近頃、我が家の
薪ストーブの燃え方が悪くなってきたような気がします。
焚き付けから薪にすんなりと火が燃え移らなかったり、薪の炎がくすぶって煙が立ち上ったり…以前に比べるとなんとなく調子が落ちています。
このストーブ、私たちはまだ一冬しか使用していませんが、設置して十数年は経っているはずです。
冬が来る前に何とかしないとまずいな、と思い、先日、地元の薪ストーブ専門店・
山風舎に煙突掃除を依頼しました。
軽ワゴンにお掃除道具を満載してやってきたのは、ベテランの
煙突マン。
薪ストーブの設置場所を一瞥すると、やおらストーブ本体と前面のフローリングをタオルで
養生し、煙突の継ぎ目には
マスキングテープとビニール袋を貼って煤が部屋に飛び散らないようにプロテクトしました。
その手際の良いこと。ものの10分間で準備完了です。
すると今度はスチール製の梯子を母屋に掛けて、スルスルと
屋根に登っていきました。
あっという間に煙突のフードを外し、背中に担いだ筒から
スチールブラシを取り出して突っ込みます。
両足を十分に開いて安定感を保ち、ブラシの柄をグルグル回しながら上下に擦っているようです。
ブラシの柄が少しずつ煙突に呑み込まれていきます。
煙突マンは背中に背負った筒から連結用の柄をつぎつぎに取り出しては継ぎ足していきます。
そうやってストーブ本体に届くあたりまでブラシを差し入れ、煙突の内側にこびりついた
煤をていねいに払っていくのでした。
あとで伺うと、
「途中2カ所、引っかかりがありましたけど、きれいに取れたと思いますよ」
とのこと。
再び室内に戻った煙突マンは、ストーブに接している一番下の
直管をずらして、落ちてきた煤を業務用ストーブ
「えんとつ君」で、ていねいに吸い取っていきます。
清掃前の本体と扉は、鋳物のボディもガラス面もご覧のようにかなり煤けていました。
その汚れを「えんとつ君」ですみずみまで吸引した後、
ワックス掛けをすると--
ワォ! セコハンのストーブが、ほとんど新品に生まれ変わったじゃありませんか!
炉の内部も、ご覧のとおり。灰ひとつ落ちていません。
もちろん、着火のしやすさや燃え方も目に見えて改善しました。
さすが
プロの仕事は違うなぁ、とつくづく関心した次第です。
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テーマ : 信州
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