歴史はないけど将来が楽しみな「安曇野ワイナリー」

観光ガイドにかならず出てくる安曇野のスポットに「安曇野ワイナリー」があります。先日、ワイン党の友人が遊びにきたので、ちょっと足を延ばして覗いてみました。
ブドウ畑に囲まれた窪地に、平屋の建物が点在しています。どの建物もまだ新しく、畑のブドウも幼木が大半です。


ワイナリーと言うわりには、なんだか歴史が感じられないなぁ、と思って無料利き酒コーナーの女性に尋ねると、「オープンして4年目なんです」との意外な答えが返ってきました。
以前、同じ場所にワイナリーがあったらしいのですが、そこが経営破綻。別の会社が施設と畑を居抜きで買い取って2008年に始めたのが、この「安曇野ワイナリー」なのだそうです。
ワイナリーとしての歴史は浅くて、世に誇る名酒が蔵出しされるのは、まだ少し先のことでしょう。
でも、見学させていただいた酒蔵や各種のワインを展示販売するショップは、きちんと整った印象で蔵元の勢いのようなものを感じました。


面白かったのは、壁際に一列に並べられた大小さまざまなワインボトルの空瓶。容量によって呼び名が変わるんだそうです。ちょっとためになりました。

ちなみに、写真左の最小瓶から大きいほうに向かって、
●キャール(Quart) ボトル1/4本分 0.1875L
●ドゥミ・ブテイユ(Demi-bouteille) ボトル1/2本分 375ml
●ブテイユ(Bouteille) フルボトル 750ml
●マグナム(Magnum) ボトル2本分 1.5L
●ダブル・マグナム(Double-magnum) ボトル4本分 3L
●レオボアム(Rehoboam) ボトル6本分 4.5L
●マチュザレム(Mathusalem) ボトル8本分 6L
●サルマナザール(Salmanazar) ボトル12本分 9L
●バルタザール(Balthazar) ボトル16本分 12L
●ネブカドネザール(Nebuchadnezzar) ボトル20本分 15L
●メルヒオール(Melchior) ボトル24本分 18L
●プリマ(Primat) ボトル36本分 27L
と言うそうです。「プリマ」に至っては、一体全体どうやって注ぐんでしょうね?
【安曇野ワイナリー】
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「庚申さま」を知っていますか?
数日、家を留守にして帰宅したある晩のこと。集落のクルマが里のほうからぞろぞろ帰ってくる気配に驚いて、留守中、何かあったのかとご近所に電話しました。
「ああ、今日はコウジンサマだったのさ。さっき終わってめいめい家に帰ったところ」
「コウジンサマ? 何ですか、それ?」
思わず聞き返すと、
「コウジンサマはね、農業の神様なのよ。今年も豊作でありますように、と祈ってお神酒を差し上げてね、みんなで宴会をしたのさ」
どうやら農家に古くから伝わるしきたりらしい、ということがわかりました。
数日後、コウジンサマの当番が回ってきたというお宅にお邪魔して、コウジンサマの何たるかを説明していただきました。
まず、見せてもらったのが、この年代物の掛け軸?と「庚申仲間」と書かれた帳面です。


