fc2ブログ

踏んだり蹴ったりのスキー場。暖冬×コロナに持ちこたえられる?

 安曇野からクルマで30分から小一時間、北に向かって走ると、国道の左右にスキー場が点々と見えてきます。

 大町~白馬はスキー/スノーボードのメッカ。雪質が良く、設備も充実しています。

2021022401.jpg

 が、しかし。

 一帯のスキー場は過去20年間で来客数が半減するなど、長きにわたって人気が低迷しているんですね。

 唯一の希望の星は外国人客。欧米やオーストラリアからスキーやスノーボードを楽しみに長距離バスでやってくる観光客が、順調に増えていました…一昨年までは。

 新型コロナ感染症の第一波で外国人の来日がストップすると、一転、観光バスはガラガラに。スキー場の客の2割を占めていたインバウンド需要がゼロになって、ただでさえ空いているゲレンデは人影もまばらな、ただの雪原と化してしまいました。

 それに追い打ちをかけたのが昨年の暖冬です。雪がまったくと言っていいほど積もらず、多くのスキー場が経営破綻寸前に陥りました。

 今シーズンはそこそこの積雪になっていますが、GoToトラベルがコロナの第三波の影響で停止すると、インバウンドどころか国内観光客さえストップ。

 スキー場によっては今季の営業を断念したところもあって、まさに2年連続の“底冷え”です。

 地元民や安曇野の私たちが遊びにやって来るぐらいでは、とても支えにはならず、このままコロナ禍が長引くと、さらに廃業へ追い込まれるスキー場が出てくるのでは?...と心配です。

 そうでなくても、大町~白馬には赤字廃業したスキー場のがあっちにも、こっちにも...。

2021022402.jpg

2021022403.jpg

 雪に埋もれたゴンドラリフト小屋の残骸を見るにつけ、寂しい気持ちが募ります。

 飲食業も大変ですが、ウインタースポーツに携わっている皆さんも塗炭の苦しみを舐め続ける今冬です。

2021022404.jpg



人気ブログランキングへ  にほんブログ村 ライフスタイルブログ 古民家暮らしへ  にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 安曇野情報へ  
ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。



  




テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

この写真は・・

最初の写真は1130の鹿島槍スキー場ですが、
ゴンドラは関係ありません。
大町北安曇でゴンドラがあるのは
五竜とおみ、白馬47、八方尾根、岩岳、栂池のみで
昔から鹿島槍「近隣の青木湖、佐野坂、ヤナバにはない」
モニュメントとして置いてあるだけです。
 廃業したのは大町、青木、やなば、みねかたくらいしかないのですが、どうなんでしょうね。


Re: この写真は・・

> モニュメントとして置いてあるだけです。

そうなんですか。とすると、一度はモニュメントとして置かれたままうち捨てられてしまったのかもしれません。
それはそれで切ないですね。
プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ブログランキング
ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 古民家暮らしへ

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 安曇野情報へ
本文検索キーワード
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR