野良作業の救世主!運搬用クローラはえらい!
畑の石や薪運びのために、キャタピラー状の“足”というかゴム製の帯の付いた運搬用クローラを購入して3ヶ月。いやぁ、便利なんですね、これが。
どんな凸凹だろうがグチャグチャの悪路だろうが、お構いなしにズンズン進んでくれます。
操作も簡単で、エンジンをかけて走行レバーを前進/後退のどちらかに入れ、クラッチをつなぐだけ。
あとはアクセルレバーを高低させて速度を調整します。
自動車と同じガソリンエンジンを積んでいますが、半クラッチにしてすこしずつギアをつないでいく...みたいなデリケートな操作は一切必要ありません。
アクセルをアイドリング状態に戻してクラッチレバーをバン!と入れれば、ガクンという軽く身震いとともにすぐに動き出します。
一応、ギアはハイとローの二段変速になっています。空荷で移動する時には、ギアをハイに入れてフルスロットルで運転すると、ちょうど早足で歩くぐらいのスピードになります。
畑から掘り起こした石をはじめ薪、剪定した庭木の枝、畑から出た支柱などの廃材、そしてガーデニング用の土...荷台にてんこ盛りにしても、ものすごいトルクで路面を踏みしめて運んでくれます。
面白いのは、ハンドルというか持ち手のバーの左右に付いているレバー。これ、どう見たって自転車のブレーキレバーですけど、取説にはサイドクラッチレバーと書いてあります。じつはグッと握ると左右それぞれのクローラの動きが止まって、そちらの方向へ車体が曲がるんです。
機能としてはクルマのステアリングみたいな役割なんですね。こいつをちょこちょこ切ったりつないだりすることで、縦横無尽に移動します。
土砂などの積み荷を降ろす際には、荷台を斜めに持ち上げて(ダンプさせて)、つっかえ棒で固定。荷台の縁(「あおり」と言うんでしょうか)がスライド式になっているので、固定ボルトを緩めてあおりを広げ、できた隙間からザザッと地面に掻き出したりもできます。
いやぁ、助かります。足腰を痛めずにどんなに重いものだって楽々、運べちゃうんですから。
これは野良仕事の救世主?かもしれません。