満開のバラの陰で地味に咲いている、この花は?
里の家の庭はバラが花ざかり。大小さまざまな種類のバラが競うように咲き誇っています。
今年一番の大輪を広げているのはダブルデイライトという四季咲きのバラ。
こちらはポールマッカートニー・ローズ。見頃を過ぎて少し皺が寄ってきましたが、そんなところも何だか、お年を召した現在のポールに似ていたりします。
知り合いから枝を分けてもらって、挿し木で増やした一季咲きの安曇野。庭のあちこちにすっかり根付いて、今年も小さな花を付け始めました。
そんな優美なバラたちに混じって、白みがかった黄色の小花を咲かせているのが、柿です。
柿の花は初夏の季語。じつは今が開花の最盛期なんですね。
蕾の先端が割れて巾着状に開き、4枚の花弁がめくれると受粉が始まります。
写真は雄花。ほとんど香りはしませんが、ミツバチがひっきりなしにやって来ます。
実りの秋に向かって時計の針は着実に進んでいます。