
中古住宅の里の家を買うにあたって、「あれ?」と違和感を覚えたのが
キッチンでした。
シンクからコンロ台、食器棚まで、なぜか全部、いかつい
ステンレス製だったんです。
コスパを考えての選択だったんでしょうが、台所の左右に向かい合って並んでいるシンクと調理台・食器棚が、み~んなステンレス製…それもゴリゴリの
プロ仕様というのには、少々、面食らいました。

ラーメン屋さんか、はたまた家族経営の小さなイタ飯屋さんの厨房か…一般家庭の台所とは大分、趣が違いました。
別に見た目はどうでもいいのですが、実際に使ってみると、それなりに
不便なんですね。
特に気になったのが収納スペースの不足と高さの問題…業務用ですから、調理と洗い物を最優先に考えて設計してあるのでしょう。
たとえば一般家庭にはほぼ無いであろうフルサイズの
ダブルシンク。洗い物の効率が飛躍的に上がる点では二重◎を付けたくなるぐらい便利なんですが。

ただ、限られたスペースに大きなシンクが2つも付いているわけで、調理用具を置いたり片付けたりする空間が犠牲になっているんです。毎日使ううちに、じわじわ
ストレスが溜まってきました。
もうひとつの問題が、
全高と言うのでしょうか。<高さ>の不足です。

我が家のキッチンはどうやら小柄な女性向けに設計されたものらしく、シンクや調理台が床から60センチそこそこしかありません。
包丁を振るったり洗い物をしていると、徐々に背中が丸まってきて肩がバリバリに凝ってしまいます。
やっぱりキッチンは一般家庭用のモノがいいんじゃないの?…という話になり、先日、思い切って
システムキッチンに入れ換えました。

対面の食器棚は残し、それに合わせてあえてステンレス製のシステムキッチンを選びました。

シンクは1つに減りましたが、その分、調理スペースが増え、足下の収納スペースも倍増。ビルトイン式の
食洗機も設置しました。

全高が10センチほどアップしたので、背筋を伸ばして調理できるのも○。
取り外した業務用キッチンセットは作業場に運び込んで再セットアップ。設備屋さんに水道を引いてもらい、新たな水場が生まれました。

やっぱり、業務用のキッチンはこっちのロケーションのほうがしっくりきます。
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テーマ : 信州
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