イワタニの極小バーナーとカップヌードル&モンカフェがあれば、どこでもキャンピング!
抜けるような青空が天高く続く安曇野。用もないのにフラフラと出かけたくなります。
朝、小さなリュックを握ってクルマに飛び乗り、気の赴くまま、近間の里山や河川敷へ。そこを起点に足が疲れるまでウォーキングするのが楽しみです。
リュックの中身は水とランチパック…と言っても、私たちのランチパックは携行ガスバーナーとガス缶、ケトルにカップラーメン、それにドリップコーヒーのモンカフェ。
たったこれだけですが、野原のど真ん中にいても温かい昼食と熱いコーヒーを楽しむことができるんですね。
以前はセラミック製のマグカップだの折りたたみ式のフォークやナイフだのをゴテゴテ持ち歩いたものですが、重いしかさばるし、置き忘れて帰ってしまったりするしで、軽量第一のウォーキングには不向きでした。
時とともに一つ減り、二つ減りして、気が付くと現在のミニマムな構成に落ち着いていたんです。
何より便利なのが、こちらの「ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
ムダなものを全部削ぎ落とした結果、バーナーの心臓部に脚と五徳(ごとく)を取り付けただけの、究極の“断捨離フォルム”になってしまったメカニカルな製品です。
頑丈なプラスティック製のケースから取り出して五徳と脚を開き、ガス缶を装着すれば、高熱効率バーナーのできあがり。
一見、ひ弱な外観ですが、最大発熱量が2,300kcal/hもあって、メーカーによれば1リットルの水が4分で沸騰するそうです。
五徳が風防を兼用しているので、多少の風でも火は吹き消えません。
10年以上前、キャンピングカーで古民家物件を物色しながら信州一円を旅していた頃に購入しました。
当時たしか3000円ぐらいだったと思いますが、最近、ネットで調べたら4000円弱で、まったく同型の新品が絶賛販売中でした。自信をもってお勧めできるアウトドアの逸品です。
で、こちらのアルミのケトルは、もともとパーコレータだったのですが、どんなに工夫してもまずいコーヒーしかできないので、今は中にジュニアコンパクトバーナーを入れて持ち歩いています。
一方、食材はカップヌードルとモンカフェです。
湯を沸かしてカップヌードルを食べ、空になった容器の脂をウェットティッシュできれいに拭ったら、モンカフェを乗せて熱湯を垂らす…蒸らしながら少しずつお湯を足していくと、そこそこおいしいドリップコーヒーが入ります。
カップヌードルの容器は、コンビニのホットコーヒーを二回り大きくしたぐらいなので、ちょっと持ちづらいですけど十分、役には立ちます。
何よりマグカップと違って中身を食べたら紙並みに軽くなるので、便利なことこの上ありません。
コーヒーを注いだところは何だかラーメンの残り汁みたいで冴えませんが、それもまあご愛敬。
安曇野の素晴らしい秋空を見上げながら、食後のカップヌードルの残り汁…もといホットコーヒーを味わうのは、なかなかオツなものです。