スノーシューの穴場でクロカン&かんじきを満喫!
大町にスノーシューの穴場がある、という噂を聞いて、雪の降った翌日、出かけてみることにしました。
場所は仁科三湖のひとつ、木崎湖の東側の山中で、大町市美麻地区の「中山高原」というスキー場の跡地。
里の家からクルマで40分。古民家から30分ほど。軽ワゴン車にスノーシューと橇(かんじき)、クロスカントリー用のスキー板を積んで走ると、県道沿いに「中山高原」の看板が見えてきました。
奥行きが相当ありそうな裸の山の斜面に、雪がたっぷり積もっています。
県道に面した手前の一帯が駐車場らしいのですが、雪を被った除雪車と雪上車のほかには、クルマ1台、見当たりません。
除雪車の横に駐車して、スノーブーツの上から新品の橇を装着しました。たしかこの橇、3年ほど前にネット通販で2000円ぐらいで購入したものですが、暖冬続きでこれまで使う機会がありませんでした。
一方こちらは今年買ったばかりのスノーシュー。橇の10倍ぐらいのお値段がしますが、靴に取り付けるのが簡単なだけで、機能的には橇とさほど変わりません。
ストックをついて雪原の真ん中を歩き始めました。
あたりに人の気配はありません。本当にまっさらな新雪を踏みしめ、踏みしめして先へ進みます。
気温は零下1度。日差しは温かですが、空気が冷え冷えしていて、ほとんど汗を掻きません。
足跡をつけるのがもったいないような、さらさらの粉雪が雪見大福のように積もっています。広々としたすり鉢状の広場を私たちで独り占めしちゃうのは、何となく気がひけます。
雪原を突っ切り、林道に分け入りました。林の中を歩くこと30分。突然、行く手の丘からスキーウエアを着た若い男性が一人、姿を見せました。
ストックをシャカシャカと振りながら、ものすごい速さで丘を駆け下りてきます。どうやらスキーではなく、スノーシューで“全力疾走”しているようです。
スキーヤーの自主トレでしょうか?男性は私たちに目もくれず、ものすごい雪煙を残して目の前を走り抜けると、次の丘に向かってみるみる遠ざかっていきました。
それっきり、人っ子一人、タヌキ一匹現れず、黙々と歩き続けました。
それなりにアップダウンのある丘の斜面を上り下りすること1時間あまり。結局、すれ違ったのはこの一人だけでした。
丘の向こうには北アルプスの山々が雪の壁を作っていて、なかなかの眺望です。
しーんと静まりかえった雪原を心ゆくまで散策しました。
クルマに戻って後片付けをしていると、軽トラが1台やってきて年配のオジサンが使い込んだクロカンのスキー板を荷台から下ろしています。
声をかけると、大町在住のクロカン愛好家(80歳)でした。
スキー場が潰れてからというもの、ここには地元の人が滑りに来ることはほとんどなくなり、寂れきっているんだそうです。
しかしオジサンにとってはまさに別天地で、冬場は毎日のように訪れ、クロカン三昧なんだとか。
どうやら地元民にも忘れられた穴場のようです。これは良い場所を知りました。お勧めです。
場所は仁科三湖のひとつ、木崎湖の東側の山中で、大町市美麻地区の「中山高原」というスキー場の跡地。
里の家からクルマで40分。古民家から30分ほど。軽ワゴン車にスノーシューと橇(かんじき)、クロスカントリー用のスキー板を積んで走ると、県道沿いに「中山高原」の看板が見えてきました。
奥行きが相当ありそうな裸の山の斜面に、雪がたっぷり積もっています。
県道に面した手前の一帯が駐車場らしいのですが、雪を被った除雪車と雪上車のほかには、クルマ1台、見当たりません。
除雪車の横に駐車して、スノーブーツの上から新品の橇を装着しました。たしかこの橇、3年ほど前にネット通販で2000円ぐらいで購入したものですが、暖冬続きでこれまで使う機会がありませんでした。
一方こちらは今年買ったばかりのスノーシュー。橇の10倍ぐらいのお値段がしますが、靴に取り付けるのが簡単なだけで、機能的には橇とさほど変わりません。
ストックをついて雪原の真ん中を歩き始めました。
あたりに人の気配はありません。本当にまっさらな新雪を踏みしめ、踏みしめして先へ進みます。
気温は零下1度。日差しは温かですが、空気が冷え冷えしていて、ほとんど汗を掻きません。
足跡をつけるのがもったいないような、さらさらの粉雪が雪見大福のように積もっています。広々としたすり鉢状の広場を私たちで独り占めしちゃうのは、何となく気がひけます。
雪原を突っ切り、林道に分け入りました。林の中を歩くこと30分。突然、行く手の丘からスキーウエアを着た若い男性が一人、姿を見せました。
ストックをシャカシャカと振りながら、ものすごい速さで丘を駆け下りてきます。どうやらスキーではなく、スノーシューで“全力疾走”しているようです。
スキーヤーの自主トレでしょうか?男性は私たちに目もくれず、ものすごい雪煙を残して目の前を走り抜けると、次の丘に向かってみるみる遠ざかっていきました。
それっきり、人っ子一人、タヌキ一匹現れず、黙々と歩き続けました。
それなりにアップダウンのある丘の斜面を上り下りすること1時間あまり。結局、すれ違ったのはこの一人だけでした。
丘の向こうには北アルプスの山々が雪の壁を作っていて、なかなかの眺望です。
しーんと静まりかえった雪原を心ゆくまで散策しました。
クルマに戻って後片付けをしていると、軽トラが1台やってきて年配のオジサンが使い込んだクロカンのスキー板を荷台から下ろしています。
声をかけると、大町在住のクロカン愛好家(80歳)でした。
スキー場が潰れてからというもの、ここには地元の人が滑りに来ることはほとんどなくなり、寂れきっているんだそうです。
しかしオジサンにとってはまさに別天地で、冬場は毎日のように訪れ、クロカン三昧なんだとか。
どうやら地元民にも忘れられた穴場のようです。これは良い場所を知りました。お勧めです。
中山高原