。

 ところが真冬、外がマイナス5度の時、囲炉裏部屋は(火を熾さなければ)堂々のマイナス10度以下をマークします。ほとんど嫌がらせじゃないかと思えてくるほどバカみたいな寒さです。

 朝晩の寒暖の差も激しければ一年を通しての気温差も大きいのが、ここ安曇野の気候ですが、古民家という環境に身を置いたがために、そのダイナミックレンジがさらに拡大しました。

 そんな気温の変化を把握するためにも、寒暖計は欠かせないアイテムです。

20110706-02.jpg
屋外に下げた寒暖計。2月の昼間に撮影しました

 ところがホームセンターなどで売っている家庭用の寒暖計は、やわなプラスティック製ばかりなんです。

 試しにひとつ縁側に下げてみましたが、1年足らずで目盛り板がパリンと割れてしまいました。

 困って丈夫なものをネットで探したら、昔ながらの木製のタイプを発見。1個600円ちょっとと値頃だったので、4~5個まとめて買ってみました。

 届いた寒暖計は、風に吹かれて飛ばされないよう、柱に木ねじで固定。すると、これが古民家の古びた柱に妙にぴったりハマるんですね。

 赤いアルコールの線は離れていても目立ちますし、目盛りもシンプルで見間違いようがありません。

 プラスティックより重いので風に飛ばされにくく、暑かろうが寒かろうが割れたりしません。

 木製寒暖計って、頼りがいのあるヤツだなと思いました。


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寒暖計

正しい選択です。

でも、蚕室にはもっと高度な物が使われていまして
納屋のどこかにあるかも知れません。

それは、2本温度計が並んでいる、温湿計です。
 写真の物が横に二つ並んでいるような形をしていて
片方は温度を測っており、もう片方は写真フイルムの
ケースのような筒状の物に水を入れてあって、綿の
布が筒から出ていてアルコールの入った部分を
覆っている。
すなわち毛管現象を利用して常時アルコールの部分を
湿らせています。

そして、温度計の中央には表があって、湿球と乾球の
差を湿度に換算してあります。

なんだかんだ言っているうちに検索したら
出てきました。
https://www.sksato.co.jp/modules/shop/images/1518-00_4.jpg

ところが、これは序の口で、やはり日中の寒暖差は気になるもの。
最高と、最低の温度を記録する物もあります。
拙宅も3本有りますが、重宝しますよ。

http://www.andokeiki.co.jp/kisyouyoukeiki02/saikosaite/au-502b.htm

原理は簡単、どこまでアルコールが行ったか、目印があって
そのばて停止しますから、毎日付属の磁石でリセット
しなければなりませんけど、真夏、真冬のその日の気温が
ホールドされる優れものです。
 最新のデジタルレコーダーも安価で良いですが、エコの時代、
自然の力を利用した物は良いですよ。


うーむ。

やっぱり古民家は寒いのですね。。。古民家をよく知らない建築家が夏は暑くて冬は暖かい、と説明をする人もいますが、いいのは夏だけですよね。。。

田舎人さま

いやぁ、懐かしい!

この温湿計、昔、小学校の理科実験室にありましたよね。
そうか、養蚕用には、こういうのが使われていたんですね。

私たちも使ってみます。
ありがとうございます。

teichan.comさま

こんにちは!

そうなんです。

「夏は暑くて冬は暖かい」というのはまったく逆で、
夏、これほど快適な住まいはありません。
その分、冬にシワ寄せが押し寄せますが…。

冬暖かい古民家があったら、
今からでも引っ越したいぐらいです。
プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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