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干し柿と熟し柿...同じ柿なのにこの差が気になる

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 食べきれないほど実ってしまった庭の柿を吊して作った“熟し柿”
→食べても食べても減らない渋柿。最後の手段で「熟し柿」に。
)が、触るとプニュリ。ちょうど食べ頃になりました。

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 すでに干し柿もたくさん干し上がっていて、この頃、我が家のデザートは柿ざんまいです。

 面白いのは、この熟し柿と干し柿、同じ渋柿由来なのに見た目が大きく異なります。

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 熟し柿は、いわば柿の実が“腐る過程”でほどよく柔らかくなったものですから、柿の姿形を留めています。

 一方の干し柿は、茶色くシワシワに萎んでしまって、ルックス的には相当、劣後した印象です。

 外見だけではありません。食べ物としても風味がまるっきり別物なんですね。

 ご存じのように干し柿は、外が固くて中しっとり。乾燥度合いにもよりますが、外側のゴワッとしたところを噛みしめると、柔らかい果肉に到達します。硬から軟へのグラデーションが味わいどころですよね。

 その点、熟し柿はまったく違います。薄い皮を剥くと、中身はジェル状になった柿の実がトロ~リトロトロ。スプーンですくって頬張ると、まさにジャムなんです。香りはほとんどしませんが、何とも言えない濃厚な甘みが口腔に染み渡ります。

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 考えてみれば不思議です。渋柿を寒風と天日に曝しておく点では、どちらもまったく同じ製造プロセス。なのに外皮を剥いて干すかそのまま干すかの差だけで、できあがりがこれほど違ってくるとは。

 渋柿って、なかなか奥深い食材なんですね。


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テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報

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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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