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すわ火事か?と思ったら「畦焼き」でした

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 近所の水田地帯を散策していたら、焦げ臭いニオイが足下のほうから立ち上ってきました。

 何事かと脇の畦道(あぜみち)に目を落とすと、枯れ草がチリチリと燃えているではありませんか。

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 すわ、火事か!と思って周囲をキョロキョロ見回したら、田んぼの対角線あたりに立った作業着姿のオジサンが、火炎放射器を抱えて畦道にせっせと火をつけていました。

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 「畦焼き(あぜやき)」とか「芝焼き(しばやき)」と言われる農作業です。

 田植えの前に畦道の草むらで越冬した害虫を駆除するのだそうです。

 田んぼの周囲を、黒く縁取るように焼いていくのです。

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 ただ、畦焼きが元で火事になることも多いらしく、地域によっては禁止されているところもあるようです。

 私たちの地元の農家では風のない日を選んで慎重に作業をしていました。

 安曇野の早春の風物詩です。

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七色大カエデの“子供”をいただきました

 安曇野の秋の名物・七色大カエデ。昨年の紅葉シーズン中、たびたびテレビで紹介されたおかげで、その存在は急激に全国に広まった感じがします。

 聞けば昨秋、七色大カエデを訪ねた観光客の数は7万人を突破したのだとか。実際、大カエデのある大峰高原には、松本/長野ナンバーのクルマに混じって、北海道から九州まで各地の自家用車が集まっていました。

 写真は今の大カエデです。訪れる人もほとんどありません。

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 芽吹くのは少し先。まだ寒々しい姿です。

 先日、この大カエデの種子から苗を育てている方にお願いして、“子供”を3苗いただきました。生後3年目の、1メートルほどに育った元気な苗です。

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 ありがたく庭に植え替えました。いつの日か七色に紅葉する日が来る…かもしれません。


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北アルプスが絶景です

 春の訪れとともに、北アルプスの雪解けも少しずつ進んでいます。穂高方面の山々は、遠目にも雪が少なくなってきたのがわかります。

 一方、白馬方面の山々は、まだまだ銀世界です。

 写真は大峰高原から大町方向を眺めたところ。

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 空気がキーンと冴えわたっています。


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泉質はいいけど設備が古臭い穂高温泉郷「温泉健康館穂高ヘルスハウス」

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 久しぶりに安曇野市穂高温泉郷の日帰り温泉施設「温泉健康館穂高ヘルスハウス」に行ってきました。

 ここは隣の松川村がやっている「すずむし荘」と並んで、安曇野の地元のオジサン、オバサンがよく利用する日帰り温泉です。

 北アルプス燕岳の麓の中房温泉(なかぶさおんせん)から約19キロに渡って引湯した常時65度のお湯に、水を加えて循環濾過させています。

 アルカリ性単純温泉で無味無臭。「温泉分析書」には神経痛やリュウマチ、糖尿病、胃腸病などに効くと書いてありました。

 肌にやわらかい上質のお湯で、よく温まります。

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大広間はそれなりにゆったりしていて、くつろげます

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隅っこに寝湯のスペースも。お湯がぬるめなので、ちょうどいい感じ

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シャワー&蛇口は10個。水栓の形状がバラバラなのは、小修繕に小修繕を重ねているから?

 すずむし荘の入浴料が500円なのに対して、しゃくなげ荘は400円です。安いのは魅力ですが、こちらには露天風呂がありません。無論、サウナもなし。浴室も脱衣所も古びていて、ちょっと煤けた感じがします。

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脱衣所。公営プールかスイミングスクールの脱衣所みたいです

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脱衣所の洗面台。ドライアーひとつありません


 なぜか脱衣所にドライアーがなく、髪を乾かすには出口付近の洗面所に備え付けてあるドライアーを男女兼用で使うしかありません。全体に設備が前時代的で、同じ公営施設も明らかにすずむし荘の後塵を拝しています。

 そろそろリフォームしてもいい頃じゃないでしょうか?



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地鶏の卵がみ~んな凍って、殻が割れてしまいました

 全国各地で記録的な大雪に見舞われたこの冬。

 私たちの住む安曇野の山間も、雪また雪に翻弄される日々でした。

 いつもの年なら一冬に4~5回、出動する除雪車が、今冬はあろうことか20回近くも稼働しました。

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 県道は行政がきっちり除雪車を走らせてくれるからいいのですが、町道以下の脇道は地元民が持ち回りで雪掻きをします。

 午前4時ぐらいから除雪車で集落のあちこちを走り回るわけですが、雪が積もりに積もって地形が一変してしまい、除雪車ごと谷に滑落するドライバーが続出。さいわい怪我人は出なかったものの、文字どおり命がけの雪掻き作業が続きました。

 ご近所の農家では、除雪して帰ってみたら地鶏が産んだ卵が全部凍って、殻が破れて出荷できなかったそうです。

 地元生まれの人たちが音(ね)を上げるほどの寒波です。都会育ちのナマクラな私たちが耐えられるレベルではありません。毎日が恐ろしい勤行(ごんぎょう)のような冬でした。

 3月に入ってさすがに多少、気温が上がってきましたが、それでも夜間は零下。底冷えする我が家の土間に立っていると、「この下は永久凍土なんじゃないの?」と思えてきます。

 春はどこへ行ってしまったんでしょうか?

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古民家の天井が低い理由

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古民家って異様に天井が低いんです。』の項に書いたように、日本の昔の建物は“超”が付くぐらい天井が低いんですね。

 床から天井までが、180センチあるかないか。現代の若者なら、部屋を移動するたびにオデコを梁にぶつけ、脳天を天井板に擦ってしまいます。

 それにしても、なぜ、古民家はこれほどまでに天井が低いのでしょうか?

 以前、『階段が急勾配なのは昔の人の足が小さかったから?』の項でも触れましたが、江戸時代の日本人は歴史上、もっとも身長が低かったそうです。

 男性の平均身長が155センチ、女性に至っては143センチだったと言います。

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日本人の身長の変化(女性)
●縄文~弥生時代は、各地域の平均推定身長
●古墳~江戸時代は、関東出土の人骨より算出
●明治33年以降は、文部科学省(旧文部省)の生体計測資料より
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 そのスケールからすれば、天井高180センチはまずまず許容できる寸法だったのかもしれません。少なくとも、現代の私たちほど息苦しさを感じなかったことは確かです。

 ところがもうひとつ、我が家のような元「養蚕農家」には、二階に「お蚕(かいこ)さま」を飼うという特殊な事情から、1階の天井を下げざるを得なかったという別の理由があったのでした。

 外観は十分な高さをもつ総二階建てですが、蚕棚を並べるために二階を大空間にし、その分、一階の天井を極限まで低く設計したのです。

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このような蚕棚(かいこだな)を二階に並べる必要がありました

 じつは、ご近所を歩くと、どの家も面白いようにみんな同じ作りをしています。

 ここら辺では、人よりも現金収入になる蚕のほうがエラかったんですね。


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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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