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暑さのせい?で野鳥たちはどこかへ集団疎開?

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お盆前の我が家



 お盆過ぎまで、朝晩あれほど鳴き交わしていた野鳥たちの声が、このところ聞こえません。

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 スズメの姿が見えるぐらいで、我が家の“住人”というか“住鳥”のキジも山鳩も百舌(モズ)も、そして姦(かしま)しいことこの上ないヒヨドリさえも、姿をくらましてしまいました。

 残暑のせいで、どこかへ集団疎開してしまったのでしょうか?

 ちょっと寂しい気がしています。

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これはお得!たまご専門店の「たまごかけごはん定食」

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 安曇野市穂高の街道沿いに「たまごの駅」というベタな名前のたまご専門店があります。

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 駐車場がやけに広く、平屋の建物は食品関係の店というよりはカー用品店みたいですが、新鮮なたまごを求めて松本あたりからも多くの常連客が足を運んでくるようです。

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 合田共同養鶏組合という法人が運営する直売所で、採れたてたまごの販売をメインに、鶏肉を使った加工食品や野菜まで平台に並べて販売しています。

 売店の隣には広々した食堂スペースがあり、たまご料理にこだわった定食メニューが充実しています。
 

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 先日、この食堂で初めて「たまごかけごはん定食」を食べてみました。

 最初に税込み500円!を払い、席で待っていると、ややあって「たまごかけごはん定食の方!」とカウンターに呼び出されます。

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 お盆の上には、ご飯に味噌汁、納豆、卵焼き、野沢菜が載っています。中央に空の食器がひとつ。ですが、肝心のたまごが見当たりません。

「あれ、たまごは??」

 と呟くと、カウンターの中にいたお姉さんが、

「向こうのテーブルにザルに入れて置いてありますから、好きなだけ取ってくださいね」

 と教えてくれました。

 ええっ?好きなだけ取っていいんですか?

「はい、たまごは食べ放題。お得ですよ」

 お得ですよって、そりゃそうに違いありません。

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 お盆を一旦、テーブルに運んで、たまごを取りにコーナーテーブルへ。白、薄いベージュ、茶色の3種類のたまごが、ザルにきれいに取り分けられていました。

牧草たまご
自然豊かな山合いの小川村で大事に育てたたまごです。牧草を食べているので、くさみのない味です。

米たまご
安曇野コシヒカリをエサに配合して旨味(うまみ)成分が多いたまごです。くさみもなくあっさりです。

平飼いたまご
自由に産みたい時に産まれたたまごのため数は少く、旨味はつまっています。生で食べておすすめです。


 やや怪しい日本語で書かれたポップを見て、とりあえず「牧草たまご」と「平飼いたまご」を選びました。

 まずは平飼いたまごから。殻を割って器に入れてみると、意外にも黄身は小ぶりです。よく掻き混ぜて醤油を垂らし、ご飯にかけていただきました。

 うわぁ!こ、これはうまい!! 

 味か濃くて、黄身の新鮮な香りに包まれます。プルルンと震えるような白身の食感もたまりません。

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 さすが専門店の生卵は違うな、と感動しつつ、今度は牧草たまごをご飯に。

 こちらもうまい!!…うまいんですけど、平飼いたまごとの違いは正直わかりません。

 私たちはたまご2個でちょうどお腹いっぱいになりましたが、隣のおじさんは生たまご2個+目玉焼き2個=計4個を食しておられます。

 じつはこの目玉焼き、カゴから取った生たまごをホットプレートで自分で焼くシステムなんですね。

 生が苦手な人は焼いて召し上がれ…というお店の心遣いです。

 いやぁ、ワンコインでこんなにおいしいたまごかけごはん(と目玉焼き)を食べ放題に食べられるなんて、ちょっと珍しい大盤振る舞いじゃありませんか。

 たまご党の方は、ぜひお試しください。

■たまごの駅■



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朝、玄関先に出ると包みが…もしやカッパの置き土産?

