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高温続きで干し柿がカビちゃいました…

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 なぜかモヤモヤと生暖かい日が続いた今年の秋。寒さがこたえる古民家暮らしにとっては、この陽気、天の恵みだったのですが、思わぬところにツケが回ってきました。

 それは干し柿。100個ほどを吊し柿にしていたところ、なんと!つぎつぎにカビが生え始め、気がついたら7割方が青カビにやられてしまいました。

 干し柿には適度な風通しと朝晩の冷気が欠かせません。それが9月上旬並みの気温が続いたわけですから、カビてしまうのも無理ありません。

 実際、安曇野を歩いてみても、軒先に干し柿を吊しているお宅をほとんどみかけません。

 どこへ行っても、

「今年は干し柿が腐ったりカビたりで、まったくダメだねぇ」

 みなさん口々にそうおっしゃいます。

 でも、まだ我が家の柿の木(の高いところ)にはオレンジ色の丸々と太った実が文字通り“腐るほど”なっています。なんとかリベンジしたいなと思います。


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玄関の引き戸の立て付けを修繕してもらいました

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 引っ越し当時、我が古民家はあっちの障子、こっちの襖がガタピシ悲鳴を上げていました。

 長い年月の間に少しずつ家が変形してしまって、建具の滑りが悪くなっていたんですね。

 そこで建具屋さんにお願いして、家中の扉や障子、襖を調整してもらいました。

 その後、数年間は調子良く使えていたんですが、やはり古色蒼然とした家だけあって、月日が経つうちに徐々に開け閉めがスムーズではなくなってきました。

 先日、久しぶりに馴染みの建具屋さんを呼んで、家の中をひととおりチェックしてもらいました。

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 玄関の引き戸の滑りが目立って劣化していたので、応急処置で直してもらい、後々、ローラーの部品交換等をお願いすることにしました。

 室内の障子や襖も見ていただいたところ、いろいろと手当が必要な状況でした。

 冬が来る前にまとめて直してもらうことにします。

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カメムシ大発生!今冬は極寒か?

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 今、我が家ではカメムシ(屁っこき虫)が大発生しています。

 炬燵布団をめくると、裏側から五角形の平べったいカメムシがゾロゾロ。

 食卓のまわりが何となく“臭う”のでランチョンマットを裏返してみたら、なんとそこにもご覧のとおり黒いものが点々と…。

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 いやはや、こいつらときたら、そこら中に臭い屁を放つので往生します。

 以前にも書きましたが、秋田県では「カメムシが多い年は大雪になる」という言い伝えがあるそうです。

 どうやらこの言い伝えは安曇野でも“有効”らしく、カメムシが大発生した2012年の冬は大雪に見舞われました。

 カメムシ軍団が破竹の勢い?で蔓延(はびこ)る今秋。今から冬の厳しさが思いやられます。


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「室山アグリパーク」で「でいらぼっちゃ」を拝んできました

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 安曇野市の南、三郷(みさと)地区「室山」という名の小山があります。

 “安曇野唯一の独立峰”と書くとカッコイイですけど、実際はこんもりした丘で、丘全体が市営の公園「室山アグリパーク」になっています。

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 アグリパークというと、これまたなんだかオサレなリゾート風公園を連想しがちですが、いわゆるひとつの田舎の市民公園に他なりません。

 ただ、敷地内には立派な日帰り温泉施設があり、松本市の中心部からもほど近いので、週末は結構な賑わいを見せています。

 そんな「室山」の頂上に立っているのが、伝説の巨人「でいらぼっちゃ」像。

 鉄製の骨組の上にコンクリートで巨人をかたどった、全長10メートルあまりの立像です。

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 どれぐらい大きいかというと、ほら、このとおり。比較するものがチワワなのであまり参考にならないかもしれませんが、かなりのデカさであることはおわかりいただけるかと思います。

