冬の野良着に加熱ベストを買ってみた
冬の野良作業に備えて防寒着を用意しなければ、と考えていたら、地元紙の折り込みチラシに「モバイルバッテリーで温める電熱ベスト」というのが紹介されていました。
内ポケットにスマホ用のモバイルバッテリーを入れてUSBケーブルでベストに接続すると、服の内側に縫い付けてある加熱シートが発熱して暖まる、という仕組みだそうです。
お値段は1万5000円。ちょっとお高いですが、面白そうなのでECショップをチェックしてみました。
すると、あるある。もっと安くて同工異曲の商品がゴマンと出てきます。
レビューを見ると、バイク乗りや工事現場の誘導係など戸外で寒風にさらされる人たちの間で、以前からかなりの人気商品だということがわかりました。
日本製のまともそうなものは1万円前後しますが、中華モノなら2980円からよりどりみどり。
面白半分で3980円の中華ベストを購入しました。
届いたのがこちら。縫製が大雑把でファスナーがちゃちなのが気になりますが、1シーズン持てば上等と思っているので文句はありません。水洗いもできるそうです。
Amazonのレビューでは、多くのユーザーさんが「表示サイズより大分、小さいので2サイズ上のものを買うべき」と指摘していますが、まさにそのとおり。
最初に届いたXLはL体形の私にはギチギチ過ぎて即、交換。2日後に届いたXXLがジャストサイズでした。
内ポケットの中から顔を出している短いUSBケーブルにモバイルバッテリーを差し、そのままバッテリーをポケットにしまいます。
加熱シートは背中と首に各1枚、前面の左右にそれぞれ1枚の計4枚あり、胸のボタンで前後のON/OFFを行います。
ボタンを長押しすると赤く光り、「強」に。もう一度押すと白く変わって「中」、さらに押すと青く光り「弱」に。三段階の温度調節に対応しています。
サイトには、フル充電した5V/10000mAHのモバイルバッテリーで前後のスイッチを共にONの状態にして「強」=6時間、「中」=7時間、「弱」=8時間の連続使用が可能、と書いてあります。まあ、カタログスペックの半分の性能だとしても、3~4時間持つのなら上出来です。
さっそく着用してみました。チャックを締めて胸元の電源を前後ともONにすると、1分足らずでポカポカに。5分も付けていたら、顔が火照り出すほど暖かくなりました。
弱の「青」にして外気温8度の戸外に出てみたら、まさにちょうど良い暖かさ。これは使えます。
じつは電源を切った状態でも結構、暖かいんです。今回、買った製品はアンコが綿の安物でしたが、それでも冬の作業着としては十分な保温力を保っています。
真冬の薪運びの強い味方になってくれそうです。