ヨーグルトメーカーで地元産の納豆増殖中!
発酵食品が大好物の我が家では、ヨーグルトメーカーが大活躍しています。
TANICAという専門メーカーの電気式ヨーグルトメーカーを10年以上使っています。丈夫で長持ち。大変、重宝しています。
もっぱら甘酒とヨーグルト作りに利用していますが、最近、ふと「納豆もいけるんじゃないか?」と思ったんですね。
ここ長野県には「道祖神納豆」という地元産の美味しい納豆が売られています。
なんと平成24年度の農林大臣賞にも輝いた実力派で、私たちも愛食しているんですが、どうせならこれを“自家増殖”できないか、と考えたわけです。
さっそく近くの直売所で地元産の大豆を300グラム買ってきて、半日水に浸してから圧力釜で煮てみました。
指先でつまんでクニャッと潰れるぐらいに柔らかくなったところで、消毒したヨーグルトメーカーの内容器に大豆を移し、そこに「道祖神納豆」を4分の1パック、混ぜます。
45度ぐらいに冷ましてから本体の口に薄い布を被せ、少しずらしたフタを載せました。
あとはタイマーを24時間にセット。45度にキープして待つだけ。完成後、冷蔵庫で2日ほど寝かすと、豆の奥まで発酵が進んで旨味が増すんだそうです。
で、その通りに冷蔵庫に安置して、おいしくなるのを待ちました。
翌々日。初の自家製・道祖神納豆が完成しました。
オリジナルの豆に比べて、直売店で売っている大豆は2.5倍ぐらいの大きさ。市販の納豆でいうと大粒のそのまた大粒ぐらいのジャンボサイズです。
箸で混ぜ混ぜすると、納豆臭が周囲に拡散します。糸も太めで、なんだか野趣に富んだ元祖納豆って感じです。
恐る恐る口に含み、一噛み二噛み。ふわっと適度に柔らかく、熱々ご飯との相性は抜群です。
よく噛んで飲み込む寸前、
ツ~ン!!!
喉の奥から強烈な納豆臭がこみ上げてきました。
おお!これは激しい!激しいがおいしい!
最早、オリジナルの「道祖神納豆」とはかけ離れた、別次元の発酵食品です。
きっと、藁苞(わらづと)に茹でた大豆を包んで発酵させていた昔の納豆は、こんな味がしたのでしょう。
完全に病みつきになってしまいました。