我が家にはもともと網戸が付いていませんでした。窓には障子がはまっているだけ。冬は寒いし、夏は開けると虫だらけになってしまいます。
さすがにこれでは暮らしにくいということで、前のオーナーさんが1階の東面と北面にサッシを入れ、そこに網戸が取り付けられました。
私たちの代になって、2階の南面にサッシを追加。北面にも自作で網戸を拵え、どうにか家の南北に風が通るようになりました。
ですが、居住スペースに充てている肝心の1階の南側と西側には、以前、自作した書院作りの小窓用を除けばいまだ網戸がなく、家全体に満遍なく風を通すことができません。
野中の一軒家ですから、本来、風通しの非常に良い家なんですが、戸を開けるや否や
藪蚊をはじめ
蚋(ぶゆ)、
虻(あぶ)の類いが怒濤の勢いで入ってきます。
クマバチや
スズメバチも我が物顔に飛び回ります。軟弱な私たちとしては、オチオチくつろぐこともできないほどの“昆虫王国”状態です。
それでも引っ越し以来、数年間はガマンしました。
「網戸を付けるとせっかくの良い眺めが損なわれる」という家族の意見もあって、夏は日中、蚊取り線香を朦々(もうもう)と焚きながら戸を全開にして、風を通してきました。
しかし、そのガマンも今年の異様な暑さと虫の大量発生を前に、とうとう限界を超えました。
「網戸が欲しい!」 ついに家族全員の意見が一致して、ホームセンターへとクルマを走らせたのでした。
店頭で見つけたのは、川口技研の
「テラス用網戸 OKアミド58-12型 ブロンズ」という商品。
取付け幅が905~885mm、高さが1753~1717mmの間で可変するスグレモノです。
1万円弱のこのOKアミドを2枚と、専用のアルミレールを上下それぞれ購入して持ち帰りました。
さっそく南側と西側の2面に取り付けてみることに。
ガラス戸の外側の木枠にアルミレールを釘で打ち付けて固定します。
その後、網戸の四隅のネジを緩めてレールにはめ込み、天地左右の長さを微調整しながらネジを締めれば出来上がり。
以前、同じ会社の組立網戸を作ったことがあるので、作業はあっけないほど簡単に終わりました。
感心したのは、取り付け場所の“歪み”に合わせて
網戸そのものを歪ませることができる点です。
築150年超の我が家は、家全体が歪んでいます。長方形の出来合い網戸では、ピタッと閉めても桟との間に1~2cmの隙間が生じてしまいます。
ところが、この「OKアミド」は、上部と下部が可動式になっているため、家の歪みに沿ってアルミの枠組を斜めに固定できるんですね。
おかげで、文字どおり“虫1匹、入り込む隙のない”完璧な網戸が完成しました。
いやぁ、快適です。やせガマンなんかしてないで、もっと早く取り付ければよかった!!
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テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報