帳面の表題を見て、コウジンサマが「庚申さま」だと判明しました。
具体的に何をするのかというと、年に6回めぐってくる庚申の日に集落の人たちが集まって、この掛け軸にお神酒や料理をお供えして祈り、その後、宴席を設けるのだそうです。
ただ年6回も同じようにすると大変なので、年2回はきちんと行ない、後の4回はさっと済ますという話でした。
今は集落の集会所や近くの宴会場を借りるそうですが、10年ぐらい前までは、当番になった家に近隣から三々五々、集まってきて、夜を徹して行なったといいます。
「みんな枕持参で集まるのよ。そんでもって酒盛りして、眠くなったらゴロリと横になってひと休み。目が覚めたらまた飲む。いやあ、当番の家はそりゃ大変な負担だったもんだよ」
枕持参で徹夜の宴会とは! いやはや、とんでもない風習が残っていたもんだと驚き呆れました。
家に帰って調べてみたら、庚申さまとは中国の道教に密教や神道、修験道、呪術的な民間療法などが混じり合ってできた、古い古い信仰なのだそうです。
庚申とは暦の「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」の組み合わせによって、年に6回現れる日で、“冷酷・陰気”が満ちるらしいのです。
この日、人間の頭と腹と足にいて人が悪事をしないように見張っている「三尸の虫(さんしのむし)」という虫が動き出し、人が眠っているすきに天上界に上って、天帝にその人の行状のすべてを逐一報告すると考えられていました。
三尸の虫の報告次第では、寿命が縮んだり、死後に地獄や餓鬼、畜生の“三悪道”に堕ちたりする恐れがあります。
そこで、庚申の日は虫が体内から抜け出さないよう徹夜すればいい、ということになり、村人が集まって朝まで飲み明かす「庚申講(こうじんこう)」の風習が生まれたのだそうです。
庚申講では、道教と仏教がミックスして誕生した青面金剛(しょうめんこんごう)を祀ります。青面金剛は4本の手を持ち、邪鬼を踏んづけて立っています。多くの場合は三尸の虫の“告げ口”を封じるために、「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿を従えているのだそうです。
そこで改めて地元に伝わる掛け軸を眺めると、なるほど! 立派な身なりをした4本腕の大男が邪鬼を踏んづけて屹立しているではありませんか!
しかも、一番下には「見ざる、聞かざる、言わざる」が胡座をかいています。

紛れもなく、この大男は青面金剛です。数百年前から続くという庚申信仰が、ここ安曇野の山間の里で今も守られていたんですね。
興味深いのは、「庚申仲間」と書かれた帳面です。昭和10年から現在まで、庚申講を開いた日と当番の家、集まった人々の名前が見事な筆致で記録されています。
長い年月の間、絶えることのなかった民間信仰の歴史が今に残っている姿に、驚きと感動を覚えた次第です。

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「ああ、今日はコウジンサマだったのさ。さっき終わってめいめい家に帰ったところ」
「コウジンサマ? 何ですか、それ?」
思わず聞き返すと、
「コウジンサマはね、農業の神様なのよ。今年も豊作でありますように、と祈ってお神酒を差し上げてね、みんなで宴会をしたのさ」
どうやら農家に古くから伝わるしきたりらしい、ということがわかりました。
数日後、コウジンサマの当番が回ってきたというお宅にお邪魔して、コウジンサマの何たるかを説明していただきました。
まず、見せてもらったのが、この年代物の掛け軸?と「庚申仲間」と書かれた帳面です。


帳面の表題を見て、コウジンサマが「庚申さま」だと判明しました。
具体的に何をするのかというと、年に6回めぐってくる庚申の日に集落の人たちが集まって、この掛け軸にお神酒や料理をお供えして祈り、その後、宴席を設けるのだそうです。
ただ年6回も同じようにすると大変なので、年2回はきちんと行ない、後の4回はさっと済ますという話でした。
今は集落の集会所や近くの宴会場を借りるそうですが、10年ぐらい前までは、当番になった家に近隣から三々五々、集まってきて、夜を徹して行なったといいます。
「みんな枕持参で集まるのよ。そんでもって酒盛りして、眠くなったらゴロリと横になってひと休み。目が覚めたらまた飲む。いやあ、当番の家はそりゃ大変な負担だったもんだよ」
枕持参で徹夜の宴会とは! いやはや、とんでもない風習が残っていたもんだと驚き呆れました。
家に帰って調べてみたら、庚申さまとは中国の道教に密教や神道、修験道、呪術的な民間療法などが混じり合ってできた、古い古い信仰なのだそうです。
庚申とは暦の「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」の組み合わせによって、年に6回現れる日で、“冷酷・陰気”が満ちるらしいのです。
この日、人間の頭と腹と足にいて人が悪事をしないように見張っている「三尸の虫(さんしのむし)」という虫が動き出し、人が眠っているすきに天上界に上って、天帝にその人の行状のすべてを逐一報告すると考えられていました。
三尸の虫の報告次第では、寿命が縮んだり、死後に地獄や餓鬼、畜生の“三悪道”に堕ちたりする恐れがあります。
そこで、庚申の日は虫が体内から抜け出さないよう徹夜すればいい、ということになり、村人が集まって朝まで飲み明かす「庚申講(こうじんこう)」の風習が生まれたのだそうです。
庚申講では、道教と仏教がミックスして誕生した青面金剛(しょうめんこんごう)を祀ります。青面金剛は4本の手を持ち、邪鬼を踏んづけて立っています。多くの場合は三尸の虫の“告げ口”を封じるために、「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿を従えているのだそうです。
そこで改めて地元に伝わる掛け軸を眺めると、なるほど! 立派な身なりをした4本腕の大男が邪鬼を踏んづけて屹立しているではありませんか!
しかも、一番下には「見ざる、聞かざる、言わざる」が胡座をかいています。

