朝霜とビーバームーンと半影月食
11月30日の早朝。薄ら寒くて目を覚ますと、畑に一面、霜が降りていました。
天窓も縁が楕円形に凍っています。
ベランダの寒暖計はマイナス1度。冬の朝の到来です。
日中は曇り空に晴れ間も見えて、一時、気温が11度ぐらいまで上がりましたが、夕闇の訪れとともに急降下。空気がキンキンに冷えています。
東山の稜線から特大の満月が上ってきました。この時期の満月は「ビーバームーン」というんだそうです。
ビーバームーンはするすると空高くに位置を変え、そのうち左上の半分ほどが少し陰ったように暗くなりました。
じつはこれ、「半影月食(はんえいげっしょく)」という現象なんだとか。
半影月食とは、地球の影に月が半分隠れた状態のこと。本物の月食のように月が欠けて見えるのではなく、一部にグラデーションがかかったような感じで少し暗くなるんだそうです。
18時43分頃が「食の最大」と聞いてカメラのシャッターを切りました。
たしかに右上から左下にかけて月の上半分が、うっすら陰っているように見えなくもありません。
とは言え、かなり地味な天体ショーですね。寒さに負けて早々に室内に逃げ込みました。