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渋柿から化けた甘柿は、むしろ甘い?

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 つぎつぎに赤く色づく柿の実を、週1回のペースでせっせと収穫しています。

 我が家の柿はたった1本を除いて、みんな渋柿

 そのまま食べるわけにはいきません。

 大部分は干し柿にしますが、じつは渋を抜くと立派に甘柿になるんですよね。

 いや、渋柿から化けた甘柿?は、スーパーで売っている完全甘柿よりむしろ甘い印象さえあります。

 というわけで、我が家では秋になると生食用に渋柿の渋抜きをします。

 渋柿のヘタを付け根から切って逆さにし、35度の焼酎にサッと浸してからビニール袋に密封。箱に詰めて7~10日間ほど寝かせます。

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 この時、焼酎を付け過ぎると皮が黒ずんで汚らしくなるので、ほんのちょっとだけ浸けるのがコツのようです。

 アルコールに触れた渋みの成分タンニンが、2週間前後で水に溶けない性質に変わっていくため、人が食べたとき果糖の甘みだけが感じられるようになるのだとか。

 タンニンは体に良いそうですから、毎日、甘くなった“元渋柿”を食べるようにしています。

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<灰ころがし>もいいけど、<ダッジオーブン焼き芋>がおすすめです!

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 最近ではスーパーの店頭でも売っている焼き芋ですが、やっぱり自前で作るのがいちばん。

 我が家では、濡らした新聞紙でサツマイモを包み、その上にアルミホイルをきっちり巻いて囲炉裏の灰の中に埋めて焼いています。

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 いわゆる<灰ころがし>です。

 2時間ぐらいすると、囲炉裏の火の下から得も言われぬ焼き芋の甘い香りが漂い出すんですね。

 遠赤外線でじっくり火を通した焼き芋はトロ~リトロトロ…スウィートポテトのように甘くできあがります。絶品のうまさですが、焼き上がるまでに時間がかかるのが玉に瑕。

 そこで今夜は里の家のバーベキューハウスで、ダッジオーブンを使って作ってみることにしました。

 木炭を強火に熾してダッジオーブンを温めます。中に専用の五徳を敷き、その上にサツマイモを載せました。

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 フタをして40分間、ひたすら加熱します。フタの隙間から水蒸気がさかんに吹き出し、やがて例の良いニオイがプワ~ンと立ち上ります。

 それを合図にダッジオーブンを火から下ろし、さらに余熱で少々、温めれば完成です。

 途中、フタをずらして焼き加減を見ながら調理できるのが便利でした。

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 簡単なうえに、焼き過ぎる心配がないのが

 今年の秋はダッジオーブン焼き芋を極めよう(?)かなと思っています。



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高い高い灯油代の話

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 我が家では湯沸かしの燃料に灯油を使っています。

 本当はガスにしたいところですが、安曇野には都市ガスが整備されていません。

 プロパンはバカみたいに割高なので、初めから選択外。

 古民家も里の家も、母屋の裏手に大きなタンクを設置して、当座使う灯油をガソリンスタンドから配達してもらっています。

 タンクのてっぺんに残量メーターが付いていて、大体4分の1ぐらいまで減ったところで注文するんですね。

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 前回、満タンにした時は、原油価格が下落していてちょうど「買い時」でした。

 ところが今回、古民家と里の家のタンクがほぼ同時に4分の1になったので配達を頼むと、スタンドのお兄さんが、

「灯油、値上がりしていますけど…いいですか?」

 申し訳なさそうに言い訳めいたことを切り出してきました。

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「値上がりって、実際どれぐらいですか?」

「去年の今頃と比べると…リッター30円ぐらいかな」

 リッター30円? そもそも灯油は1Lあたり70円ぐらいが相場だったはず。それが30円もアップするの?

 半信半疑でしたが、頼まないわけにもいかないので両方のタンクをそれぞれ満タンにしてもらいました。

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 納品書を見てびっくり。配達料込みで1Lあたり98円と書いてあります。2軒分で240L、2万4000円でした。

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 なんと前回より6000円もアップ!

