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野中の一軒家の“紅一点”

 我が家は文字どおりの“野中の一軒家”です。

 短い夏の訪れとともに周辺の緑が恐ろしい勢いで成長を始め、庭の草刈りを怠けていると、あっという間にイネ科のひょろ長い雑草が腰の高さまで生い茂ってしまって、歩くのもままなりません。

 やがて建物全体が深緑に飲み込まれて、どの方角から眺めても家が見通せなくなります。

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 ことに8月下旬を迎えると、山野草も野の花も庭木の花々もみんな終わってしまい、周囲はただただ…。

 自然がいっぱいと言えばその通りですが、だだっ広い庭に緑以外の色気がないのは、さすがにちょっと単調です。

 そんな単調さを打破しようと数年前にサルスベリを植えました。ところが、こいつがどういう風の吹き回しか、青々とした葉を茂らすばかりで一向に咲いてくれません。

「ハズレだったのかな?」と諦めていたら、今夏、ようやく花芽をつけました。

 待ちに待った野中の一軒家の“紅一点”です。

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風鈴市でお土産に買った風鈴が…

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 川崎大師といえば初詣で全国的に名の知れた神奈川県川崎市のお寺ですが、じつは毎年7月、その境内に全国47都道府県の風鈴を集めて展示・即売する「風鈴市」が開かれます。

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 特設の櫓に3万個もの風鈴が飾られ、ひと風吹けばチリンチリンチリリリリンと大変な賑わいになります。

 たまたま風鈴市の最中に川崎に用事があり、足を伸ばしてひとつ買い求めました。

 喜多方ラーメンのふるさと、福島県喜多方産のガラス細工の風鈴です。

 家に帰って軒下に吊すと、凜としたすがすがしい音色がしました。

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 こうして近づいて見たところはそれなりに趣がありますが、少し離れて眺めると…

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 あれれ? 一体どこにぶら下がっているのやら、ほとんどわかりません。

 造作のデカイ我が家には、いささかちっぽけ過ぎたのかも。

 次の機会には、ハロウィンのカボチャ級の風鈴を探すことにします。


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郵便受けに「古民家買います!」のチラシが

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 郵便受けに厚手のチラシが投函されていました。

 ハガキ2枚分の大きさで、表に古民家のカラー写真が載っています。

 どことなく我が家に似たたたずまいの古民家です。

 写真の上には、

  山林・畑・宅地
  中古住宅・畑付古民家…


 と、いくつかの単語がキーワードっぽく羅列してあります。

 写真の右側半分は、物件を「ります」「います」の書き込み欄です。

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 裏を返すと「北欧ハウス工業」という会社行きの料金受取人払郵便ハガキになっています。

 裏側にも囲炉裏の写真が1点。その両側に縦書きでキャッチフレーズがプリントされています。

  夢のスローライフ、
   当社がお手伝いします。

  売りたい方・お探しの方

  ご一報下さい!

 どうやら古民家に力を入れている不動産屋さんの広告のようです。

 この家に暮らし始めて数年が経ちますが、「古民家買います」のチラシが投げ込まれたのは今回が初めて。へぇ、こんなところにまで営業マンが食指を伸ばしているのか…と、ちょっぴり感心した次第です。

 チラシを眺めているうちに好奇心が湧いてきました。悪いなぁと思いつつ冷やかしの電話をかけてみることに。

 --我が家のポストに御社のチラシが入っていたんで電話させてもらいました。古民家って、そんなに人気なんですか?

「はいはい、そこそこ人気ですよ」

 --我が家の周りで古民家に住みたいという人はいませんけど…。

「地元は売りたい方のほうが多いんでね。じつは東京、名古屋、大阪方面の人からの問い合わせが結構多いんですよ」

 --ウチは安曇野の山の中ですけど、御社の営業マンさんが古民家を見つけてチラシを入れて歩いていらっしゃるわけですか?

「はいはい。私どもの会社では、だいたい糸魚川あたりから小谷、白馬、大町、松川、池田、安曇野一帯で、古民家を見つけると『売ります買います』のチラシをポスティングさせてもらってます」

 --チラシの反響はありますか?

「はいはい。お宅さまのようにチラシをご覧になって、古民家を売りたいとおっしゃる方が結構いらっしゃいますよ」

 --どんな古民家が売れるんですか?

