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破竹の勢いでハチクを採って水煮にしました

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 今年も梅雨入りを待っていたかのようにハチクのタケノコがニョキニョキ。古民家の庭を占拠しかねない勢いでつぎつぎに顔を出します。

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 放っておくとたちまち青竹に生長してしまうので、目に付いたら刈るようにしています。

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 収穫カゴ片手に30分ほど歩き回って採れたのが、こちら。ずっしり持ち重りがします。
 皮を剥いて鍋に入るサイズに切り揃えました。

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 少し大きくなったタケノコは下のほうが青々としていますが、水煮にすれば十分食べられる柔らかさ。

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 生食できるぐらい新鮮なので、真水を沸かして10分ぐらい煮れば下ごしらえ完了です。

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 翌日、豆板醤を加えて少しピリ辛味のメンマにしてみました。お、こいつはかなり美味なり。

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 酒の肴にもご飯のおかずにもピッタリです。


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安曇野に今年も咲いた<安曇野>

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 3年前、オープンガーデンでお邪魔したお宅の庭先に咲き乱れていた小さなピンクのバラ<安曇野>。楚々とした一重の佇まいに心惹かれ、小枝を10本ほどカットして頂いて帰りました。

 挿し木して苗を育て庭に植えたところ、翌年の梅雨時に初めて花を付けました。当時の背丈はわずか20センチあまり。でも、たった1年でしっかり開花してくれたのには感激しました。

 それから2年が経ち、10本の苗はそれぞれ1メートルほどの立派な株に成長しました。

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 花数も目に見えて増え、特にこの1年は株としてのボリューム感が急にアップしたように見えます。

 耐寒性が強いという触れ込みの栽培種の中には、安曇野の冬に負けてあっけなく枯れてしまうものも少なくありません。

 その点、<安曇野>は北アルプスの寒冷な気候に最適化していて、年々、確実に生長を続けています。

 <安曇野>を作出したのは、ローズ・ブリーダーの小野寺 透さんです。1968年、<のぞみ>という小さな枝垂れバラで育種家デビューを飾りました。

 <のぞみ>は海外でも広く愛好され、交配親としてもその後、多くのバラの誕生に使われました。

 ちなみに<のぞみ>とは、太平洋戦争で幼くして亡くなった小野寺さんの姪のお名前。平和への願いを込めた入魂の作品だったのです。

 それから15年後の1983年、恐らくはローズ・ブリーダーとして円熟期を迎えていた小野寺さんが世に送り出したのが<安曇野>。デビュー作<のぞみ>を彷彿とさせる和風のバラでした。

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 一季咲きのつるバラで、小ぶりな枝に明るいピンク色の花をたくさん付けます。

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 一輪の大きさは2.5センチほど。花弁の先は濃いピンクですが、花芯に向かって色が抜けていきます。そして中心付近の白い花びらをバックに、鮮やかな黄色の蕊(しべ)がちまちまとまとまっています。

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 <マリー・アントワネット>や<イングリッド・バーグマン>などの大輪で華麗な西洋バラに比べると、いかにも淡白で和風な印象です。

 そしてごく控えめな香り。

 争いを避け、和を貴ぶ日本人の心情に響く<安曇野>は、ローズ・ブリーダー小野寺さんの平和への想いを今なお伝えているようです。

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大粒の南高実は梅干しに。痩せた庭先の実は?

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 大粒の梅の実を笊いっぱい収穫しました。

 ...と言いたいところですが、じつはこれ、近所のスーパーで買ってきた和歌山産の南高梅。

 「さしす梅干し」を作るために完熟した実を選んで買いました。

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 さしす梅干しとは、完熟の実を「さ(砂糖)・し(塩)・す(酢)」で漬けて干したもの。

 ほんのり甘くて食べやすく、残った梅酢は調味料として活用します。

 本当は庭の梅の実で作りたかったんですけど、満足に手入れをしてこなかったせいで小粒な上に、あちこち虫に食われてしまいました。

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 プロが作った南高梅とは、まさに月とスッポン。贔屓目にも見劣りがします。

 とはいえ無農薬で安全であることは間違いないので、こちらは砂糖漬けにでもしようかな…と思っています。

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矢車菊は愛でることなかれ?

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 休耕畑に矢車菊(ヤグルマギク)が咲き乱れています。

 少し離れたところから見るとモネの風景画のよう。日本人好みの淡い色彩が遠くまで延々と続いています。

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「きれいですねぇ」写真を撮りながら思わず呟いたら、隣を歩いていた地元の知人から、

「農家さんにきれいだ、なんて言ったら怒られるよ」とたしなめられました。

 矢車菊はこぼれ種が田畑にどんどん拡散して雑草化してしまうんだとか。

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 特に近年、安曇野周辺では麦畑が侵食されて、農家さんは収穫減に悩まされているそうです。

 矢車菊を愛でる時はこっそりと。それが肝心なようです。

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雑草と呼ぶなかれ。クサノオウは危険な立ち姿

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 ゴールデンウイークの後半、柿の木の足元に黄色の鮮やかな花が群生して咲き始めました。

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 スッと直立した茎のてっぺんに、ピンと張った山吹色の花弁が4枚、水平近くまで開いています。

 地面から50~80センチぐらいの位置に揃って咲くので、遠くからでも目に付きます。

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 黄緑色をした雌しべの軸がニョロリと曲がって突き出しているのが、少し変わった感じです。

 雑草にしては印象が強いのでスマホで撮影して画像検索してみたら、クサノオウという野草でした。

 開花期が5~7月と長く、その間、咲き続けるそうです。入梅した現在も、黄色い花を絶やしません。

 葉や茎を傷つけると黄色の乳液が滲み出してきます。

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 じつはこの汁の中に有毒なアルカイド成分が含まれていて、触ると皮膚炎を起こしたり、誤って口にすると呼吸が麻痺して昏睡状態に陥ったりするんだとか。

 立派な毒草ですが、古くから漢方の材料として水虫薬、外傷薬、消炎剤、鎮痛剤に用いられてきたようです。

 名前の由来は、傷つけると黄色の乳汁を出すので「草の黃(くさのおう)」とも、薬草の王様だから「草の王(くさのおう)」だとも。

 古来、強烈な成分をもつ野草として知られていたのでしょう。

 クサノオウはケシ科の仲間で、毒成分のケリドニンにはケシから採取されるモルヒネに似た中枢神経抑制作用があるんだとか。

 ちょっと物騒な植物ではありますが、きれいに咲いているので刈払機の歯が当たらないように守ってやろうと思います。

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薪置場が不足して急遽、ログラックを新調しました

 家の外れの林で枯死した老木を倒しました。

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 チェーンソーで玉切りしたら、こんなにたくさんの原木ができちゃいました。

 折からの石油製品高騰で、薪の在庫が増えるのは心強い限りですが、厄介なのは保管場所。

 処理したばかりの薪はほぼ生木状態ですから、水分が多くて使用に耐えません。少なくとも1年、できれば2年寝かせて燃料にしたいところです。

 その間、雨のかからない場所に積み上げておくわけですが、写真の右上にもちょこっと見えているように、我が家の薪置場はそろそろ満杯。

 さて、この新しい薪をどこに置いたらいいものか...考えても始まらないので、新たにログラックを自作することにしました。

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 近所のホームセンターで軽トラを借りて、2×4(ツーバイフォー)規格の防腐・防虫加工済み木材(365センチ×2本、100センチ×1本)と単管パイプ(200センチ×4本)、軽量ブロック16個を積んで帰りました。

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 設置場所の間口が最大320センチなので、まずは長いほうの木材を320センチにカット。余った木をサイズ30センチ長に揃えて切り出し、ハシゴ状に組みました。

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 置き場にする地面が斜面のため、基礎部分に置くブロックに水準器を載せて水平を出します。

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 左右のブロックは重ねる枚数を変えて水平をキープ。その上にハシゴを載せました。

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 位置が決まったところで、左右のブロックの外側の地面に単管パイプを2本ずつ垂直に立てるための穴を掘ります。

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 手回しドリルで50センチほど垂直に穴を開け、上からハンマーで叩いて地面に埋め込んでいきます。

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 2本のパイプがしっかり地中に食い込んだら、ブロックを立てて穴にパイプを通し側面に積み上げます。

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 完成です。薪の重さで台木が撓むことを考えて、余ったブロックを支えとしてハシゴの下に残しておきました。

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 さっそく今回、処理した枯れ木を積んでみました。まだまだ余裕があります。ざっと計算すると700キロぐらいの薪は収納できそうです。

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 ちなみに今回かかった費用は〆て1万円。同等サイズの既製品のログラックなら3倍はします。

 かなりお安くできました。


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木陰にたたずむ怪しい動物の影

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 初夏の太陽が眩しく照りつける朝。犬を連れて休耕畑の脇を歩いていたら、おや? 向こうの木の下に、何か大きな動物が蹲(うずくま)っています。

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 首の太さは牛...みたいですけど、背中から尻にかけてのシルエットは大型犬のようでもあります。

 立ち止まってしばらく観察してみたのですが、まったく動きません。

 飼い主の姿も見当たらず、もしやトラブルでも?...と気になって様子を見に行くことに。

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 枯れ草を踏み踏み近づくと、あれあれ? なんだか体が緑色っぽいようで...

 な~んだ、背の低い立木を刈り込んだのが動物に見えていたのでした。

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 角度を少し変えると、首が伸びてアリクイのよう。

 畑のオーナーさんが面白がって剪定したのでしょうか。でも、ちょっと驚きました。


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丈夫で長持ち。Makitaの草刈り機はダイ・ハード!

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 12年前、古民家の庭の雑草刈り用に購入したMakitaの草刈り機。2ストロークエンジンに混合ガソリンを入れて使います。

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 現在、店頭で売られている刈払い機には、ハンドルを放すとクラッチが切れる安全装置が付いているんですが、こいつは安全基準が変わる前の旧製品。

 なのでハンドル周りが非常にすっきりしています。

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 農家さんに言わせると、運転中ハンドルを握り続けなくていい旧タイプの草刈り機は、疲労が少なく値千金なんだとか。

 実際、軽くてエンジンのかかりは良いし、そこそこパワーもあるので我が家でも重宝しています。

 しかも構造がシンプルなためか、故障しません。

 過去、二度ほど動かなくなったことがありますが、うち一回は排気口にドバチ(クロスズメバチ)が巣を作って詰まっていたのが原因で、ドライバーを突っ込んで巣を取り出したら直りました。

 本格的に?壊れたのは一度だけ。振動でボディを固定しているボルトが外れ、運転中に本体がバラバラになってしまったんですね。

 先日も里の家の雑草を刈っていると、エンジンがプスンプスンと情けない音を立てて止まり、何かが後ろに飛んでいくような気配がしました。

 草刈り機を肩から下ろしてびっくり。ボディの後ろ半分が剥き出しになっていて、ガソリンタンクがぶら下がっています。

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 あたりを見回すと足元に本体カバーが、3メートルほど後方にリコイルスターター(ヒモを引っ張ってエンジンをかける装置)が転がっていました。

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 ホームセンターで直径4ミリのステンレス製のボルトを買ってきて、落ちた部品を寄せ集め、きつく締め直したところ、たちまち元通りに。

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 エンジンは一発でかかって何事もなかったように草刈りを続けることができました。

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 呆れるほど単純でタフなヤツです。

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ふきの茎を集めて伽羅蕗(きゃらぶき)に

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 庭のあちこちに蓮の葉っぱのような丸い形の草が繁茂しています。

 じつはこれ、蕗(ふき)の葉なんです。

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 3月下旬にふきのとうを摘んだ後、地表にニョキニョキ伸びてきて、気がついたら一帯にびっしり生え広がっていました。

 いつもの年なら他の雑草と一緒に草刈り機で始末してしまうんですが、たまたま食通の知り合いにそのことを話したら、

「えっ? フキを刈って捨てている? 何てもったいない! 伽羅蕗(きゃらぶき)にしたらおいしいのに」

 と諭されたんですね。

 きゃらぶき...なるほど、たしかにその手があったな、と反省して目についたフキの葉を刈り集めました。

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 食べられるのは、こちらの茎の部分です。

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 葉っぱをカットして茎だけ残します。量ってみたら800グラムほどになりました。

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 茎をよく洗い、皮は剥かずに水にさらしてアク抜きをします。

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 食べやすい長さにカットしてから、鍋に醤油、砂糖、みりん、酒を少々入れて弱火~中火でコトコト煮込みます。

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 焦がさないように煮汁がなくなるまで煮詰めたら、完成。

 さっそく小皿に盛って試食しました。味が染みてシャキッ、シトッとした食感がたまりません。ごはんのお供にも酒の肴にも重宝する保存食です。

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 たくさん出来てしまったので、保存袋に小分けして冷凍にしました。時間をかけてちびちび食べようと思います。


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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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