御宝田遊水池でカモにエサをあげました
安曇野・犀川(さいがわ)のほとりに、御宝田遊水池(ごほうでんゆうすいち)という白鳥の飛来地があります。
毎年、10月中旬に第一陣がやってきて、真冬の最盛期には1000羽前後のコハクチョウで埋め尽くされます。
3月下旬から遅くとも4月初旬には北へ帰って行くので、暖かかった今年はもう白鳥たちの姿は見られないだろうとは思いましたが、たまたま近くを通ったついでに立ち寄ってみることにしました。
やはりコハクチョウはほとんど飛び去った後で、水辺にいるのはカモばかり。
池のほとりにベニヤ板の平台が置かれています。台の上には、エサの入ったプラスチック製のバケツがずらり。
ようこそ安曇野明科へ
野鳥一同最高の
お・も・て・な・し
を致しますので
ごほうびを下さい。
ごほうび代
1ぱい200円以上
箱に入れて下さい。
ありがとうございます。
御宝田白鳥の会
どうやら地元の白鳥保存会がエサを用意しているようです。
そこで募金箱に200円を投じ、バケツ1杯を手にしました。
と、次の瞬間。
池のまわりでくつろいでいたカモたちが、突如、私たちのバケツめざして猛ダッシュを開始したじゃありませんか。
200羽近いカモが押し合いへし合いやってきて、私たちを取り囲みます。
「早くくれくれ!」
と言わんばかりにガァガァ鳴きながら、真剣な目つきでこちらを睨みつけます。
その圧力に思わずたじろぐ私たち。お構いなしに足もとに群がってエサをせがむカモたち。
バケツの中身を一握り撒くと、エサの飛び散った先へ我がちに飛びかかっては地面にくちばしをカツカツと言わせながら平らげていきます。
そのうち勇敢な1羽が、手のひらに残ったエサを直接、ついばみ始めました。
カモはくちばしが平べったいので、くすぐったいだけで突かれる感じはしません。あっという間に拭ったように完食したのには、びっくり。
そういえば、どのカモも毛艶がよく、妙にコロコロ太っています。餌付けされておデブになったのかな?