「これは一概には言えませんがね、梁が太いかとか、敷地が広いかとか、いろいろですね。ただ、長く空き家だったりすると屋根や床が落ちていて修繕が必要な場合があるからね、そういう家はちょっと買い手がつきにくいね」

 古民家ブームは過去のものとばかり思っていましたが、今もスローな古民家を探す都会人は引きも切らないようです。

 電話を切ってから、大事なことをひとつ聞き忘れたのに気づきました。

 この不動産屋さん、なぜまた社名を「北欧ハウス工業」というのでしょうか? 「信州ハウス工業」にしたほうが、名が体を表しているような気もするのですが…。ま、余計なお世話ではありますが。

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日本の夏、古民家の夏

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 目下、我が家では南部鉄製の「蚊遣り」がフル稼働中です。

 なんといっても古民家は隙間だらけ。虫という虫が我がちに入ってきます。蚊取り線香を焚かずして、人間らしい暮らしはできません。

 外は連日30度を超える猛暑ですが、家の中はいつもひんやり。時折、涼風が吹き抜けていきます。

 これで軒先に風鈴を吊せば、画に描いたような日本の夏ができあがりそうです。

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ジャノメチョウの仲間が、ひらり

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 真夏の庭をたくさんの蝶々が舞っています。

 梅雨時から初夏にかけて、夥しい数の毛虫・イモ虫が庭木を食べ尽くさんばかりに増殖していましたから、今、これだけの蝶や蛾が飛翔しているのは当然と言えば当然です。

 実際、桜吹雪のような感じで乱舞してるので、有り難みがないと言いましょうか、あえてカメラを向けようという気が湧いてきません。

 で、花壇で花を撮っていたら偶然、写ったのがこの蝶。羽に蛇の目模様があります。

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 図鑑で調べてみたところ、ジャノメチョウ亜科と言われる種類だとわかりました。

 日本全国の里山で見られる、ありふれた中型蝶とのことですが、深いチョコレート色がエナキセアの花に映えて、ちょっとゴージャスな感じでした。

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一面の雲海!って、一体ここはどこなんだ?

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 夜明け前、ふと目を覚まして東の窓の外を眺めたら、雲海が広がっていました。

 思わずカメラを持ち出して撮ったのが、この写真です。

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 雲海とはよく言ったもので、小高い丘の上から本物の海を見下ろしているような錯覚に襲われました。

 朝まだきの荘厳な自然のドラマです。

 しかし、北アルプス山中の山小屋でもあるまいし、こんなものが日常的に見えてしまう我が家とは、一体全体なんなんだ?…と、一瞬クラクラしたのも事実です。

 天狗の住処(すみか)でしょうか。

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高原野菜が豊作です

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 今年は全国的に猛暑と少雨(一部ゲリラ豪雨)で野菜が不作ということですが、ここ安曇野の山里では高原野菜が順調に生育しています。

 先日も、ご近所の農家が「出来過ぎちゃったから」と、とんでもない量の採れたて野菜をくださいました。

 トマト、キュウリ、大根、ピーマン、キャベツ、カボチャ、ナス、トウモロコシ…どれもこれも味といい香りといい、抜群のうまさです。

 今年の安曇野は、むしろ豊作みたいです。

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食べきれないので干し野菜にしました

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西の空にイルカ雲の大群が!

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 日没間もない西の空に、群れをなして泳ぐイルカそっくりの雲が残照を受けて光り輝いていました。

 イルカ雲は、山の稜線のすぐ上を南に向かって棚引いています。

 まるで家路を急いでいるようでした。

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なんと!おらが町が長寿番付第7位だと!

 先日、厚生労働省が2010年版の市区町村別の平均寿命(「平成22年市区町村別生命表の概況」)を発表しました。

 テレビや新聞各紙が男女別のトップ10を大々的に紹介したので、ご覧になった方も多いと思います。

 「長寿日本一の市区町村はどこ? 男性は長野、女性は沖縄

 という見出しに目を引かれて朝刊の本文を斜め読みしたら、

 「トップ30位のうち男性は長野県が4割超を占め、女性も沖縄県が2割に上った」

 と書いてありました。

 「ふむふむ、やっぱり長野は長寿県なんだなぁ~」と頷きながら、トップ10の表を見ていてびっくり。

  <男性>
  第1位 長野県松川村 82.2歳
  第7位 長野県池田町 81.9歳

 とあるではありませんか!

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 松川村は隣村。そして池田町は私たちの住んでいる、まさに“ここ”なのです。

 どちらも安曇野の北部に位置する農村地帯です。

 北アルプスの麓に開けたこの一帯には、枯れ葉マーク(と言うんでしたっけ?)を貼ったお年寄り運転の軽トラが、今日も元気にブンブン走り回っています。

 我が家の周辺にも八十、九十、百歳のおじいちゃん、おばあちゃんがゾロゾロ。連れ合いを亡くし、ひとり暮らしの方も少なくありませんが、みなさんとてもお元気で毎日、欠かさず畑に出ています。

 「やっぱり、そうだったんだ」

 …安曇野は“長寿の土地柄”だと漠然と感じていましたが、政府の統計でその実感が間違っていなかったことが証明されました。

 いやはや、大したたまげたサ。私たちは<仙人の里>のような場所に住んでいるんだな、としみじみ感じ入った次第です。


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昨年、94歳で大往生を遂げたご近所のおばあちゃんは、
亡くなる数日前まで元気に畑仕事をしていました。



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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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