fc2ブログ

「初なり」リンゴのもぎ取り体験に出かけました

 地元のラブロイド紙を読んでいたら、一面トップに「リンゴもぎ取り 無料で」という見出しが踊っていました。

リンゴもぎ取り 無料で


 安曇野市三郷小倉の坂野農園は20日午前10時から午後3時まで、農園に隣接するリンゴ畑で「初なり」のふじ約1キロを無料でもぎ取って持ち帰ることができる催しを開く。4年前に定植したふじの木約100本が初めて実を付け、初なりはおめでたいものの、味にばらつきがあるといわれていることからもぎ取りの催しを企画した。
 定員は200人ほどで、事前の申し込みは要らない。
                               (2021年11月18日付 市民タイムス)

 へぇ、リンゴの若木に初めて成った実は「味にばらつきがある」んだ。知りませんでした。

 その「おめでたい」初なりのリンゴを無料で分けてくださるというのですから、これは行かない手はありません。

 当日10時少し過ぎに現場近くに到着すると、すでに畑近くの路肩にはクルマが数珠つなぎに。

2021112701.jpg

 隙間を見つけて駐車し農園を探します。向こうのほうから赤いリンゴを握った子供たちがピョンピョン跳ねながらやってきました。

2021112702.jpg

 結構な人手です。人の流れに逆らってしばらく歩きました。

 やがて「坂野農園」の小さな看板が見えてきました。その横に仮設テントが一張り。周辺は子供連れのファミリーで賑わっています。

2021112703.jpg

2021112704.jpg

「あのぉ、初なりのもぎ取りはこちらで受け付けているんでしょうか?」

 テントの女性に尋ねると、

「もう終わりました」

 ええっ?開始20分足らずで200人ほどが殺到したってことでしょうか? ですが、せっかく足を運んだんだからせめて「初なり」のリンゴの木を拝んで帰ろうと思い、野良着姿の農園のおじさんに木のありかを聞くと、

「眼の前の木が、全部そうだよ」

 テントの向かいに整然と並んだ木立を指差して教えてくれました。

2021112706.jpg

 なるほど。どの木も見渡す限りツルッパゲです。心がけよく朝から並んだ人たちによって、きれいさっぱりもぎ取られてしまったんでしょう。

2021112707.jpg

 畑を一周すると高いところに1個だけ、支柱と枝に挟まって半分潰れてしまった実が残っていました。

2021112708.jpg

 テントに戻ってさっきのおじさんに聞くと、初めて実を付けたリンゴは味にばらつきが出たりするので、出荷には向かないんだとか。

 翌年から市場に流し、その後15~20年はおいしい実を付けるそうです。

 少しがっかりしてクルマに向かいかけたら、テントにいた別の女性が、

「もぎ取りできなかった方、お一人様2個までこちらのダンボールのリンゴを差し上げていま~す!ぜひ、お持ち帰りください!」

 と声をかけてくれました。ダンボール箱には黄色の斑入り模様の入った中粒のリンゴがいっぱい。

2021112705.jpg

 ありがたく手を伸ばして2個、頂きました。さらに、

「よろしければ豚汁も食べていってくださ~い!」

 豚汁まで振る舞ってくださるのでした。

2021112709.jpg

 手ぶらでは来客を帰さないおもてなし。さすがプロです。

 坂野農園さん、ありがとうございました!


人気ブログランキングへ  にほんブログ村 ライフスタイルブログ 古民家暮らしへ  にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 安曇野情報へ  
ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。






テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報

実りの秋。天日干しで熟成を待ちます。

2021112501.jpg

 ベランダに庭で採れた収穫物を集めました。

 柿にキウイにナツメ。

 柿は吊るして渋が抜けるまでに3~4週間はかかります。

2021112503.jpg

 キウイは追熟して食べ頃になるのに、これまた干し柿と同じぐらい待たなければいけません。

2021112502.jpg

 こちらはナツメ。水分が抜け切るまで天日干しにします。スズメバチの好物なのでちょっと心配ですが、漢方で言うところの「大棗」(タイソウ=乾燥ナツメ)になるまで根気よく待とうと思います。

 十分に乾燥したら、サムゲタンを作ってみようか、なんて思っています。

2021112504.jpg



人気ブログランキングへ  にほんブログ村 ライフスタイルブログ 古民家暮らしへ  にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 安曇野情報へ  
ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。





テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報

“ほぼ皆既月食”を見た!