紛れもなく、この大男は青面金剛です。数百年前から続くという庚申信仰が、ここ安曇野の山間の里で今も守られていたんですね。
興味深いのは、「庚申仲間」と書かれた帳面です。昭和10年から現在まで、庚申講を開いた日と当番の家、集まった人々の名前が見事な筆致で記録されています。
長い年月の間、絶えることのなかった民間信仰の歴史が今に残っている姿に、驚きと感動を覚えた次第です。



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所さんの番組が、紅葉する七色大カエデをパラパラ漫画風に見せてくれました
去る11月16日、テレビ東京の情報雑学番組『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』で、地元の観光名所「七色大カエデ」が紹介されました。
長野ではテレ東系列局がないため、20日ほど遅れて後日、放映されるようですが、都内在住の友人がDVDに焼いて送ってくれたので、一足先に観ることができました。
同番組では、紅葉が始まったばかりの10月17日から10日間かけて、スチールカメラで大カエデを8秒間に一回ずつ撮影(これを「インターバル撮影」というのだそうです)。約3000枚の静止画をパラパラ漫画のようにつなげて放映していました。
番組の最後のほうの小コーナー「ご当地新絶景」で、正味ほんの4分ほど流れただけですが、紅葉が深まっていく様子を定点観測した、なかなか興味深い映像でした。
惜しむらくは撮影期間が10日間とやや短かったため、出来上がったパラパラ動画?を見ても、今ひとつ劇的な変化が感じられなかった点です。
あともう5日間がんばって撮り続けてくれれば、大カエデが深紅に染まるところまで押さえられたのに…なんて、視聴者の身勝手ですけどね。
この番組、たぶん地元・NBS長野放送では12月9日(日)の午後に放送されるんじゃないかと思います。ぜひ、ご覧ください。
スクロールして見ると、変化がわかりますよ!










(11月16日放送・テレビ東京『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』より)

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同番組では、紅葉が始まったばかりの10月17日から10日間かけて、スチールカメラで大カエデを8秒間に一回ずつ撮影(これを「インターバル撮影」というのだそうです)。約3000枚の静止画をパラパラ漫画のようにつなげて放映していました。
番組の最後のほうの小コーナー「ご当地新絶景」で、正味ほんの4分ほど流れただけですが、紅葉が深まっていく様子を定点観測した、なかなか興味深い映像でした。
惜しむらくは撮影期間が10日間とやや短かったため、出来上がったパラパラ動画?を見ても、今ひとつ劇的な変化が感じられなかった点です。
あともう5日間がんばって撮り続けてくれれば、大カエデが深紅に染まるところまで押さえられたのに…なんて、視聴者の身勝手ですけどね。
この番組、たぶん地元・NBS長野放送では12月9日(日)の午後に放送されるんじゃないかと思います。ぜひ、ご覧ください。
スクロールして見ると、変化がわかりますよ!










