屋根が抜けたカーポートをシルバーシートで補修してみた
里の家の敷地内に、利用目的がよくわからないカーポートが2つあります。
2つ並んで周囲を畑に囲まれた空き地に建っているんですね。
道路に面していないので自動車は停められません。というか外に出られる道が付いていないんです。
たぶん以前のオーナーさんが農機具置き場にする目的で造ったんだろうと思います。実際、トラクターを置くぐらいしか使い途はなさそうです。
かなり年季が入ったシロモノですが、躯体はそれなりにしっかりしています。
程度の良いほうは今年、薪置き場に作り替えてみましたが(→来冬に備えて、“クルマの入らないカーポート”にログラックを増設中!)、もう一方は屋根の強化プラスチックが破れて、雑草の温床になっています。
もったいない...屋根の張り替えを業者さんに相談したら、結構なお値段になることがわかりました。
クルマを停められないカーポートにお金をかけるのも何だしな...いっそブルーシートで覆ってしまおうか。
そう考えて調べると、ジャストサイズの商品が見つかりました。ただし、ブルーならぬシルバーシートです。さすがに屋根一面が真っ青になるのは美観上よろしくないと思って、銀色の厚手のシートを購入しました。
5.4×5.4mで、縁に紐を通す穴が加工してあります。お値段は5800円。
届いたシートをパッケージから取り出すと、ご覧のとおり。かなりの大きさでした。
カーポートの屋根にかかっていた柿の枝をチェーンソーで払い、障害物を取り除いてから作業開始。
まず、シートの一辺の2つの穴にナイロンロープを通して、ロープの先にそれぞれ40センチの薪を結びつけました。
この薪を脚立に乗って1本ずつ、一方の屋根の縁から反対側へ投げていき、2本のロープを渡します。
ロープを少しずつ引っ張ってシートをズリズリと屋根の上に引っ張り上げ、端から順にカーポートの骨組みとシートの穴をロープで縛ります。
屋根の頂点を越えて反対側の縁まで届いたところで、全部の穴をロープで固定して完成。
ざっと小一時間かかりましたが、とりあえずこれで雨露はしのげそうです。
さっそくトラクターを移動してみました。すぐ畑に出られて、いい感じです。
デッドスペースがユーティリティスペースに生まれ変わりました。