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今年もお付き合いいただき、ありがとうございました

 本年も「安曇野の古民家に暮らす」にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 年の初めには予想すらしなかったコロナウイルスの蔓延で、散々な一年になってしまいました。

 どこもかしこも自粛マスクに覆われて、息苦しいことこの上ありません。

 それでも。

 村外れの路傍に立ち、外来の疫病から人々を護ってくれるという双体道祖神のように、来年はきっとワクチンが私たちを護ってくれると信じましょう。

 みなさまの新しい年が、こちらの小さな神様のように、健やかで優しい一年になりますように。

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白樺の薪は、ちょっとプレミアムな感じです

 去年、庭の外れで立ち枯れてしまった白樺を切り倒し、薪に加工してあったものを、先日、初めて燃料に使いました。

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 ログラックから積み出したのがこちらの写真ですが、やはり白樺だけあって見た目がゴージャス。

 このまま燃やしてしまうのは惜しい気がします。

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 もっとも、薪ストーブ屋さんに言わせると白樺は「薪としてはまあまあ」。火持ちの良さで序列をつけるならナラ、クヌギがダントツの横綱で、リンゴ、ケヤキ、サクラが関脇。そしてホウ、白樺あたりは関脇クラスなんだとか。

 人によっては「あっという間に燃え尽きるから、買うだけ損」だそうです。

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 とはいえ、他の雑木に混じって並べてみると、お品の良さは争えません。

 ストーブにくべるのが躊躇されます。

 ですが、心を鬼にして放り込んでみました。

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 別に炎が白く燃え立つわけでもなく、良い香りがするわけでもありません。淡々と着火し、普通に燃えて最後は灰になりました。

 機能的には他の雑木と何ら変わりはありません。でも、ちょっとリッチな気分を味わえたのも事実。

 残った白樺は元旦用に取っておこうかな。

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雑草と水溜まりにおさらば! アプローチに人工砕石を敷く

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 里の家のガレージは、草ボウボウで凸凹の泥道に面しています。

 雨が降ったり、霜が降りたりするとたちまちぬかるんで、タイヤがスリップします。

 この泥道、一度はきちんと砂利を敷いて整備した形跡があるのですが、年月の経過とともに砂利が四散して地面が剥き出しになってしまい、今ではクルマ泣かせの悪路と化しています。

 全長120メートルほどの直線路に、ギシギシやらブタクサやら何やらがわんさか生えてきて、もはや収拾が付きません。

 私道なので公がメンテナンスしてくれるわけでもなく、ぼんやりしていると背丈を超える雑草であっという間に密林と化してしまいます。

 春から秋は週一ぐらいのペースで草刈りをしますが、完全ないたちごっこです。

 これはお金をかけてでも砂利を敷き直すしかないな、と観念して、知り合いの土木屋さんに相談しました。

「昔はこういうところに砂利を敷いたもんだけど、砂利は粒が同じ大きさだから時間が経つと流れ出してしまうのよ。でも、最近はもっと良いものがあるから、それを敷きましょ」

 そう言うと土木屋のおじさんはオンボロダンプを転がし、近所の河川敷の採石所へ出かけていきました。

 しばらくして荷台に山盛りに運んできたのが、こちらの人工砕石です。C40-0という種類だそうで、岩石をクラッシャーに入れて40ミリ以下に砕いたもの。

 砂利との違いは粒の大きさが微細な砂状から4センチ大の石ころ大まで、まちまちな点です。

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 大きさの違う粒同士がお互いに隙間を埋めて強い層を形作るのが特長で、雨や霜に当たっているうちに徐々にギュッと固まり、流れ出さないんだそうです。

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 おじさんは、このC40-0を都合8杯、仕入れてきて、我が家の悪路にまんべんなく敷き詰め、ユンボで平らにならしました。