 アメリカの対イラン経済制裁で、イラン産の原油供給が世界的に逼迫するとの懸念から原油価格が上昇しているそうですが、そのとばっちりがこんなところに及ぼうとは。

 いい加減にしろよ、トランプ!



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今年は絶対に盗られないぞ!秋の干し柿バトルの始まりです

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 古民家と里の家のあちらこちらで、が実り始めています。

 いずれも樹齢20年以上の渋柿なんですが、私たちが住むまで一度も剪定されなかったらしく、滅多やたらに生え広がって収拾が付かないほど巨木化しています。

 そこで手に届く範囲のものを毎週、少しずつ収穫しています。

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 今日はひとまず干し柿用に大きな実を選んで獲り、皮剥き機ピーラーで1個ずつ皮を剥いていきました。

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 専用の「柿つるしたんざく」に吊して熱湯消毒。さて、いよいよ干す段になってハタと困りました。

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 一体どこに干せばいいんだ?

 そうなんです。干す場所はいくらでもあるんですが、毎年、おサルタヌキイタチに盗られて散々な目に遭っているんです。

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 古民家の軒下に吊せば、おサルのおやつに。

 里の家の作業場に吊せば、タヌキ、イタチの餌食に。

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 仕方なく屋内に干すと、今度はあっという間にカビが生えてきます。

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 今年こそはケモノに邪魔されずに仕上げたい…思案の結果、里の母屋の軒下に脚立を置いて、梁に「柿つるしたんざく」を吊すことを思いつきました。

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 地面から柿まで優に2メートル以上あります。これならケモノたちも歯が立ちますまい…ひとまずそう思うことにして、試しに最初の60個余りを吊してみました。

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 さて、サルやタヌキ、イタチたちはどう出てくるか? 秋の干し柿バトルの始まりです。



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猛暑のせいで、大昔の冷蔵庫が壊れちゃいました

 今年の猛暑は、人間ばかりじゃなく家電製品にも相当なダメージを与えたようで、里の家の冷蔵庫がついに息の根を止めてしまいました。

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 本格的な暑さが到来した7月頃から、何だか冷気が弱くなったな…と思っていたのですが、それから坂を転げるように利きが悪くなり、とうとう冷気が完全にストップしてしまったのです。

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 引っ越し前から台所に置いてあった大昔の冷蔵庫です。この夏の異様な暑さに参ってしまったのでしょう。

 詰め込んであった食材をクールボックスに緊急避難させ、空になった本体の奥まったところに貼ってある製品番号を見てびっくり。

 なんと! 2000年製造と書いてあるじゃないですか!

日立冷凍冷蔵庫 R22-YK

定格内容積
 全定格内容積 215L
 冷凍室の定格内容積 11L
 冷蔵室の定格内容積 167L
消費電力量
 50Hz 490kWh/年 41kWh/月
 60Hz 490kWh/年 41kWh/月

2000・7-12月期製


 18年前、ちょうどミレニアムの製造だったのです。

 よくぞここまで持ったと褒めてあげたい長寿ですが、冷凍食品が溶け出してきたので感傷に耽っている暇はありません。

 近所の家電量販店に駆け込んで、激安展示品(517L)を注文しました。

 届いたのが、こちら。屈強な配送スタッフが一人で背負って運び入れてくれました。

 カタログによれば梱包重量は113kg。う~む、なんという力持ち!

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 安曇野的?に言うと、<塩の道(千国街道)>を塩や海産物を担いで歩いた往年の歩荷(ボッカ)さんみたいな勇姿です。

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 それはともかく、新しい冷蔵庫は三菱製で年間消費電力量は265kWh/年と、カタログに書いてあります。

 容量が2.4倍に増えたのに消費電力量が半分強まで減っています。

 ええっ? ってことはですよ、1リットルあたりの消費電力量で比較すると約5分の1じゃないの。

 何という省エネ! 今までいかにムダな電気代を払い続けていたかが身に滲みてわかりました。

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 引き取られていくミレニアム冷蔵庫には、

「ご苦労さま。壊れてくれてありがとう

 そんな惜別の言葉をかけて、長年の労をねぎらいました。



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赤トンボの季節がやって来ました

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 猛暑が過ぎ去り、赤トンボが群れをなしてやって来ました。

