原始的だけど、じつはおいしく焼けるアウトドア用トースター
カセットコンロの上に乗った、この奇妙な器具、何に使うかわかりますか?
じつはこれ、アウトドア用のトースターなんです。
丸底の金属板にバーナーの熱が伝わって、上の針金に立てかけたパンが焼ける仕組みになっています。
中火~強火で加熱していくと、パンの下半分がみるみるキツネ色に変わっていきます。
すかさず天地を引っ繰り返して上下万遍なく焼いたら、今度は裏表を返します。
オーブントースターに比べると手数がかかりますが、目の前で焼くので焦がす心配がありません。
しかも、どういう理屈かわかりませんが、これで焼くとオーブントースターより格段においしく仕上がるんです。
そんなわけで、私たちはアウトドア用トースターを(室内で)愛用しています。
じつは引っ越し当時、私たちの古民家にはお風呂も台所もありませんでした。
後から工務店にお願いして、だだっ広い土間の一角にユニットバスとシステムキッチンを設置してもらいました。
その工事が終わるまでの間、パンは囲炉裏で焼いたり、カセットコンロ+アウトドア用トースターで焼いたりしていました。
工事が終わり、電子レンジやらコーヒーメーカーを買い求める段になって、オーブントースターはどうしようかという話になりました。
「カセットコンロで焼くほうが断然おいしい!」
家族全員がそう感じでいたのでした。
以来、この焼き方で通しています。
初代のトースターは5年目に針金がボロボロに劣化し、リタイア。今は二代目を使っています。
パンを軽くおいしく焼きたいと思ったら、こういう選択肢もあるかも。
アウトドア・ショップで2000円ぐらいで売っていますよ。