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加工は面倒。だけどおいしいグーズベリーのジャム!

 里の庭のベリー類がつぎつぎに実を付けています。

 レッドカラントブラックカラント。どちらもジャムにするとおいしい実です。

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 今年はラズベリーも少し収穫できました。

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 そしてこちらがグーズベリー。最初は透明な黄緑色をしていますが、熟れてくるにつれだんだん葡萄色に変わります。

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 青いうちは酸味が強く、他のベリーをジャムに加工する際に適量混ぜると味が引き締まります。我が家ではレモンの代用品として重宝しています。

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 一方、熟した実は生で食べることができますが、ブルーベリーに比べると風味が乏しく、なんだかボンヤリした味です。

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 去年もグーズベリー単体でジャムを作ってみましたが、パッとしないと言いましょうか、目隠しして食べたら何のジャムだがさっぱりわからないだろうな、と思います。

 そんなグーズベリーが今年もたくさん採れてしまいました。

 「しまいました」と言うのにはわけがあって、じつはこの実、加工のプロセスが面倒なんですね。

 ご覧のとおり片側に果柄(かへい)とか果梗(かこう)と呼ばれるがあり、反対側に花の跡が付いています。

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 枝から実を手摘みすると、かならずこの2つが対角線上にくっついて来るんです。軸はともかく、普通、花の跡は実が成熟するにつれて自然に落ちてしまうものですが、なぜかグーズベリーの場合、収穫後もしっかり実にへばりついたまま。

 実を食べるには、この二つの突起物を指で挟んでプチプチ抜き取らなければいけないんです。

 カゴに盛ったグーズベリーの実を一粒ずつプチプチやっていると、そのうち指先がしびれてきます。特に花の跡は小さく、爪と爪の間に挟み込むようにして指先に力を入れ、キュッと引き抜かないといけません。

 大しておいしくないわりに手間だけはかかるので、採ったはいいがそのまんま放置…てなこともしばしばです。

 そんな厄介者のグーズベリーを、見違えるほどおいしく大変身させるレシピがあると聞いて、おっかなびっくり試してみました。

 グーズベリーとオレンジのミックスジャムです。

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 庭で採れたグーズベリーの実1.3キロを2時間ほど砂糖漬けにしてから、オレンジ2個の皮を摺り下ろし、搾った果汁とともに混ぜ合わせます。

 ホワイトキュラソーを少々垂らして香り付け。

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 あとは鍋でコトコト加熱するだけ。ほどよくトロみが出てきたところで火を止めてできあがり。

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 十分冷まして味見すると…なんと!マーマレードより酸味と甘味が強い、絶品のジャムができあがりました。

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 青い実と熟した実の両方で作ってみたところ、若いほうはオレンジの色が強く出て、熟したほうはグーズベリー本来の色に仕上がりました。

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 でも味にはそれほど差がありません。どちらも、オレンジとグーズベリーのバランスが絶妙にとれた、至福のハイブリッド・ジャムです。

 こんな素敵なご褒美にありつけるんだったら、軸と花の跡をプチプチするぐらい、どおってことありません。明日もがんばるぞ。


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テーマ : 信州
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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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