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 朝、土間の引き戸を開けて外に出ると、おや? 玄関先に新聞紙の包みがひとつ、ポツンと置いてありました。

 しまった。昨日の野良仕事のしまい忘れかな?…と思って片付けようとしたら、新聞紙の表に赤インクで名前が書いてあります。

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 ご近所の農家さんでした。

 中身は、みずみずしいアスパラカスの束。通りすがりに置いていってくださったのでしょう。

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 そういえば前日、畑でナスの収穫をしていたオジサンに、里の家で摘んだブルーベリーをスーパーのレジ袋に小分けして差し上げたことを思い出しました。

 田舎の人はとても義理堅くて、“貰ったら、お返しするのがあたりまえ”なんですね。

 うっかり忘れていると、まるでカッパの置き土産のように何かが届いたりするので、びっくりです。



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蝶を呼び寄せるスタミナ満点の低木、ブッドレア

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 去年、里の庭にブッドレアの苗を植えました。

 小さな安い苗を買ってきて庭の真ん中に植えたんですが、たった1年で2メートル超の背丈まで伸びたのにはびっくり。

 しかも円錐状の花房に、7月上旬からかれこれ2ヶ月以上、花が咲き続けています。

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 シュッとしてスマートな外観でいながら、じつはどうしてスタミナ満点のエネルギッシュな植物なんですね。

 その証拠に、甘い香りと蜜をふんだんに蓄えて、蝶がやってくるのを手ぐすね引いて待っています。

 すると次から次へ、さまざまなが蜜を求めて飛来します。

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 「バタフライ・ブッシュ」という別名どおりの盛況ぶりです。
 バタフライ・ウォッチングに最適の花だということがわかりました。

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古民家の屋根裏は味噌蔵として最適、のはずなんですが…

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 信州味噌を手作りしている我が家では、毎年、節分の前後に米麹と大豆で味噌を仕込み、真夏に“天地返し”をします。

 放ったらかしにしておくと熟成にムラができてしまうため、上と下を引っ繰り返すようにして入れ替えるんですね。

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 後は古民家の屋根裏に瓶を並べて保存します。

 3年寝かし、熟成が進んだところでフタを開けて中身を取り出します。

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 昼なお暗い古民家の屋根裏は、外気が35度を超えても25~26度をキープ。藁葺き屋根が直射日光を防ぎ、土壁と屋根の隙間から新鮮な空気が絶えず入ってきます。

 麹菌の発酵には絶好の環境なのでしょう。毎年、香り高い“手前味噌”ができあがります。

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 ところが、今年の夏の“天地返し”では、ちょっとした異変が起きました。

 屋根裏から降ろした瓶のフタを外し、重しと表面を覆うラップを取ったら、味噌(のなりかけ)の表面に、普段の年の数倍もカビが生えていたんです。

 梅雨が去年より1ヶ月長く続いたせいで、カビが活性化したのだと思います。

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 スプーンで表面に付いたカビをきれいに取り除き、瓶の内側も改めてエタノールで消毒してから、しゃもじを使って味噌を掻き混ぜました。

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 新しくラップを張って重しを載せ、瓶の口を厚紙で塞いでフタを閉じます。

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 これで天地返し完了。多少のカビが残っていたとしても、麹菌が食べ尽くしてくれるでしょう。

 味噌作りにおいて天地返しは「端折ってもいいプロセス」と言われますが、成長途中の味噌の“健康診断”のためには、やはり欠かせないなと思いました。

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窓ガラスに鳥除けのオーナメントをブラ下げてみた

 里の家の窓ガラスに野鳥が衝突する事故が絶えません。

 今年に入ってわかっているだけでも、モズ(百舌)とヤマバト(ヤマバト)が正面からぶつかって気絶→蘇生し、九死に一生を得ています。


 以前には窓の下の地面に、首の骨の折れたクロツグミの死骸が落ちていたこともありました。

 早く何とかしてよ!...と家族に急かされ、ホームセンターで見繕(みつくろ)ってきたのが、こちらの“鳥除けオーナメント”

 よく家庭菜園なんかにぶら下がっているアレです。

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 さっそく、窓枠にクリップをかまし、紐を垂らして吊り下げてみました。

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 渦巻き状のシルバーのテープが、風を受けてゆらゆらするだけのシンプルな構造ですが、窓の外に吊しておけば、まず野鳥は気味悪がって寄ってこないでしょう。

