うわぁ、ブルーベリーの切り餅を発見!

先日、JA直売所を覗いたら、平台にミョ~な商品が1個、ポツンと売れ残っていました。
一見、ただの切り餅です。でも、サインペンで手書きされた商品名を見て、思わずのけぞってしまいました。
「目にやさしい
ブルベリー餅
はぜ掛米
きりもち
原材料 もち米、ブルベリー
¥250」
ブルベリー餅! おそらくブルーベリー餅という意味でしょうが、そんなもの見たことも聞いたことありません。
ビニール袋越しに餅の切り口を観察すると、表面から小粒な何かがのぞいています。よくよく眺めれば、たしかに紫色がかった干しぶどうのような実が入っています。
思わず買って帰り、賞味してみることにしました。
ビニール袋を開くと、出てきたのは5切れの切り餅。

全体にやや赤みがかっていて、潰れた干しぶどうのような粒々が、ところどころに少々汚らしく浮いています。
お世辞にも美味しそうな見てくれではありません。
その粒々に鼻を寄せると、かすかにブルーベリーの香りがしました。とりあえず看板に偽りはなさそうです。
網の上で炙ってから、少し千切って何も付けずに頬張ると…ブルーベリーのほのかな香りが…と言いたいところですが、実際は香りはあらかた吹き飛んでしまって、ほんのちょっぴり甘みがしただけでした。
ま、多少爽やかな甘みでしたけど。

豆餅と違って実が柔らかいので、食感はふつうの餅と大差ありません。目をつむって食べたら『サトウの切り餅』と勘違いそうです。
米とブルーベリーは安曇野の特産品ですから、それを生かした商品なんだろうとは思いますが、正直、味はイマイチでした。
その後、気になってネットで調べると、「ブルーベリー餅」と名の付く商品はいろんな土地で結構、作られているんですね。
でも、よくよく調べると、どれもブルーベリーを練り込んだ“求肥(ぎゅうひ)”なんです。要は桜餅みたいなお菓子。本格的?な切り餅は見つかりませんでした。
う~む、してみると安曇野ブルベリー餅は珍品かも。



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