 「でいらぼっちゃ」とは、日本各地に伝承されている巨人で、一般には「ダイダラボッチ」の名前で知られています。

 信州では「でいらぼっちゃ」と呼んでいるようです。

 「でいらぼっちゃ」伝説は安曇野各地に伝わっていて、有名なところでは大町市の仁科三湖(青木湖、中綱湖、木崎湖)は、でいらぼっちゃの足跡に雨水が溜まってできたと言われています。

 改めて「室山アグリパーク」に屹立する「でいらぼっちゃ」を、少し離れたところから眺めてみます。

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 ほぼ三頭身。アニメっぽいと言いましょうか、昨今はやりの“ご当地ゆるキャラ”に通じるキャラ設定です。

 江戸時代の図版などには、黒入道のようなグロテスクな姿で描かれていますが、こちらの「でいらぼっちゃ」は、なんだか人の良い縄文人のようです(…と言っても縄文人を見たことがあるわけではありませんが)。

 子供たちの遊び場に立つ像として、皆に愛される姿じゃなければダメだったんでしょうね。
 
 足下から頭のてっぺんまで上がる階段が取り付けられています。

 頭上に立って松本方面を眺めたのが、こちらの写真。安曇野から松本盆地を一望できる絶景です。

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 残念ながらこの写真には写っていませんが、八ヶ岳のさらに先に富士山の頭の部分までがチョコッと見えたりします。

 ちなみに、「でいらぼっちゃ」像の前には、次のようなでいらぼっちゃ伝説を書いた看板が立っていました。


でいらぼっちゃ伝説


 昔、昔のそのまた昔、でいらぼっちゃという雲をもしのぐ大男がいたそうな。

 この大男は安曇野にもやって来て住み良い平らを造っていたそうな。

 仕事の途中、もっこふんどしの紐をほどいた時、ばらばらと土が落ちたとな。

 このわずかな土が盛り上がってできた山、これが「室山」だそうな。


 -三郷村に伝わる民話より-



 なんだか呑気なお話ですね。


【室山アグリパーク】




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干し柿に向いている実と、向かない実がある!?

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 裏庭に柿の実がたわわに実っています。

 先週末、高枝切りバサミを持ち出し、100個ほど収穫したのを、柿に詳しい知人に見せたところ、

「この実、皮剥くの大変でしょ?」

 と意外なことを言われました。

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 干し柿作りの皮剥きは、そもそも大変に決まっています。我が家では毎年、丸一日かけて数百個の皮をひたすら剥き続けます。

 世の中には電動や手動の便利な「柿の皮剥き機」も売っているようですが、昔ながらの手作業しか知らない私たちには、ひたすら単調で腱鞘炎になりそうな作業に他なりません。

 剥きやすいも剥きにくいもないもんだと思っていたのですが…。

「いやいや、実の形によって随分、手間が変わるもんだよ」

 そう言って知人が取り出したのが、向かって左の実。ちなみに右側にあるのが我が家の渋柿です。

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生産農家が干し柿用に栽培する渋柿(左)と、我が家の凸凹した渋柿(右)

