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満願寺のおいしい水を頂きました

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 安曇野穂高の山裾に、満願寺という真言宗豊山派の山寺があります。

 標高900メートルの山の急斜面に大きな本堂と広大な庭園を構える古刹で、あの坂上田村麻呂が安曇野の支配者・八面大王を成敗した際、この寺の手を借りたとか借りなかったといかいう逸話が残っています。

 地元の由緒正しいお寺です。

 ツツジの季節には県外からも観光客がやってきますが、普段は広々とした境内にほとんど人影は見当たりません。

 でも、地元民にとって、ここはたびたび“お世話になる“生活密着型”のスポットなんです。

 お目当ては、境内の数カ所にこんこんと湧き出している北アルプスの天然水

 寺では、参拝者が自由に汲んで持ち帰れるよう、水回りをきれいに整備してくださっています。

 先日、我が家もペットボトルと水差しを数本、持参して満願寺を訪れました。

 誰もいない駐車場にクルマを乗り捨て、水の湧き出す崖の下に行ってみました。

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 おいしそうな冷たい水が、かなりの水量で湧き出しています。

 ホースの先に容器を当てて汲んでいると、小さなお子さん連れの若いお母さんが水筒持参でやってきました。

 聞けば松本市の外れから、定期的にここの水を貰いに来ているそうです。

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 参道を上って本堂の並びの「命水」に行ってみると、こちらにも地元のおばさんが2人、世間話をしながらペットボトルに水を溜めているところでした。

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 満願寺の水はやわらかく、緑茶やコーヒーを入れると大変、まろやかな味になります。

 地元のレストランの中には、ポリタンクにたっぷり貰い水して調理に使っているところもあるんだとか。

 安曇野は水が良いことで有名ですが、満願寺の湧き水はたしかにおいしいと思います。おすすめです。

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春はチワワも“春眠暁を覚えず”

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 最近、我が家のチワワに朝寝坊のクセがついてしまいました。

 元来、犬は早寝早起きのはずですが、朝、グズグズしていてハウスからなかなか出てこないんです。

 人間のお医者さんなら、朝寝坊がひどい人や睡眠障害の患者さんには「朝日を浴びなさい」とアドバイスするところでしょう。

 日光が目に入ると、脳内にセロトニンという覚醒をうながすホルモンが分泌されるんだそうです。

 「朝だ!」というメッセージが全身を駆け巡り、次第にハッキリと目覚めていくんだそうです。

 犬と人間では脳のメカニズムが違うのかもしれませんが、我が家のチワワも朝日を浴びれば…

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 やっぱりダメ。膝の上にするりと登ってきて、あっという間に夢見心地です。

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 濡れ縁で日光浴をしていても…

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 たちまち忘我の境に入ってしまうのです。

 気持ちはわかるけどなぁ。

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和洋折衷の民宿の軒下は、ツバメたちの集合住宅?

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 ある日の午後のこと。大王わさび農場の近くを散歩していて、急にそばを食べたくなりました。

 田んぼの真ん中に「そば処」の看板が立っていたので行ってみると、街道沿いに3階建てぐらいの大きな建物がありました。

ごぼーでん
ビジネス民宿・そば処


 はて?ここは蕎麦屋なんでしょうか?それとも民宿

 道路に面して観光バスが何台も停められそうな駐車場が用意されています。

 母屋はその奥。北アルプスを背にどっしりとした重厚な建物がそびえ立っています。

 面白いのはその造作です。1階部分が壁面に煉瓦を貼り合わせた洋風なんですが、2階から上はなぜか古民家風

 「建物の上下で和洋折衷」とでも言いましょうか。ありそうでなかなかない不思議なデザインなのでした。

【→ Googleストリートビューで見る ←】

 好奇心をそそられて洋食屋風のエントランスにたどり着いたのですが、あいにく午後の休憩時間中で、お目当てのそば処は閉まっていました。

 残念!いずれ出直すつもりで一歩、エントランスの外に足を踏み出した瞬間、眉間の先をシュッ!--黒くて鋭利なモノがかすめ飛んで行きました。

 反射的に立ちすくんで周囲を伺うと、数羽の小さなツバメが空を切ってひっきりなしに飛び交っているのでした。

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 見れば「ごぼーでん」の軒下には、幾つものツバメの巣ができています。

