安曇野の庭に<安曇野>が咲きました!
昨年の夏。オープンガーデンでお邪魔したお宅の庭先に咲き乱れていた小さなピンク色の一重のバラ。
叶姉妹(古い!)のようなどぎつい改良種が多いバラ業界にあって、和風といいましょうか、楚々とした佇まいに私たちは心惹かれました。
その名も<安曇野>という国産のバラです。お庭のご主人の好意で小枝を10本ほどカットさせていただき、赤玉土に挿して苗に育てました。
秋になって庭のあちこちに植えてみたら、耐寒性に優れているとの噂どおり枯れることなく冬を越してくれました。
そして数日前。いちばん日当たりの良い場所に植えた1本が最初の花を咲かせたんです。
背丈は地面から20センチあまり。横の広がりがようやく30センチぐらいに達したでしょうか。よちよち歩きの子供ぐらいのミニサイズです。
にもかかわらず、ちゃ~んと開花してくれました。
先端が濃いピンク色の花びらは、付け根に向かうにつれ白く色が抜けていきます。
花の内部には濃厚な黄色のおしべが密集していて、ピンクと白、黄のコントラストが鮮やかです。
まだ香りはしませんが、たった1年でここまで育つとは。さすが安曇野という名前だけあって、この土地にぴったりの品種なのでしょう。
大きく育ってくれるのが楽しみです。