日曜日。3年ぶりに開催された「安曇野花火」を自宅の窓辺で楽しみました。
会場の
明科御宝田遊水池は、我が家から直線距離にして9キロほど。東の窓から眺めると、ちょうど真正面に花火が打ち上がるんですね。
午後7時のスタートに備えて冷えた
ビール、お隣から頂いた
枝豆、畑から採ってきた
キュウリを用意しました。
事前の情報では、コロナ対策のため規模を縮小して開催に漕ぎ着けたとのことです。主催者のみなさんの並々ならぬ努力あっての花火大会ということで、いやが上にも期待が高まります。
7時の時報と共に号砲が鳴りました。さあ、いよいよだぞ! 窓のこちらではビールのプルトップを開けて乾杯です。
「枝豆にビールに花火。最高の夏だなぁ~」などと浮かれて飲み食いを始めたのですが、あれ?…花火が上がりません。
5分、10分。待てど暮せど安曇野の夜空に光の大輪は咲きません。
お偉いさんの挨拶が続いているのかなぁ、と待っていたら、東山のやや北の方角が明るくなり、花火の打ち上がるドンドンとという音が響いてきました。
見ると山の尾根の向こう側から、花火の上3分の1ぐらいが覗いています(白い◯印の中)。見た目は直径3センチぐらい。かなり遠くで上げているらしいのですが、きっちり午後7時にスタートしてコンスタントに大玉が“開花”しています。
方や正面の御宝田遊水池はと言うと…相変わらず暗闇に沈んだまま。
「あれぇ、どうしたんだろう?」「感染者の急増で取りやめになったのかな?」
などと話しているうち、遂にドド~ン!…最初の一発が上がりました。
開始予定時刻を15分過ぎての遅いスタートです。
それから大玉が後から後へ、夜空に連打で放たれました…と言いたいところですが、実際のところは、
ド~ン!……パ~ン!……パリパリパリ………………(約1分間)………………ド~ン!……パ~ン!……パリパリパリ
てな感じで散発的に打ち上がります。微妙に間が持たず、花火が消えたあとの闇夜が強調されてしまうんですね。
終了予定の午後8時が近づくにつれ、次第に間隔が詰まってきてフィナーレは豪華絢爛に4尺の乱れ打ち…となるのを期待していたんですが、さにあらず。
ご覧のようなやや小ぶりな玉が連続していくつかバンバンバンと打ち上がったかな、と見るうちに、ふいに爆音が止んであっけなく終わってしまいました。
しかも終了したのは8時10分前。正味35分間ほどの短い花火大会でした。
一方、東山の向こうではフィナーレに向かって大小さまざまな光の華が派手に咲き乱れ、午後8時きっかりに終了しました。
後で調べたら、山の彼方の花火は
「聖高原納涼煙火大会」でした。単純に比較はできませんが、間のとり方は聖高原のほうが上手かったように思います。
近くの花火より遠くの花火のほうが頼りになる…のかな?
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テーマ : 信州
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