毎年、夏〜秋になると
スズメバチ退治のことを書いている気がしますが、今年も家族が酷い目に遭いました。それも二回連続で刺されてしまったんですから洒落になりません。
一度目は庭の草むしりをしていて肩をチクリ。慌てて毒を吸い出し、水で洗って
ステロイド軟膏を塗り、すぐに冷やしましたがパンパンに腫れ上がりました。
内科医院で抗アレルギー薬を処方してもらって、どうにか落ち着いたかと思った一週間後。今度は少し離れた場所を刈払機で草刈り中に、軍手の上からチクリ。悲鳴を上げて軍手を脱ぎ捨てて母屋に逃げ込みました。
刺された右手はご覧のとおり。赤ちゃんの手のように
プヨプヨに膨らんでしまいました。
これでは危なくておちおち庭仕事もできやしません。蜂の巣を探し出し、駆除することにしました。
軍手を落とした地面の先に、枕木を組み合わせて作ったベンチ?があります。そっと観察すると、地面に縦に打ち込んだ枕木の
ウロをスズメバチがさかんに出入りしているのを発見。
なるほど、この中に巣を作っていたんですね。不用意に近づいてしまって攻撃されたというわけです。
とりあえず倉庫に残っていた
「ハチ激取れ」という液状の捕獲器を、近くのパーゴラ・アーチのてっぺん付近に吊るしてみました。
以前、ブルーベリー畑に設置したら、気持ち悪いほどたくさんのスズメバチが中に飛び込んで溺れ死にした実績があるので、今回も役に立ってくれるはずです。巣を掃討した後、残ったハチをこいつで捕らえようという計画です。
スズメバチ専用の
殺虫剤はホームセンターへ買いに行きました。1本1800円もしましたが、背に腹はかえられません。
長袖長ズボンの作業着の上に分厚いレインコートを重ね着して、目にはゴーグル。長靴にゴム製の手袋を付け、耳まで覆う帽子の上にさらに前面にネットの付いた虫除け帽子を被りました。
去年、蜂の巣除去に来てもらったプロの
スズメバチ・バスター氏も同じような出で立ちでしたから、多分、これで備えは万全のはず。
殺虫剤の缶には、巣穴にノズルを近づけて
10秒間、途切れることなく噴霧せよ、と書いてあります。
息を殺して巣穴に近づき、一気にスプレーを噴射しました。1、2、3、4...10まで数えて今度は裏側からさらに10秒。
その間、どうやらスズメバチは完全に虚を突からたらしく、ただの1匹たりとも逃げ出しません。わずか20秒で敵の本拠地を壊滅することに成功したようです。
外に出ていたハチが1匹、また1匹と戻ってきましたが、
毒ガスのニオイが充満しているのでしょう、けっしてウロに入ろうとはしません。
近づいてきたところを狙って殺虫剤を噴霧。1匹ずつ確実に仕留めました。
その後も様子を見ていますがハチの出入りはありません。一方、吊るしておいた「ハチ激取れ」を覗くと、スズメバチの死骸が早くも黒々と浮かんでいます。
奇襲作戦は無事、成功しました。いやはや、大汗を掻きました。
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テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報