桐箪笥をヤフオクでゲット!
引っ越しから6年あまり。これまで我が家には箪笥というものがありませんでした。
服やタオルはビニール製の洋服収納袋に仕舞い、季節ごとに必要なものだけ取り出して着ていました。
それで十分間に合っていたので、最初のうちは箪笥が欲しいなんて感じたことはありませんでした。
でも、衣類は少しずつ増えていくもの。そろそろ、ちゃんとした収納を考えなくては…というわけで、納戸に箪笥を置くことにしました。
古民家ですから新品は似合いません。経済性も考えると中古で十分です。
さっそくヤフオクをチェック。「アンティーク/和箪笥」で検索してみたら、ぞろぞろ出てきました。
値段はピンキリです。人気の「階段箪笥」ともなると、好事家たちが数十万円で競り合っていたりします。
総じて塗り物や細工の細かい和箪笥は、それなりの値段で取引されているようです。
一方、私たちは実用本位。多少、汚かろうがたくさん衣類が入りさえすればOKです。
そんなエコノミックな私たちの目に飛び込んできたのが、秋田の業者さんが出していた中古の桐箪笥。少し前の日本では嫁入り道具に欠かせなかった、ごくありきたりの“普及品”が、3000円で出品されていました。
希少性もなければ見栄えもパッとしません。単に桐100%だから気密性が高く、湿気を呼ばないというだけの、いわゆるひとつの中古箪笥です。
当然、誰にも入札されないまま、あと数時間でタイムオーバーになるところでした。
3000円ポッキリで入札したところ、あっけなく落札。送料のほうが高くて4100円しましたが、都合7100円ちょっとでめでたく入手できたのでした。
宅配便で二個口になって届いたのがこちら。
桐箪笥は軽いので、ひとりで抱えて納戸に運び込み、上半分をヒョイと載せたら設置完了です。
凹みや汚れはありますが、程度はまあまあ。何より引き出しや引き戸がスルスル気持ちよく開閉するので、便利なことこの上ありません。
世間的には人気者とは思えない桐箪笥ですが、天井の低い古民家の納戸部屋にはドンピシャの良品でした。