煎茶ミルはビミョ~なお味
先日、ネットをダラダラ眺めていたら、煎茶の有効成分の70%は茶殻と一緒に捨てられてしまう、という衝撃的なデータが載っていました。
えっ? タンニンやビタミンが豊富だと思ってせっせと飲んでいたのに、大部分が湯飲み茶碗に入らず、急須からゴミ箱へ直行だなんて…。
あまりにもったいない。これは何とかしなくては…と思って探したら、お誂え向きの商品がタイムセール中で1000円引きになっていました。
京セラ(Kyocera) セラミック お茶ミル緑茶(煎茶)専用 CM-50GT
3962円→2908円
きめ細やかな粉末に
昔ながらの石臼方式にセラミック臼(刃)を採用することで
茶葉をきめ細かな粉末にすることができる。
また、本体の粗さ調節つまみを回すことで、
簡単に好みの粗さに挽くことができる。
お湯を注いで飲む場合には細かく挽く事でのどごしも良く、
ふりかけとして食材にかける場合はやや粗めに挽くなど、
さまざまな料理やスイーツづくりにも使用可能。
茶葉の栄養成分をまるごと摂取
お茶にはカテキンやビタミンなどの栄養成分が豊富に含まれていることから、
健康効果についても注目されている。
急須などでお茶を入れると茶葉の栄養成分の約70%は
茶殻として捨てられてしまう。
「セラミックお茶ミル」で茶葉そのものを粉末にすることで
茶葉が持つ栄養成分を簡単に無駄なくまるごと摂取することができ、
急須で入れたお茶に比べると、カテキン摂取量は約2.3 倍(※)にものぼる。
カテキン摂取量が2.3倍になるとは!これはもう、買うっきゃないでしょ、ということで早速、購入した次第です。
届いたのがこちら。コーヒーミルやゴマ用のミルを茶筒っぽく?アレンジした感じで、見た目からして滋味溢れる粉茶ができそうです。
茶葉を小さじ1杯弱、入れてハンドルをくるくるくる…80~100回転させると茶葉がセラミックの<石臼>にきれいに落ちて粉になり、透明なボディの底に溜まっていきます。
最初に小さめの茶碗に粉を移してみました。たしかにキメ細かい。抹茶と何ら変わりません。
湯を注いで、まずは一口、二口。
うん?ちょっと粉っぽくね?
がんばって飲み干すと、茶碗の底に糊状になった粉茶がべっとり残りました。
ネットのレビューには「煎じて飲むより甘みが出て、平凡な茶葉が1ランク上の味に変わった」などと絶賛する声が多いのですが、どうもザラザラ感が拭い切れません。
そこでミルを裏返しして、キメを調整するつまみを最大限絞り、再度同量の茶葉を投入しました。
さきほどの茶碗では濃厚過ぎるようでしたので、寿司屋のあがり用の湯飲みぐらいのジャンボ茶碗を用意して粉を入れ、たっぷり湯を注ぎました。
底のほうに粉が固まらないよう、スプーンで念入りに混ぜ混ぜして試飲すると…
ほぉ、寿司屋のあがりそっくりな味になりました(茶碗のせいもあるのでしょうが)。
おいしいと言えばおいしいし、物足りないといえばどこか物足りない。
体に良い成分はたっぷり摂れるのでしょうけど、何だか今いちピンときません。
もう少し研究して、おいしい粉茶の入れ方を究めたいと思います。