道の左右で季節がせめぎ合っています
安曇野の長い長い一本道を歩いていたら、道の左右で景色が微妙に違っていることに気づきました。
正面が北です。向かって左側に壁のように聳えているのが北アルプス。そして右側が、地元で「東山」と呼ばれる標高1000メートル以下の山々です。
安曇野は、この左右ふたつの山並みに挟まれた平野部に広がっています。
北アルプスは、早くも上半分が雪を被って冬の装いです。一方の東山は、紅葉の最後っ屁がわずかに残っていて、まだ見た目にも幾分ぬくもりが感じられます。
道の左右で冬と秋がせめぎ合っているようです。