 子育て中の巣もあれば空のもあるといった具合で、さながらツバメの集合住宅です。

 巣立ったばかりの1羽のツバメが、玄関先の照明器具の上に止まってこちらを不思議そうに眺めていました。

 腹を空かしたニンゲンのオヤジが物珍しかったのでしょうか。

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鳥の巣?いえ“宿り木”でした

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 神明造(しんめいづくり)の本殿が国宝に指定されている仁科神明宮(にしなしんめいぐう)を訪ねた帰り道のこと。

 ふと街道沿いの古木を見上げると、高い枝の中程にくす玉のような形の“繁み”ができているのに気づきました。

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 まだ芽吹いていない枯れ枝状態のところに、緑色のくす玉があっちにもこっちにも。

 全部で10玉ぐらい確認できました。

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てっきり猛禽類の巣だとばかり思って調べたら、なんと!「ヤドリギ(宿り木)」だったんですね、これが。

 ヤドリギ--名前は知っていましたが、まさかこんな真ん丸な植物だとは…。

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 蛾の幼虫に取りついて養分を吸い尽くす冬虫夏草のようなものを勝手に想像していました。

 じつはヤドリギも、大木の枝に根を浸潤させて、それなりに栄養を吸っているらしいのですが、そのやりかたが“ほどほど”なんだとか。

 寄生している木を弱らせない程度に巧みに養分を啜っているんだそうです。

 ヤドリギは常緑植物。宿主が冬、葉を落とした後も青々としているので、西洋では生命力の象徴として珍重されてきたようです。

 たしかに緑のエネルギーを感じさせる、“樹上のマリモ”のようなフォルムですね。




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春は安曇野 古民家も春

 春はあけぼの、じゃなかった春は安曇野

 --そう言いたくなるほど、ここ安曇野の春は新緑とアルプスの雪解け水に恵まれて色鮮やかです。

 一帯に点在する古民家も、冬の寒さから息を吹き返したように生き生きとしてきます。

 たとえば、こちら大町市の茅葺き屋根の家。

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 煙突から煙が棚引いているのは炊事の最中でしょうか。

 まんが日本昔話の一コマみたいな光景です。

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 一方、山里の我が家の庭では、ようやく花が咲き始めました。

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 花蘇芳(ハナズオウ)がちょうど見頃ですが、欅(ケヤキ)や栗の木はまだ芽吹いたばかり。

 日に日に濃くなる緑を眺めて、春の訪れを実感しています。

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タラの芽、摘んで天ぷらにしようかな

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 家の周りを散策していたら、これまでノーマークだったタラノキを発見。

 タラの芽が、いかにもおいしそうに、

採ってください!食べてください!

 と言わんがばかりに空に向かって屹立していました。

 これはもう天ぷらにするしかないでしょう。思わぬ春の恩恵でした。

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田植えの季節。田んぼが水鏡に

 田植えの季節がやってきました。

 こちらは大町の田んぼです。水が引き込まれた水田はまだ全体の半分ぐらいでしょうか。

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 一方、安曇野市ではほとんどの田んぼに水が引かれ、耕耘機が行き交っています。

 早いところでは田植えも始まっているようです。

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 で、こちらは大王わさび農場近くの風景。田んぼと言うよりみたいですね。

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 少し山裾を上ると、ご覧のような光景も。穂高の水田に映った北アルプスです。

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 田んぼが水鏡になるのは、田植え前のほんの一時だけ。毎年のことながら、見飽きない景色です。



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なんという生命力!倒れたモモの木の花が満開に

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 里の家の果樹園を見て回っていたら、桃の花が地面すれすれのところで咲いているのに気づきました。

 しだれ桃じゃなかったはずなのにヘンだなと思って見に行くと、斜め下方向に伸びた大きな枝の1本が付け根のあたりで裂けるようにして折れ、地面に垂れ下がっているではありませんか。

 しかも、その垂れ下がった枝の先に、鮮やかなピンク色の花がびっしり密生して付いているんです。

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 付け根の傷口を検めてみてびっくり。裂け目はかなり深く、“首の皮1枚”ほどを残してほとんど千切れそうな状態でした。

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 そういえば、今年の冬、何度か嵐がやってきて老木が数本倒れました。この桃の木も、風雪に耐えかねて枝が折れてしまったのでしょう。

 それにしても、なんという生命力。よくまあ花を咲かせたものです。

 剪定するのも憚られて、しばらく見惚れてしまいました。

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シレネの花壇からつくしんぼがスクスクと…

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 玄関先の小径に沿って、シレネの花が咲き広がっています。

 よく見ると、群生するシレネの隙間から小さな薄茶色のがにょっきり、にょっきり。

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 つくしんぼです。

 安曇野の里はすっかり春めいてきました。

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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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