 その上をオンボロダンプで何往復もして圧縮をかけると、

「できたよ。これで水溜まりにはならんし、草も当分は生えないね」

 意気揚々と引き揚げていきました。

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 ちなみに費用は、C40-0がダンプ1杯1万2000円×8杯、プラスおじさんの手間賃でした。人工採石の費用の相場がわからないので、高かったのか安かったのか不明ですが、これで直線路の半分ぐらいに簡易舗装ができたわけですから、まあお得だったように思います。

 その晩、雨が降り、翌朝、敷いたばかりの人工採石の状態を見に行くと、早くも石の間に砂状の粒がぎっしり詰まって良い感じに固まっています。

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 水溜まりもできていません。これでようやく、まともな“私道”になりました。

 来年は雑草に悩まされずに済みそうです。助かりました。


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雪が積もる前にせっせと“来冬の薪作り”

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 知り合いの植木屋さんが「剪定で出た雑木がいっぱいあるから、好きなだけ持っていっていいよ」と、切り出した原木の置き場に案内してくれました。

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 その中から、我が家のチェーンソーや薪割り機で処理できそうな細めの雑木を7本ばかりクルマの荷台に積んで持ち帰り、さっそく40センチ長に玉切りしました。

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 その後、電動薪割り機で2分割して積み上げたのが、こちら。

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 来冬用の薪です。この状態で丸1年、乾燥させます。

 毎年、晩秋から雪が本格的に積もり出す前ぐらいまでが、薪作りに絶好のシーズンなんですね。

 気温が低く、乾燥しているので汗を掻かずに作業できます。今のうちにせっせと薪を割り、積み上げておけば、1年先の冬を安心して迎えられます。

 薪ストーブを使っていると、先々の燃料調達を考えておかなければいけません。キリギリス的な出たとこ勝負の生き方は御法度なんですよね。

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安曇野に雪の季節がやって来ました

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 朝、起きたらがうっすらと積もっています。

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 1週間前に降った初雪は午前中に溶けてしまいましたが、今回は少し残りそうな気配です。

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 最後まで咲いていた庭のバラも凍り付いてしまいました。

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 数日前に冬タイヤに交換したばかり。ぎりぎり間に合いました。

 長い雪の季節の到来です。

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トイレに暮らす隠れキャラ“ゲジ男”

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 以前、里の家に遊びに来た友人が、

「出た~!ム、ム、ムカデだ~っ!」

 血相を変えてトイレから飛び出して来たことがありました。

 何事かと検(あらた)めに行くと、なるほど。トイレの水槽と壁の間から、体長3センチほどのゲジゲジが顔を出していました。

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 虫嫌いの友人には悪いことをしましたが、じつはこのゲジゲジ、里の家を購入した当初から水槽の裏に住み着いている“先住虫”なんです。

 初めて姿を見たときは私たちもびっくりしました。でも時々、壁を散歩するぐらいで、別に何の悪さも仕掛けてきません。

 昼間は壁とタンクの隙間の奥深くに潜り込んで、じっとしています。

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 あたりが暗くなると、やおら長いあしをツンツンとタンクのてっぺんから伸ばして、きわめて慎重に、というか何だか申し訳なさそうに姿を現します。

 ゲジゲジやムカデというと、あの長い足をものすごいスピードで波打つように動かして移動するイメージですが、我が家のゲジときたら、壁に張り付いたままほとんど動きません。

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 あまりにもじっとしているので、図鑑を持ってきて思わず見比べてしまいました。

 灰色がかった体から左右シンメトリーに15本ずつ、計30本の足が伸びています。

 正式名称も、ずばり「ムカデ綱ゲジ目ゲジ」。攻撃性が低くて人を咬むことはまずない、おとなしい生物だそうです。それどころか、ゴキブリなどの害虫を捕食する立派な益虫なんですね。

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 そんなわけで、我が家ではゲジ男(げじお)と名付けてそっと見守っています。

 図鑑には寿命が5~6年と書いてありました。ということは老人ならぬ老虫? 動きが鈍いのはそのせいかもしれません。

 最近では週に1回、姿を見せるかどうかですが、ひそかに長生きしてほしいなと願っています。


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ヤマブドウの重みで傾いたガーデンアーチを再建

 2年前の夏に組み立てた高さ240センチ、幅110センチ、奥行き40センチのスチール製のガーデンアーチが、ヤマブドウの重みに耐えかねて斜めに傾いてしまいました。

 1年前の夏は、まだこんな具合にブドウの蔓を支えていたんですが...

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 今年は成長著しいヤマブドウが、アーチの右側からもたれかかるようにして枝葉を広げた結果...

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 蔓を外して傾き加減を確かめたところ、ピサの斜塔並みの急角度が付いていました。

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 もともとこのガーデンアーチは足下が脆弱で、尖った足の先端を30センチほど地中に挿してあるだけなんですね。

 去年の台風シーズンにはヤマブドウごとあっけなく横倒しになりました。

 斜面に設置したこともあって、年々、傾きが著しくなっています。

 今一度、掘り起こして造作を見直すことにしました。

 裸のガーデンアーチを地面からスポンと抜き取り、地面を50センチほど掘り下げ平らにならしました。

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 水準器で水平を取りながらアーチを再度、地面深くにしっかり差し込みます。

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 足と足を結束している補強材の上にブロックを4個敷き詰め、土をかけて地面を平らにならします。

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 地面に防草シートを敷いて、その上にコンクリ片を太い糸でつなぎ合わせてできている人工敷石「ランダムロード」を並べていきました。

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 仕上げに目地に小石を詰めて完成です。

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 これで来年、ヤマブドウがたわわに実っても持ちこたえられるんじゃないかと思います。

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畑の外れの切り株を“抜歯”してもらいました

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 里の家の畑に大きな切り株が残っています。

 数年前、立ち枯れたニセアカシアの大木を造園業者さんに切り倒してもらいました。枯れ木は玉切りにして薪ストーブの燃料に。たった1本の木から結構な量の良質なが取れたので、少し得した気分になりました。

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 ところが畑にトラクターを掛けようとすると、後に残った切り株が「通せんぼ」して真っ直ぐに進めません。

 一直線にトラクターを走らせることができたら効率的なんですが、畑の真ん中に切り株があるせいで、右へ左へ迂回しながら耕さなければならないんですね。

 厄介だなぁ、と愚痴っていたら、知り合いの土木屋さんが、

親不知みたいなもんだから、さっさと抜きましょ」

 と、ショベルカー持参でやって来てくれました。

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 切り株の周りを直径5メートル、深さ1.5メートルほど掘り起こし、地中に放射状に伸びた太い根っこを露出させると、ショベルの先で器用につまんで、あっという間に吊り上げました。

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 その様子はさながら歯医者さんの抜歯です。ぼっこり空いた地面の穴をショベルで上手に埋め戻し、巨大な根っこをトラックに積み込んで作業終了しました。

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 たしかにこれって畑の親不知だったかも。

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朝霜とビーバームーンと半影月食

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 11月30日の早朝。薄ら寒くて目を覚ますと、畑に一面、が降りていました。

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 天窓も縁が楕円形に凍っています。

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 ベランダの寒暖計はマイナス1度。冬の朝の到来です。

 日中は曇り空に晴れ間も見えて、一時、気温が11度ぐらいまで上がりましたが、夕闇の訪れとともに急降下。空気がキンキンに冷えています。

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 東山の稜線から特大の満月が上ってきました。この時期の満月は「ビーバームーン」というんだそうです。

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 ビーバームーンはするすると空高くに位置を変え、そのうち左上の半分ほどが少し陰ったように暗くなりました。

 じつはこれ、「半影月食(はんえいげっしょく)」という現象なんだとか。

 半影月食とは、地球の影に月が半分隠れた状態のこと。本物の月食のように月が欠けて見えるのではなく、一部にグラデーションがかかったような感じで少し暗くなるんだそうです。

 18時43分頃が「食の最大」と聞いてカメラのシャッターを切りました。

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 たしかに右上から左下にかけて月の上半分が、うっすら陰っているように見えなくもありません。

 とは言え、かなり地味な天体ショーですね。寒さに負けて早々に室内に逃げ込みました。


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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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