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 しばらく様子を見て効果を検証したいと思います。

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古民家、10年で緑に埋もれる。

 縁あって私たちが古民家に暮らしはじめて10年が経ちました。

 以前のオーナーさんが周囲の木々をチェーンソーで伐採し過ぎたせいで、引っ越し当時の我が家は崖っ縁にせり出すようにして建つ、妙に大きな日本家屋という印象でした。

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 日当たりこそ良好でしたが、切られた木立の後には今にも崩れそうな法面が露出して、美観の点でも安全上も雑木林の再生が急務でした。

 プロの手も借りて、百本あまりの苗を家のまわりにせっせと植え続けました。

 こちらが最初の年の我が家。画面の左外に崖が広がっています。

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 5年後の写真を見ると、左側の緑が母屋に向かって“増殖”しているのがわかると思います。

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 そして10年目。現在です。左右から深い緑が迫ってきて、家が半分以上、隠れてしまいました。

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 緑に飲み込まれそうな勢いですが、酷暑でも家の中は涼しく、森の香りに満ちています。

 ようやく、あるべき環境に戻ったような気がします。


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安曇野の“水争い”の歴史をたどるニッチなツアーに参加しました

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 安曇野といえば、豊富な地下水が一帯を潤し、米作はもちろん清流を利用したワサビ作りがさかんな土地として知られています。

 私も、てっきり太古の昔から豊かな穀倉地帯として栄えてきたのかと思っていましたが、じつは北アルプスの火山岩や石ころが大地を覆い、元来は耕作に不向きな土地も少なくなかったのだそうです。

 その岩だらけ石だらけの荒れ地に川の水を引いて耕し、どうしても作物が育たないところには他所から土を運び入れ客土までして、少しずつ耕作地を増やしていったのだといいます。

 そんな安曇野の耕地開拓の歴史と、水利権をめぐる村人たちの“水争い”の歴史を、各地に点在する遺構を訪ねながらたどる…というマニアックなツアーが開かれました。

 題して「命の水を確保せよ!千年流れ続ける用水路と田んぼの物語」

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 松本の小さなツアー会社が企画した約2時間30分のウォーキングツアーで、定員10名のところ9名が集まり、先日、無事開催されました。

 参加料は1500円。地元出身の元博物館長さんがガイドに立って、烏川(からすがわ)流域から大庄屋・山口家周辺に至る江戸時代の遺構---五カ堰取入口跡、五カ堰分水口跡など、川の水を集落に引き込むためのさまざまな工夫の跡を見て回りました。

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 「隣の集落より10メートルでも川上から水を分流したい」という村人同士のつばぜり合いが、ついには暴力沙汰に発展して松本藩が介入する騒ぎになった、ちょうど川の中州のこのあたりで取っ組み合いの喧嘩があったらしい…などなど、相当ディープな郷土史を見て聞いて楽しませていただきました。

 あいにくの雨模様でしたが、参加者はみなさん“安曇野愛”に溢れているのか、それはもう本当に熱心に耳を傾け、熱心に質問していらっしゃいます。

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 世の中にはとんでもなくニッチなツアーがあるもんだな、と感心しきりの“小さな旅”でした。

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中古のエアコンを貰いました

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 親戚が「引っ越しして不要になったから」と言ってエアコンを1台くれました。

 木造家屋20畳以上に対応する200Vの大型エアコンで、新品なら20万円以上します。

 電気店に内部をきれいにクリーニングしてもらい、里の家のリビングに取り付けました。

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 我が家史上、初のエアコン!です。

 というのも、寒冷地の安曇野では本来、エアコンは「なくても済む」家電なんですね。

 実際、ご近所を見回してもエアコンを取り付けているお宅は半分ぐらいでしょうか。

 我が家の場合も、古民家には涼し過ぎて冷房はいりませんし、逆に冬は寒過ぎてエアコンごときでは暖まりません。

 一方、里の家はお盆前後の2週間ぐらい、とんでもなく寝苦しい夜が続きます。でも、この期間さえ我慢すれば、後はまずまず冷房のお世話にならずとも凌げるんです。

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 ただ猛暑が続くと、さすがに生きた心地はしません。この先、地球温暖化が進んで夏の平均気温がじりじり上がっていくようなことになったら、やっぱり冷房の導入を考えなくては…と思っていたのでした。

 そんな矢先、都合よく貰い受けることになったのが、こちらのお古のエアコン。

 ちょっと贅沢?な気もしますが、そろそろ安曇野界隈でも必需品なのかもしれません。

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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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