fc2ブログ

おらが町にワイナリー誕生!「ドメーヌ弘樹」に行ってきました

2020072201.jpg

 私たちの古民家がある池田町は、近年、ワイン用のブドウ産地として全国的に注目されています。

 ちょうど10年前、サッポロビールが桑畑の跡地を町と共同開発し、自社畑としてブドウの苗を育て始めました。

 そのブドウで醸造されたワインが「グランポレール 安曇野池田ヴィンヤード」のブランド名で販売されると、国内外の賞をつぎつぎに獲得。池田町は高級ワインの原産地としてワイン愛好家に知られるようになりました。

 「グランポレール 安曇野池田ヴィンヤード」は安いものでも5000円以上します。ちょい飲みには贅沢過ぎるので、我が家ではふるさと納税の景品として年に一度、手に入れて、ハレの日にありがたく賞味することにしています。

 そんな良質のブドウ畑が山の南西斜面に点在する池田町ですが、これまで収穫されたブドウは他所に運ばれてワインに加工されていました。というのも、地元にワイナリーがなかったからです。

 要は単なるブドウの産地に過ぎなかったわけで、残念ながら観光資源にはなりそこねていたんですね。

 ところが今年7月、大手メーカーの契約農家として11年前からブドウの栽培を手がけてきた横山弘樹さんという元・農協の営農技術員の方が、池田町初の本格的なワイナリー「ドメーヌ弘樹」を自前で建設。今秋からワインの醸造を開始するというニュースが飛び込んできました。

2020072202.jpg

 これは見に行くっきゃない! というわけで、オープン直後の週末、東山のブドウ畑に囲まれた真新しいワイナリーを訪ねました。

2020072203.jpg

 木造平屋約250平方メートルの建物は、手前が売店、奥が醸造室になっています。

 売店では、今のところ自家醸造したワインがないため、自社の畑で収穫したブドウを近郊のワイナリーに委託して醸造したものをテイスティング&販売しています。

2020072204.jpg

 私たちは「DOMAINE HIROKI カベルネ・ソーヴィニヨン 2019」と「高瀬川メルロー 樽熟成2018」を30ccずつテイスティング。

2020072206.jpg

 やわらかくて丸みを帯びたメルロー100%の「高瀬川~」(2700円)が美味しく、お土産に1本、買わせていただきました。

 ちなみにこのワインは、安曇野の真ん中を流れる高瀬川のほとりの畑で獲れたブドウを、安曇野市にある安曇野ワイナリーに委託して作ったものだそうです。

2020072207.jpg

 試飲後、工場を特別に内覧させてただきました。

 イタリア製の発酵用ステンレスタンクがずらり17基並んだ醸造室は、稼働前だけあってピッカピカ。タンクは大中小の3サイズあります。ブドウの種類と収穫量に応じてタンクを使い分けるのだそうです。

2020072209.jpg

 こちらはホワイトオークでできた新品のワイン樽。1樽でおよそボトル300本分のワインを寝かすことができます。

2020072212.jpg

 高級ワインはこの樽に詰め、毎日テイスティングしながら味が整ったところで取り出してビン詰めします。

 樽のお値段は15~20万円で、使い回しは最大5回が限界だそうです。

 ビニールを被ったこの機械はビン詰め機

2020072210.jpg

 そしてこれがコルク栓をビンに押し込む装置。大手のワインメーカーでは全自動の流れ作業で行いますが、こちらでは1本1本、手作業で詰めていくそうです。

2020072211.jpg

 来春には白が、来年秋には赤が完成予定で、年間1万3500~1万5000本の生産をめざすとのこと。

 ブドウの栽培から醸造、販売までを社長以下4人でスタートする「ドメーヌ弘樹」。安曇野に新しい観光名所が誕生しました。

 来年の1号ワインのテイスティングが今から待ち切れません!

2020072208.jpg


【ドメーヌ弘樹】
営業時間:土日・祝日の10~17時




人気ブログランキングへ  にほんブログ村 ライフスタイルブログ 古民家暮らしへ  にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 安曇野情報へ  
ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。



  


テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

もっと調べてね。

> 私たちの古民家がある池田町は、近年、ワイン用のブドウ産地として全国的に注
目されています。

いいえ、信州ワインバレー構想 というのがありまして単にそれに乗っかっているだけで、
長野県が宣伝しているからです。ワインだけで言えば北海道の池田町の方が100倍も有名です。
 県が後押しをしていて県内各地区のネットワークがあるのです。
 長野県の池田町なんぞ下の下の下、番外篇にもありませんよ。まぁ下のリンクを見て下さい。

ワインバレー
http://www.nagano-wine.jp/winery/

ネットワーク
https://www.winegrapes-nagano.net/

ウンチク垂れるならここを全て見て下さい。
http://www.nagano-wine.jp/
下の下の下
http://www.nagano-wine.jp/charm/winery.php


>そのブドウで醸造されたワインが「グランポレール 安曇野池田ヴィンヤード」のブ
ランド名で販売されると、国内外の賞をつぎつぎに獲得。池田町は高級ワインの原産
地としてワイン愛好家に知られるようになりました。

いいえ、サッポロのブランドと、宣伝力「有名タレントを起用した」によって名が
知れただけで、値段が上がっただけのこと。その割に味は比例していません。


>そんな良質のブドウ畑が山の南西斜面に点在する池田町ですが、
んん? 畑があるのは町の南東で、葡萄にとって日当たりがよいのは 南から西日が
当たるところです。


>収穫されたブドウは他所に運ばれてワインに加工されていました
サッポロの畑でとれた葡萄は山梨県の勝沼工場です。


>高瀬川のほとりの畑で獲れたブドウ
んん? ほとりにネコの額ほどの葡萄畑、ごく少量しかとれていないはずです、
ちょっと怪しいな。
https://www.google.co.jp/maps/@36.4037031,137.8722166,3a,37.7y,109.68h,81.84t/data=!3m6!1e1!3m4!1sZXlyJCQhCDoPMij_ww2KGQ!2e0!7i13312!8i6656


>安曇野の真ん中を流れる高瀬川のほとり
いやー、池田松川地区の真ん中なら解りますが、安曇野の真ん中は万水川ではないですか?


そういえば、3月の町長選で、立候補した新人のおばちゃんが「これからワインは売れなくなるので、規模縮小」と方針演説で
言っていましたがどうなるのでしょうかね? 只、池田自体、アルコールの特区を取得しましたからさらにワイナリーは増えるでしょう。
つまり、日本酒の造り酒屋のように規模の小さいワイナリーが出来て、○○さん家のワイン という地酒ならぬ地ワインが出来ることは
間違いありません。 固定客が付けばワイン屋としても十分食っていけるだけの収益はありますから。
プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ブログランキング
ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 古民家暮らしへ

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 安曇野情報へ
本文検索キーワード
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR