
田舎暮らしに欠かせないのが軽自動車です。どの家にも、軽トラか
軽ワゴンが1台は停まっています。
我が家の足は中古で買ったスズキの
エブリイ。商用仕様のベーシックなノッポ車です。
軽のわりにキャビンが広く、リッターカーぐらいのサイズ感があります。
視認性はすこぶる良いんですが、家族が「バックするとき、モニターがほしい」と言うのも頷けなくもありません。
というわけで、
後付けのバックカメラをネットで探すことにしました。
調べてみたら、あるんですね、やっぱり。1万円前後出せば、ちゃんとした背面カメラ+専用モニターのセットが手に入ります。
でも、馬糞やら農具やらを満載して走り回る我が家のエブリイに、1万円の追加投資はもったいない。
ヘボくてもいいからもっと安いヤツはないかしら?と探すうちに、
税込2999円という文字通り激安の商品がAmazonに載っていました。
4.3インチLCDモニター バックカメラセット ケーブル一本配線 シガーソケット給電 取り付け超簡単 駐車支援システム 12V車用
【ケーブル一本で配線終了】シガーソケット給電が簡単、従来の複雑かつ多数な配線を避け、ケーブル一本でモニターとカメラの接続が終了です。初心者の方でも簡単に取り付けられます。
【ナイトビジョン対応】丸型 コンパクト設計、視野角度160度、暗視機能で暗い駐車場でもOK。カメラ本体は防水タイプですので、車外への取り付けも可能です!0.5ルクスの低照度で夜でもしっかり車後方の状況をモニターに映れます。
★一年間保証★:1年以内に製品が故障または不具合な場合は、無料で新しい商品を交換します。質問や問題があれば、売り手に連絡することを躊躇しないでください。
スペック的には必要十分な気がしますが、いくらなんでも安過ぎるんじゃない?…と不安になるほどの超良心価格です。
ま、使えなくてもいいかな、ぐらいの気持ちで注文しました。
翌日、届いたのがこちら。パーツは揃っていますが、マニュアルは付属しません。

外箱を開けると、英文のスペック表と「お買い上げありがとうございます」と書かれた名刺大の挨拶札1枚がポロリと出てきただけ。

スペック表の下には「Made in China」とあります。
大丈夫かなぁ?…半信半疑で凸凹の接続端子を赤同士、黒同士繋いでケーブルを車内に這わせました。

モニターをダッシュボードに固定してシガーソケットから電源を取ります。ソケットに差した電源ユニットのボタンをON/OFFすることで、手動でカメラの電源を入れる仕組みのようです。

ケーブルは後部座席下の工具スペースから車底に出し、リアのナンバープレートの上あたりに極小カメラを接着剤で固定。配線自体はあっけないほど簡単でした。

エンジンをかけて電源を入れると、おお!バックカメラが背後の映像を極彩色のやや
どぎつい色調で映し出すじゃありませんか!

さっそくエブリイのギアをRに入れて車庫入れしてみます。
おや? 何かヘンだぞ? 左右に停まっているクルマのボディカラーと、モニターに映った両脇のクルマを見比べるうちに、重大な事実に気がつきました。
なんだ? 助手席側のクルマ(左)が映像では右に、運転席側のクルマ(右)が左に映っているじゃないの!
そう、モニターはカメラが撮影したとおりの画像
<正像>をそのまま再生していたのです。
じつは、新車購入時にオプションで付いてくる純正のバックモニターは、一旦、カメラで撮った<正像>を左右反転=
<鏡像>に変換して再生しているのだということに、この時初めて気づきました。
やれやれ、やっぱ安物買いの銭失いだったな、と諦めて、敷設したケーブルを抜き取り、箱に戻しているうちに、電源ケーブルの下のほうに<白>と<緑>の
細いコードが意味ありげに垂れ下がっているのが目に入りました。
はて?このハンパなコードは何のためにあるのかしら?
…気になってググってみたら、なんと!とある個人の方のブログに、<白>をカットすると正像が鏡像に、<緑>をカットするとバック時の安全エリアを表示する「ガイドライン」が表示されるようになる、と書いてあったのです。

そもそもマニュアルが入っていないので、そんなこと知りようもありません。ダメもとで2本のコードをハサミでチョンパして再度、クルマに繋いだところ、ビンゴ!
見事にバック時の画像が<鏡像>に切り替わりました。そして後退し過ぎてぶつけないようにするための「ガイドライン」もしっかり表示されたんですね。
いやぁ、よかった。2999円の投資でリアの視界が抜群によくなりました。
ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。
テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報