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 古民家の軒先を、里の家の柿の木のまわりを、小さな羽音を立てて軽やかに飛翔しています。

 秋が一気に深まってきました。

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里の家にシステムキッチンを導入しました

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 中古住宅の里の家を買うにあたって、「あれ?」と違和感を覚えたのがキッチンでした。

 シンクからコンロ台、食器棚まで、なぜか全部、いかついステンレス製だったんです。

 コスパを考えての選択だったんでしょうが、台所の左右に向かい合って並んでいるシンクと調理台・食器棚が、み~んなステンレス製…それもゴリゴリのプロ仕様というのには、少々、面食らいました。

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 ラーメン屋さんか、はたまた家族経営の小さなイタ飯屋さんの厨房か…一般家庭の台所とは大分、趣が違いました。

 別に見た目はどうでもいいのですが、実際に使ってみると、それなりに不便なんですね。

 特に気になったのが収納スペースの不足と高さの問題…業務用ですから、調理と洗い物を最優先に考えて設計してあるのでしょう。

 たとえば一般家庭にはほぼ無いであろうフルサイズのダブルシンク。洗い物の効率が飛躍的に上がる点では二重◎を付けたくなるぐらい便利なんですが。

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 ただ、限られたスペースに大きなシンクが2つも付いているわけで、調理用具を置いたり片付けたりする空間が犠牲になっているんです。毎日使ううちに、じわじわストレスが溜まってきました。

 もうひとつの問題が、全高と言うのでしょうか。<高さ>の不足です。

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 我が家のキッチンはどうやら小柄な女性向けに設計されたものらしく、シンクや調理台が床から60センチそこそこしかありません。

 包丁を振るったり洗い物をしていると、徐々に背中が丸まってきて肩がバリバリに凝ってしまいます。

 やっぱりキッチンは一般家庭用のモノがいいんじゃないの?…という話になり、先日、思い切ってシステムキッチンに入れ換えました。

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 対面の食器棚は残し、それに合わせてあえてステンレス製のシステムキッチンを選びました。

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 シンクは1つに減りましたが、その分、調理スペースが増え、足下の収納スペースも倍増。ビルトイン式の食洗機も設置しました。

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 全高が10センチほどアップしたので、背筋を伸ばして調理できるのも○。

 取り外した業務用キッチンセットは作業場に運び込んで再セットアップ。設備屋さんに水道を引いてもらい、新たな水場が生まれました。

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 やっぱり、業務用のキッチンはこっちのロケーションのほうがしっくりきます。



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大量に採れた栗。焼くのと蒸すのとどっちがおいしい?

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 里の家から遅れること2週間。古民家の庭の栗も収穫期を迎えました。

 猛暑が栗の生長を促すのかどうかはよくわかりませんが、山里の栗も例年になく豊作で、ちょっとやそっとでは食べきれない量の実が一気に採れてしまいました。

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 大好きな栗ご飯も、繰り返し食べていたら飽きてしまいます。それに下ごしらえのたびに外の皮と渋皮を剥くのも面倒です。

 手っ取り早く食用に供する方法はないかな?--と思案するうちに、やっぱり焼くか蒸すに限るということに気づきました。

 シンプルなのは焼き栗です。以前、仕入れたイタリア製の焼き栗鍋に拾った実を順に放り込んで、強火にかけるだけ。表面が黒くなるまでまんべんなく火を通すと、パチンパチンと勝手に弾けて裂け目から湯気が立ち昇ります。

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 鍋を火から下ろし、火傷に気を付けて厚皮を剥くと、内側の渋皮も一緒に外れてごらんのとおり。黄色い中身がポロリと転がり出すんですね。

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 熱々の栗は基本ボソボソしていますが、素朴な甘みが後を引きます。

 それに比べると蒸し栗は一手間が加わりますが、じつはこちらもおすすめの食べ方です。

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 私たちは圧力鍋を使って10分弱、調理しています。鍋から取り出して、包丁で2つに割っていただきます。

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 香りが外に逃げない分、焼き栗より一層香ばしいんですね。実の中にしっとりと水分が残っていてじつにうまい。

 食べ過ぎてお腹を壊してしまいそうです。



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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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