「同じ渋柿でも、表面がつるつるしているほうが断然、剥きやすいんだよね。表面に溝が入っていると、刃物がそこで止まってしまうから作業効率が落ちる」

 なるほど。言われてみればたしかにきれいな筆先状をした実のほうが、ナイフでスルスル剥けそうです。

 試しに1個、剥いてみましたが、リンゴの皮剥きのように皮が最後までつながるのにびっくり。

 我が家の柿の実は凹凸があるため、要所要所で皮が千切れてしまいます。

 市場に干し柿を出荷する農家では、この表面がつるりとした品種を育てているのだそうです。

 知らなかったなぁ。

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安曇野ワイナリーを再訪しました

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 数年ぶりに安曇野ワイナリーを再訪しました。

 ここは観光ガイドにかならず出てくる定番スポットですが、以前、訪れた時はまだオープン3年目で、敷地内のブドウの木が育っていませんでした。

 いや、育っていなかったというよりほとんど苗木の状態で、収穫もままならない様子だったんですね。

 「ここのワインを飲めるのは、まだ少し先の話かな…」

 そんな印象を持ち帰った覚えがあります。

 しかし今回、同じブドウ畑に立ってみてびっくり。整然と列を作って植えられたブドウの木々が立派に育っていたのでした。

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2012年当時のブドウ畑。苗の背丈は腰高ぐらいでした


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2015年、今年のブドウ畑。人の背丈ぐらいまで立派に成長していました

 ショップではワイナリー自慢の自家製ワインが絶賛販売中です。

 当初は、他所のワインを仕入れて売っていました。

 ようやく名実ともにワイナリーとして自立したんだな、と何だか感無量になりました。

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醸造中の樽です


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「長野シャルドネ 2015」と書いてありました


 お土産に今年の日本ワインコンクール(欧州系品種 白部門)で銀賞を獲った「シャルドネ・シュール・リー 2014」と、カリンで作ったフルーツワイン「花梨ハーブ」を買って帰りました。

 囲炉裏でとっておきの料理を拵えて、地元ワインを楽しもうと思います。

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「シャルドネ・シュール・リー 2014」(銀賞-左-)と、「花梨ハーブ」


【安曇野ワイナリー】 http://www.ch-azumino.com/




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安曇野きってのリンゴの里、三郷を歩きました

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 安曇野の三郷(みさと)地区を歩きました。

 周辺には一面のリンゴ畑が広がっています。

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 今、まさに収穫真っ最中。大粒の真っ赤なリンゴがあちらの木、こちらの木にいっぱい実っています。

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 梓川(あずさがわ)に架かる下島橋 (しもじまばし)の“親柱”には、リンゴのオブジェまで。

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 まさに地区を挙げての“信州リンゴの里”なんですね。


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えっ?甘柿なのに渋いって、どういうこと?

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 自宅の庭でさまざまな種類の柿の木を育てている知人のところへ遊びに出かけました。

 我が家の柿の木はどれも渋柿ですが、知人宅には渋柿に混じって甘柿がたくさん成っています。

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 寒冷地の安曇野でも甘柿が育つんだ、と感心していたら、包丁を手にした知人がもぎたての実を二つに割って言いました。

「ほら、こいつは中面がきれいでしょ。こういうのはまだ渋が残っていて食べられないんだよ」

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 えっ?甘柿なのに渋いって、どういうこと?

「本当は渋が抜けなきゃいけないんだけどね。ここいらは寒いから、春の訪れが遅いと柿の成長が鈍くなって、せっかく実がなっても渋味が抜け切らないんだ」

 どうやら安曇野界隈で育つ甘柿は“不完全甘柿”といって、成熟時に渋味成分のタンニンが徐々に抜けて甘くなっていく品種らしいんですね。

 一方、静岡など温暖な地方では、富有や次郎といった常に甘い“完全甘柿”と呼ばれる品種が主流なんだそうです。

 “不完全甘柿”は、実を割ってみるまで生食できるかどうかわからないのが難点。知人はつぎつぎに実を切って、断面を見せてくれます。

「ほら、これが渋の抜けた状態。甘いよ」

 と言って勧めてくれたのが、下の写真の実です。

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果肉が茶色っぽくなっていたら、タンニンが抜けた証拠なんだとか。

 たしかに甘い!こりゃ相当、甘い。十分、売り物になるレベルです。

「いやいや、市場には出せないよ。だって渋の抜け具合が一個一個違うからね。割ってみるまで食べられるかどうかわからないんじゃ、売り物にならないでしょ」

 なるほどねぇ。

 かくして、知人宅では毎年、おびただしい数の甘柿がほとんど人の口に入ることなく、カラスや野鳥のエサになっているのだそうです。

 なんだかもったいない話です。


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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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