(11月16日放送・テレビ東京『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』より)



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大峰高原の七色大カエデが『所さんの学校では教えてくれないトコロ!!』でパラパラ動画に!!

先日、大峰高原の七色大カエデが『報道ステーション』で生中継されましたが、それとは別のテレビ・クルーが大カエデの撮影を続けています。

写真をご覧ください。大カエデの20メートルほど手前に小さな櫓(やぐら)を組んで、その脇に車椅子のようなモノを置いてじっと佇んでいる女性がいます。
櫓の中をのぞくと、巨大な望遠レンズを装着した一眼レフカメラがプロ仕様の太い三脚に据えられています。
女性の手元にはノートパソコンがあり、画面に大カエデが何十コマも連続して並んでいます。

10月中旬の週末に大カエデを見物に行った私たちは、防寒服に身を包んだ女性が何をやっているのか気になって、思わず声をかけてみました。
「あのぉ、余計なお世話かもしれませんが、こんなところで何なさってるんですか?」
「あ、『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!">所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』というテレビ番組の取材です」
「テレビですか。にしては、カメラが一眼レフですけど…」
「あ、8秒間に1枚ずつ、大カエデをスチールカメラで撮っているんですよ。今日で9日目です。1日6時間、撮り続けるんです。明日以降も撮影を続けて、3000枚ぐらいになったところでパラパラ漫画みたいにして流すと、青々したカエデが紅葉していく様子が高速スピードで再現されるんです」
なんと!大カエデの変化するさまを定点観測しているというのです。
仕事とはいえ奇特なことこのうえない作業ですが、完成したパラパラ動画はさぞや見事な紅葉絵巻となることでしょう。
おしんのような忍耐強さで、8秒ごとに1枚増える大カエデの画像を監視し続けるスタッフ女性の話では、11月16日午後9時からテレビ東京系の『所さんの学校では教えてくれないトコロ!!』で、この“七色パラパラ動画”がオンエアされるとのこと。
ただし、地元長野ではテレ東系列局がないため、20日ほど遅れて後日、放映されるそうです。
みなさんも、ぜひ、ご覧ください!



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黒部ダムで黒百合を買いました。
一昨年の秋、黒部ダムに遊びに行った折り、ダム展望台の売店に並んでいた黒百合の球根をお土産に買って帰りました。
庭の隅っこに植えたまま、すっかり忘れていたのですが、二年目の今年の春になって初めて花を咲かせました。

地面すれすれに小さな薄墨色の花弁を開くのが可憐で、思わず見惚れてしまいました。高山植物らしい清楚な印象の山野草で、標高855メートルの我が家は生息地として気候が合っているようです。
機会があったらもう少し増やしたいなと思っていました。

この秋、ふたたび黒部ダムに行く機会があり、ダム展望台の売店を覗くと、ありましたありました。以前と変わらない、なんともキッチュなデザインの紙箱に入った黒百合の球根が。
1箱に2球入って、お値段は750円。高いんだか安いんだかわかりませんが、あまり流通していない球根のようですし、ちゃんと発芽もしたので、迷わず2箱、買ってきました。

家に持ち帰ってラベルの裏を見たら、福島県喜多方市の園芸農家が作っていると知りました。へぇ、福島県産なんだと思いつつ、ありがたく庭に植えました。
来年か再来年、庭先に花開いてくれるのを楽しみに待ちます。


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地面すれすれに小さな薄墨色の花弁を開くのが可憐で、思わず見惚れてしまいました。高山植物らしい清楚な印象の山野草で、標高855メートルの我が家は生息地として気候が合っているようです。
機会があったらもう少し増やしたいなと思っていました。

この秋、ふたたび黒部ダムに行く機会があり、ダム展望台の売店を覗くと、ありましたありました。以前と変わらない、なんともキッチュなデザインの紙箱に入った黒百合の球根が。
1箱に2球入って、お値段は750円。高いんだか安いんだかわかりませんが、あまり流通していない球根のようですし、ちゃんと発芽もしたので、迷わず2箱、買ってきました。

