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セクシー?大根と大股開き大根

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 ご近所のおじさんにいただいた越冬大根を縁側に並べて順番に洗っていたら、うち2本の姿が目に留まりました。

 セクシー?大根です。

 ひと頃、農家のお嫁さんたちが、畑で採れた大根の写真を「セクシー大根」と命名してブログにアップしたことから全国的なブームになりましたが、どうもそちらに比べると…。

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 我が家の大根(写真左)は、“超胴長短足”で、正直、あまりセクシーじゃありません。

 一方、写真右の大根も、セクシーというよりは少々、はしたない「大股開き大根」でしょうか。

 でも、見れば見るほど今にも動き出しそうで、食べるのが惜しいような気がしてきました。


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越冬大根がいっぱい!

 寒い日が続いていた少し前のことですが、庭仕事をしていたら軽トラが停まって、

「大根、貰ってくれんかね」

 ご近所のおじさんが声を掛けてきました。

 昨秋、地中に埋めた大根が、食べ切れずに大量に冬を越してしまい、このままだと腐ってしまうというのです。

 軽トラに同乗して、おじさんのお宅へ向かいました。

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 様子の良い古民家の前でクルマを停めると、おじさんは玄関前の一段低くなったあたりを手探りして、バケツのフタのようなものを開きました。

 地中深くに横穴が掘られています。奥行きは2メートル弱あるんだそうです。

 穴の底にカゴが敷いてあり、その上に大根や玉ネギ、長ネギが並べてあります。

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 おじさんは穴の奥まで腕を突っ込んで、青首大根を1本ずつ取り出していきます。

「ほれ、これも。みんな持って行ってくれないかね」

 気前よく、どんどんくださいます。「こんなに頂いても食べきれません…」と、8本目でストップをかけ、軽トラに積んで家まで運んでいただきました。

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 その晩、煮物と大根おろしにしてさっそく賞味しました。零下で保存した越冬大根は甘味が増して大変おいしいと言いますが、まさにそのとおり。収穫からこんなに時間が経っているのに、鮮度が落ちないのは不思議です。

 冬の寒さにも取り柄はあるもんだ、と少々、考えを改めた次第です。



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これが我が家の“けもの道”

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 家のそこかしこが隙間だらけで暖房効率のはなはだ悪い我が家では、ストーブを焚く晩秋から春先までの間、どの部屋も障子や襖はきっちり閉じて暮らしています。そうでもしないと、せっかくの暖気が四方八方に逃げていってしまうからです。

 ところが、ここに問題がひとつ。チワワの生活導線が縦障子(たてしょうじ)によって分断されてしまうのです。

 日がな一日、広縁(ひろえん)の日だまりにうずくまったり、ストーブの前にかじりついたりしてのんきに過ごしているチワワですが、ノドが乾くと囲炉裏のある板の間に出て行って水を飲み、また戻ってきます。

 この時、土間に続く囲炉裏部屋の室温はほぼ零下。一方、リビングでは業務用ストーブを焚きっぱなしにしているので、15〜18度。障子1枚を隔ててこれだけの温度差があると、人間ならずとも体に堪(こた)えます。

 そんなわけで、水を飲みたくなったり、土間から外に出てオシッコをしたくなったりすると、チワワは閉じた縦障子の前に立って、「早く開けて」と“目力(めぢから)”でアピールするのです。

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 日に何十回となく行き来するので、そのたびに開閉する私たちも大変。結構、面倒臭い日常業務?になっています。

 ほかにうまい方法はないかな、と思案はしますが、まさか自動ドアにするわけにもいかず、なかなか妙案が浮かびません。
 
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家の中をパノラマ撮影してみました

 デジカメにパノラマ撮影モードというのがあることを思い出し、家の中を撮ってみました。

 最初の1枚は、囲炉裏越しに土間を見たところ。正面が玄関です。

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 玄関に背を向けて反対側から囲炉裏を上下に眺めたのが、こちら。火棚(ひだな)と自在鉤(じざいかぎ)が、高い梁に渡した荒縄で吊ってあるのがわかります。

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 二階はこんな具合です。南北両方向から撮影してみました。

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 手前の床の間のある部屋は、床を剥がして吹き抜けにしているため使用できませんが、もし畳が敷いてあったら、結構、居心地の良い居室になっていたかもしれません。

 こうして展開図のように眺めると、普段、見過ごしている内部の造作に気づくことがあって新鮮です。


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「おきなわ郷土村」に我が家のルーツを見た!

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 先日、仕事で沖縄へ出かけました。美ら海水族館の近くまで行ったついでに、どうしても寄ってみたいところがあり、半日やり繰りして足を伸ばしたのが、こちらの「おきなわ郷土村」です。

 「おきなわ郷土村」は、琉球列島の古民家群や民家庭園を再現した公園タイプの博物館?で、入場は無料。

 美ら海水族館のすぐ隣にあるのですが、テーマが地味過ぎるせいか観光客はあまりやってきません。

 ということは、私のような古民家ファンにはじっくり歩いて楽しめる別天地なわけです。

 広い園内を数時間かけて散策しました。

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「地頭代の家(ジトゥデーヌヤー)」


 最初に目を引いたのは「地頭代の家(ジトゥデーヌヤー)」。地頭代とは、王朝時代(1429~1879年)に、地方自治体の地頭(領主)の代官として行政を担当した人のことだそうです。早い話が村長さん。

