先日、「大きな栗がいっぱい実りました」の記事の中で、「
集めた栗は皮ごと茹でて熱いうちに剥いてしまいます。」と書いたところ、知り合いから、
「栗の皮は生のうちに剥いたほうが楽。
『栗くり坊主』を使うと簡単に剥けるよ」
と教えてもらいました。
『栗くり坊主』? 一体、何のことでしょうか?
気になった私たちは、翌日、近所のホームセンターへ。店員のおばちゃんに、
「栗くり坊主ありますかぁ?」
と尋ねましたが怪訝な顔をされてしまい、自分たちで探すことにしました。
すると、あったんです!調理用具の棚のいちばん下の隅っこのほうに、ちょっぴりホコリを被った感じのパッケージが。
<新型 栗くり坊主> と書いてあるじゃないですか。
お値段は2280円。ちょいとお高い気はしましたが、迷わず買って帰りました。
箱から出して握ってみると、昔の床屋さんのバリカンとニッパーの合いの子のような感じのハサミです。
よく見ると向かって左の刃がギザギザで、右の刃がストレート。
説明書きによると、
ギザ刃で栗を押さえ、切り刃のほうをチョキチョキ動かして剥いていくんだそうです。
その際、栗のお尻の部分から先端に向かって、皮の筋に沿って剥き始めるとやりやすいとも書いてあります。
さっそく採りたての栗の実にギザ刃を当てて、バリカンよろしく
キリ刃でチョキチョキ始めてみました。
すると、これは楽ちん!リンゴの皮剥きのようにスムーズに剥けるじゃありませんか。
むろん、栗の外皮は固いですから、果物ナイフでリンゴの皮を剥くようなわけにはいきません。
それでも力加減によっては外皮だけ剥いたり、
渋皮ごと始末したりできるんです。大したものだと感心しました。
とはいえ、50個ぐらい連続して剥くと手が痺れてきます。家族で栗くり坊主をバトンタッチしながら、計2キロほどの生栗を一気呵成に剥き切りました。
さてさて、今夜は栗ごはんです。残った栗は
甘露煮にして瓶に詰め、長期保存用に脱気しました。
それにしてもエライのは、栗くり坊主です。ネットで調べたら、新潟県三条市の
諏訪田製作所というメーカーが製造元でした。
で、ホームページを見てびっくり。栗くり坊主には、私たちが買った「新型」の他に「(元祖?)栗くり坊主」「栗くり坊主II」という兄弟製品があったんですね。
「栗くり坊主II」は水洗いOKでお手入れ簡単なんだとか。
さらに同社には
「銀杏坊主」という、銀杏の殻割りに特化した自慢の製品も。栗くり坊主の兄弟シリーズとしてラインナップされていました。
う〜む、渋い。次回はぜひ、銀杏坊主も使ってみようと思います。
余談ですが、諏訪田製作所の栗くり坊主のホームページには、いかにもコーポレートサイトチックな
クールなバージョンと、農村チックな
ほっこりバージョンのふたつがあります。
なぜか同じ製品なのに価格が違って表示されていたりしますが、興味を持った方は両方のページを見比べてみてください。
ちなみに私たちは、インターネット黎明期のニオイがぷんぷんする“ほっこりバージョン”のほうがお気に入りです!
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テーマ : 信州
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