家に持ち帰ってラベルの裏を見たら、福島県喜多方市の園芸農家が作っていると知りました。へぇ、福島県産なんだと思いつつ、ありがたく庭に植えました。
来年か再来年、庭先に花開いてくれるのを楽しみに待ちます。




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ええっ!カメムシはハッカの味がするんだって?
今年の秋も、家のあちこちにカメムシ(屁っこき虫)が出没しています。
以前、「カメムシが大量発生すると大雪になる!?」と書きましたが、この調子で数が増えていくと、今冬も寒さが厳しくなるのかもしれません。
カメムシは暖かいところが好きで、炬燵の下敷きの裏側やら冷蔵庫の背面にゾロゾロと集まります。
急須にお茶を入れて放置しておくと、いつの間にか中に入り込んでしまうこともあるんですね。

我が家の急須はガラス製なので闖入者がいればすぐに発見できますが、これが陶器の急須だったりすると、気づかずにお湯をつぎ足してしまう…なんて考えたくない事態も、現実に起こり得るんです。

つい最近のこと。ご近所のオジサンが炬燵の上に放置しておいた急須にお湯をつぎ足してグッと一息に飲み干しました。
すると、おやおや? ハッカの味がするではありませんか。
日本茶がハッカ風味とはまた面妖な…不審に思ったオジサンが急須のフタを開けると、裏っ返しになって悶死したカメムシが2匹、茶葉の間にプカプカ浮かんでいたそうです。
「いやぁ、たまげたよ。カメムシって、ハッカの味がするんだな~」
オジサンは感慨深げにそう証言していました。金輪際、試してみたいとは思いませんが、どうやらカメムシを煎じて飲むとハッカの味がするらしいですよ。いやはや。

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以前、「カメムシが大量発生すると大雪になる!?」と書きましたが、この調子で数が増えていくと、今冬も寒さが厳しくなるのかもしれません。
カメムシは暖かいところが好きで、炬燵の下敷きの裏側やら冷蔵庫の背面にゾロゾロと集まります。
急須にお茶を入れて放置しておくと、いつの間にか中に入り込んでしまうこともあるんですね。

我が家の急須はガラス製なので闖入者がいればすぐに発見できますが、これが陶器の急須だったりすると、気づかずにお湯をつぎ足してしまう…なんて考えたくない事態も、現実に起こり得るんです。

つい最近のこと。ご近所のオジサンが炬燵の上に放置しておいた急須にお湯をつぎ足してグッと一息に飲み干しました。
すると、おやおや? ハッカの味がするではありませんか。
日本茶がハッカ風味とはまた面妖な…不審に思ったオジサンが急須のフタを開けると、裏っ返しになって悶死したカメムシが2匹、茶葉の間にプカプカ浮かんでいたそうです。
「いやぁ、たまげたよ。カメムシって、ハッカの味がするんだな~」
オジサンは感慨深げにそう証言していました。金輪際、試してみたいとは思いませんが、どうやらカメムシを煎じて飲むとハッカの味がするらしいですよ。いやはや。



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トリュフチワワが見つけた危ない?キノコ

チワワを連れて安曇野穂高の別荘地帯を散歩していたら、道端の落ち葉に鼻先を突っ込んで動かなくなってしまいました。

トリュフ豚のようにしつこく臭いを嗅ぎ続けるので、葉っぱを取り除いてその下を見ると、可愛いキノコが3本、生えています。

傘の部分にチョコを塗ったら、「きのこの山」みたいです。
思わずカメラに収めましたが、しかし素人目にも食用とは思えません。
厚労省のデータによれば、長野県は毒キノコによる食中毒の発生件数が全国で6番目に多いんだそうです(ちなみに、長野県の上を行くキノコ中毒県は、1.福島、2.山形、3.新潟、4.岩手、5.茨城でした…厚労省『毒キノコによる食中毒等の発生状況』2010年)。
たぶん、こいつは食べないほうがよさそうです。



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