 説明パネルに「地頭代の家の間取りは沖縄の民家の典型」とあったので内部を覗いてみると、意外にも内地の古民家に似た作りでした。

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部屋の奥では三線(サンシン)教室が開かれていました

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「地頭代の家(ジトゥデーヌヤー)」の竈(かまど)です

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「地頭代の家(ジトゥデーヌヤー)」の囲炉裏と自在鉤


 広い土間には竈(かまど)が、畳敷きの居室には囲炉裏が切ってあって、立派な自在鉤が下がっていたりします。

 土間に並んだ素焼きの壺は南国情緒たっぷりですが、家の構造自体はむしろ“和風”な印象でした。

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「本部(モトブ)の民家」


 対照的だったのが「本部(モトブ)の民家」。本部というのは美ら海水族館がある沖縄本島北西部の半島ですが、ドア1枚ないシンプルな作りで、家というよりは小屋って感じです。

 てっきり大昔の古民家かと思ったら、説明を見てびっくり。昭和初期に作られた比較的新しい建物だったのです。もっとも、「建築様式としては最古の穴屋形式を伝える建物」なんだそうですが。

 内部はご覧のとおり。二重のチニブ壁(竹壁)に茅をつめ、台所のかまど周りの壁はサンゴ石灰岩でできています。

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「本部(モトブ)の民家」の内部。明らかに南国仕様ですね

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「本部(モトブ)の民家」の竈(かまど)です


 外は強烈な紫外線でじりじり焼けるような日差しですが、一旦中に入ると四方八方から海風がそよそよと吹き込んできて、たちまち汗が乾いていきます。

 ここはニューカレドニアか、はたまたパプアニューギニアか…と、一瞬、そんな錯覚に捕らわれました。

 ふと天井を見上げて、二度びっくり。なんと木組みの構成が、我が家そっくりではありませんか。

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「本部(モトブ)の民家」の天井です

 ちなみに、こちらが我が家の天井。囲炉裏で燻されて真っ黒ですが、見れば見るほど似ていることがわかります。

 ちなみに、こちらが我が家の天井。囲炉裏で燻されて真っ黒ですが、見れば見るほど似ていることがわかります。

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こちら我が家の天井。「本部(モトブ)の民家」とうり二つです


 古民家が夏涼しく、冬寒いのは、やっぱり南国の建築様式をそのまま内地に“輸入”したからなんですね。

 「本部(モトブ)の民家」を見て、我が家の寒さの理由を実感しました。


「おきなわ郷土村」



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ふきのとうと福寿草

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 雪が溶け、地面の下から、ふきのとうが元気に顔を出しました。

 福寿草もご覧のとおり。枯れ野原状態の我が家の庭に、今年最初の花を咲かせています。

 安曇野の山里にも遅い春がやってきたようです。

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恐るべし!公共事業。こんな田舎道も年度末に無事完成するとは!

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 昨年12月に突如、再開した我が家の前の道路の拡幅工事が、去る3月20日、予定どおり完了しました。

 最後の1週間ほどは文字どおり怒濤の駆け込み工事でした。

 しんしんと降る雪の中を、長靴に防寒服を着込んだ作業員が狂ったように行き交い、ローラーを転がして路面を踏み固めたり、アスファルトを流し込んだりしていました。

 最終日の20日には、総出で仕上げのガードレールを取り付け、証拠写真をパシャパシャ撮って山を下りて行きました。

 昨年末に現場監督をつかまえて尋ねた時には、

 「お騒がせしてすみません、今度こそ3月までにはかならず盛り土して道幅を広げてみせます!」

 …と、決意のほどを熱く語っていましたが、まさに有言実行。現場の立て看板に書いてあった最終期限の3月20日ぎりぎりまで粘って、およそ5年越しの工事を終わらせたのでした。

 こちらが、2010年2月当時の風景です。測量技師が雪の中で道路の測量をしています。お向かいには、すでに廃屋にはなっていましたが立派な古民家が残っていました。

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 そのちょうど1年後、同じところから撮った写真が、これ。古民家は取り壊され、ショベルカーが跡地を均(なら)しています。
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 月日は流れて昨年(2014年)の12月、突如、工事が再開しました。古民家の跡地に道路の高さまで盛り土して、道路のS字状態を解消するというのです。

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 丸4年間も放ったらかしにしておいて、いまさら道幅を広げるもないもんだ、と醒めた目で見ていたのですが、一度付いた予算は何としても年度内に消化しなければいけないのでしょう。零下5度、10度という厳寒を押してまで、年末年始も作業は続けられました。

 その結果が、こちら。今年3月下旬の同じ場所です。湾曲していた道がまっすぐになり、道幅も倍に広がりました。

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 腸閉塞のようにキュッとすぼんでいた我が家の前の道は、2車線半ぐらいに拡幅され、クルマ10台分ぐらいの広さの路肩が新たに生まれました。

 ご近所のみなさんは運転が楽になったと喜んでいらっしゃいます。私たちも車庫入れが簡単になり、ハッピーです。

 ですが、道が良くなったからといって交通量が増えるわけじゃありません。走っているのは、もっぱら軽トラ。妙にだだっ広くなった道路を、時折思い出したように軽トラがスラスラスィスィスィ~♪と、軽快に上り下りしていきます。

 う~む。これもアベノミクスとやらの成果なんでしょうか。日本の土建行政極まれりって感じがしますけどね。

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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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