塩尻・桔梗ヶ原のワイナリーをダラダラ試飲して散策!
安曇野から40分ほど一直線に南に下ると、塩尻市の桔梗ヶ原に出ます。
ここは信州屈指のワインの里。大小いくつものワイナリーが、ブドウ畑に囲まれて点在しています。
国産ワインはチリ産やオーストラリア産に比べると割高なイメージがありますが、桔梗ヶ原のワインは比較的リーズナブルなお値段で近所のスーパーにも当たり前に並んでいます。
種類も豊富です。甘口から辛口まで、ライトボディからフルボディまで、各種揃っていて、“普段飲み”にうってつけの安心ブランドなんですね。
そんなわけで先日、桔梗ヶ原のワイナリーめぐりをしてきました。
私たちのお目当ては買い出しを兼ねての試飲。少々、面倒ではありましたがJRを乗り継いで塩尻駅に降り立ちました。
桔梗ヶ原は、駅の西側=寂れたほうに広がっています。
スマホのGoogle Mapを頼りに人っ子一人いない駅前の道を歩き出しました。
駅を背に一直線に伸びる歩道には、藤棚ならぬブドウ棚がずらりと並んでいます。ちょうど収穫期で、大きなブドウの実がたわわに実っています。
ブドウの甘い匂いに包まれてその下を歩いて行くと、つぎつぎにブドウ畑が見えてきました。
こちらはメルシャンのブドウ畑。一面のブドウ棚がはるか彼方まで続いています。
ゆるやかな台地を20分ほど歩き、最初に到着したのが井筒ワインの工場でした。
一般客向けの売店が併設されていて、玄関をくぐると天井近くまでボトルが並んでいます。
広いテーブルには試飲用のプラスチックのカップ。壁際の冷蔵庫に赤、白、ロゼの各種ワインが冷やしてあります。
好みのボトルを冷蔵庫から取り出して自分で注いでテイスティング。メルロー、コンコードなど品種名を見ながら、一杯また一杯と味わうことができます。
次いで井筒ワインの向かいに建つ五一(ごいち)ワインへ。こちらにも小ぢんまりしたショップがあり、同じように試飲して、ひとまず2本購入しました。
五一ワインからさらに15分ほどゆるい坂を下っていくと、信濃ワインの工場が見えてきました。
カウンターに女性が2名立って、希望のワインを振る舞ってくれます。数種類を試飲し、1本購入しました。
気が付くと、塩尻駅から3キロほど来てしまいましたが、市が運営するシャトルバスが周辺のワイナリーを順番に回っているんですね。しかもありがたいことに無料なんです。
まだまだ飲み足りない気持ちを抑えて、信濃ワインの前からシャトルバスに乗り、塩尻駅まで戻りました。
駅前の売店でさらにボトルを買い足して、夕方、電車に揺られ安曇野へ。
ほろ酔い気分のお気楽なワイナリーめぐりでした。