2021111901.jpg

 昨夜の“ほぼ皆既月食”は、夜空が晴れ渡ったおかげで安曇野でもしっかり観察できました。

 部分月食とはいえ月の直径の98%が隠れるというので楽しみにしていたら、みるみる輝きを失って午後6時過ぎには食が最大に。

2021111903.jpg

 この写真ではオレンジ色に見えますが、実物はかなり暗く感じられました。

2021111902.jpg

 月の左上あたりに、いつもなら月明かりに搔き消えてしまうはずのプレアデス星団(すばる)が輝いているのがわかります。

 夜空全体がかなり暗いんですね。

 ちなみに、前夜、同じ東の空に出た月がこちら。明るさが全然違います。

2021111904.jpg

 午後7時を回ると三日月状態になり、午後8時少し前には食が終わりました。

 寒さを忘れる天体ショーでした。


人気ブログランキングへ  にほんブログ村 ライフスタイルブログ 古民家暮らしへ  にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 安曇野情報へ  
ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。






テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報

秋がどんどん深まっています

2021111601.jpg

 夜通し、冷たい強風が吹き荒れました。


2021111603.jpg

 庭の広葉樹の葉っぱが目に見えて少なくなりました。


2021111604.jpg

 柿の木は、熟した実を枝に残してツルッパゲに。

 安曇野の山々の紅葉もそろそろ見納めでしょうか。


2021111602.jpg

 季節が足早に進んでいます。


2021111605.jpg

2021111606.jpg

2021111607.jpg



人気ブログランキングへ  にほんブログ村 ライフスタイルブログ 古民家暮らしへ  にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 安曇野情報へ  
ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。






テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報

イチゴの苗を畑に植えました

2021111701.jpg

 野菜作りを趣味にしている知人から、イチゴの苗を10株いただきました。

 畑に直植えして冬の寒さに当てると、春、甘い実をたくさん付けるそうです。雪が降って葉っぱがしなしなになってしまってもOK。それぐらいのことでは動じない丈夫な植物なんですね。

2021111702.jpg

 こちらのヒゲはランナーといって、元の株につながっていた“へその緒”のようなもの。イチゴはこのランナーの反対方向に実を付ける性質があります。

2021111703.jpg

 そこでランナーを北に向けて並べ、土に接するところに生えているクラウン(葉の付け根の王冠みたいな部分=成長点)を土で埋めないように気をつけて土をかけました。

2021111704.jpg

 最後に水をたっぷり与え、完了です。

 2月になったら保湿と雑草除けのために穴の開いた黒マルチ(黒いビニールシート)を張ります。

 いっぱい実を付けてくれるかな。

2021111705.jpg



人気ブログランキングへ  にほんブログ村 ライフスタイルブログ 古民家暮らしへ  にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 安曇野情報へ  
ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。








テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報

栗のイガを着火剤にしてみた

2021111001.jpg

 この時期、朝一番にすることと言ったら、冷え切った薪ストーブに火を付ける作業です。その際、必要になるのが点火剤。我が家ではこれまでずっと市販のバーベキュー用着火剤を使ってきました。

 チューブからジェル状の透明な中身を木っ端の表面に3センチほど絞り出し、ライターで火を点けます。

 青白い炎がボワッと立つので乾いた栗の小枝をその上にパラパラと撒くと、火が移ってじきに薪に点火できるほどの火勢になります。

 1日最低1回は火を熾すので、着火剤もそれなりに消費します。ムダとは言いませんが、ストーブを使うたびにチューブの中身が減っていくのは何だかもったいない気がしていました。

 しかもです。よく考えてみれば着火剤の原材料は石油由来。地球環境にやさしいはずの薪ストーブが、使うたびに化石燃料に頼るというのはちょっといかがなものか、と思うようになりました。

 タダで手に入って環境に悪くない燃料は無いものかな?...と庭を探し回るうちに、ふと栗の木の下に散らばっているイガが目に止まりました。

2021111002.jpg

 そういえば松ボックリは天然の点火剤として有名です。栗のイガも細い針に火が燃え移れば、それなりに火力が出るんじゃないでしょうか。

2021111003.jpg

 ものは試し。軍手をしてバケツに一杯、乾いたイガを拾い集めました。

 薪ストーブの炉内に2個並べ、ライターで点火すると...おお!いきなりメラメラと炎が上がるじゃありませんか!

2021111004.jpg

2021111005.jpg

 数秒もしないうちに2個のイガは真っ赤な火の玉に。チクチク痛いあの針の先端から付け根に向かって、小さな炎の塊がねずみ花火のように高速に走り下ります。

2021111006.jpg

2021111007.jpg

 およそ5分に渡って激しく燃焼し、あっという間に黒い炭の塊と化しました。火力も十分です。

 いやぁ、灯台下暗しでした。この冬からは石油製品からイガイガ着火剤に転換することにします。

2021111008.jpg



人気ブログランキングへ  にほんブログ村 ライフスタイルブログ 古民家暮らしへ  にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 安曇野情報へ  
ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。






テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報

去年、吊るした干し柿がポタポタ落ちてしまった件

2021110601.jpg

 先日収穫した渋柿を、母屋の軒下に吊るしました。

 柿は専用皮剥き機の針にひとつずつ刺して、左手でくるくるとハンドルを回し、右手でピーラーを当てながら皮を剥いていきます。

2021110602.jpg

2021110603.jpg

 干し柿といえば藁の縄に柿の軸を絡めて吊るすのが伝統ですが、最近はクリップ状の留め具に軸を差すだけで簡単に固定できる「干し柿吊るし具」が出回っていて、我が家でも数年前から愛用しています。

2021110612.jpg

 軸を1センチほど残しておけば、大きくて持ち重りがする実でも確実に固定できるんですね。

2021110604.jpg

2021110605.jpg

2021110606.jpg

 皮を剥いたら互いに接触しないように間隔を開けてクリップに留め、カビ防止のため熱湯に5秒ほど漬けてから軒下に渡した横木に順番に下げていきます。

2021110607.jpg

 無事、10本のヒモに計80個の渋柿を吊るしたところで、去年の苦い記憶が蘇りました。

 ちょうど1年前、同じ吊るし具に柿の実を留め、同じ場所にぶら下げたところ、直後から虎の子の実がポトリ、ポトリと落ちはじめました。

2021110608.jpg

 風もないのにポトリ、ポトリ...落ちた柿はきれいに洗って再度、煮沸消毒したうえで吊りヒモに戻すんですが、数日するとまたポトリ。

2021110609.jpg

 結局、3分の1ぐらいが落ちては留め、留めては落ちを繰り返し、一部は廃棄せざるを得ませんでした。

 経年劣化で留め具のプラスチックが緩んできたのかな?...と思いよく見たら、何と!留め具の上下を逆さまに吊るしているじゃありませんか!

 この留め具、前方後円墳を真上から見たような形をしていますが、丸いほうを上にして、柿の軸を細長い溝に差し入れて吊るします。

2021110610.jpg

 でも、天地を逆にすると、柿の重みで軸が丸い穴に向かって徐々に降りてきて、そのうち外れてしまうんですね。

2021110611.jpg

 何年も使ってるのに、横着してヒモの上下を確かめずにブラ下げたのが敗因でした。
 
 今年は同じ轍を踏むまいと、何度も何度も目視してていねいに吊るしました。

 おかげさまで今のところ落下件数はゼロ。あたりまえですけどね。



人気ブログランキングへ  にほんブログ村 ライフスタイルブログ 古民家暮らしへ  にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 安曇野情報へ  
ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。






テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報

意地でも歩かなかったヨークシャーテリアが、散歩をおねだりするように

2021110301.jpg

 我が家にやってきて半年。大の外出嫌いだったヨークシャーテリアが、午後になると散歩をおねだりするようになりました。

 当初は外に出すと仁王立ちして、リードを引こうがお尻を押そうが一歩たりとも動きませんでした。

「私はここを離れませんからねっ!」という固い意思さえ感じられるほどの、強情っぱりさんでした。

 それが手のひらを返したように、近頃はお昼を回るとそわそわし始めます。毎日、少しずつ外気に触れさせていたのが功を奏したのか、歩く楽しさを理解してくれたようです。

2021110302.jpg

 今では私達が玄関に足を運ぶとドアの前に胸を反らして立ち塞がり、「早く連れてってよ!」と要求します。

2021110304.jpg

 ハーネスにリードを繋いで出かければ、追いつくのが大変なぐらいのハイスピードでスタコラサッサ。

 たまに草むらに潜り込もうとしますが、これはヨーキーの本能。立ち止まって少しの間、付き合ってあげます。

2021110303.jpg

 マジメくさった表情で畑の間の小径をずんずん進んでいく姿が、だんだん板についてきました。

2021110305.jpg



人気ブログランキングへ  にほんブログ村 ライフスタイルブログ 古民家暮らしへ  にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 安曇野情報へ  
ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。






テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報

プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ブログランキング
ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 古民家暮らしへ

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 安曇野情報へ
本文検索キーワード
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR