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湿度センサー付きの換気扇はエライ。土間の湿気が取れました

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1年前の写真です

 以前、我が家の土間の三和土(たたき)が、湿気を吸って黒ずんでしまったと書きました。  

 三和土の表面は触ると湿り気を感じるほどで、やがて土間に接した木枠にまで湿気が上り始めました。

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 放置しておくと床下が汗を掻いたように濡れ、家が傷む原因になります。

 そこで昨年9月中旬、大工さんに換気口と小型の換気扇を取り付けてもらいました

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 換気扇は、床下の湿度をセンサーが自動検知して電源をオンオフするタイプで、あらかじめ設定した湿度を超えると自動的に上蓋が開いて、カラカラ回転を始めます。湿度が下がると自動停止し、上蓋が閉まる仕組みです。

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 取り付け2週間目で、黒ずみが少し減って土間が乾いてきた印象がありました。

 その後も換気扇の自動運転スイッチをずっと入れっ放しにして、必要に応じて床下の強制換気を続けてきました。

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現在の土間。ずいぶん表面が白くなりました

 あれから1年。今年も湿度の高い日々が続いていますが、ご覧のとおり、三和土の表面はカラッと乾いています。土砂降り雨が続いても、じっとり湿るようなことはなく、いい塩梅にひんやり乾いた状態を維持しています。

 やっと土間一帯の空気の対流が健全になったようです。

 古民家のリフォームは時間をかけてトライ&エラーしなくてはいけないんですね。


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同じシシトウでも天国と地獄

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 おいしい夏野菜が収穫期を迎えています。

 ご近所の農家が採れたての野菜をどっさり運んできてくださるので、我が家の土間はご覧のとおり八百屋さんの店先さながらの賑わいです。

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 こちらはシシトウやピーマンの仲間たち。「そんなに辛くないよ」というので試しにひとつずつ焼いてみましたが、いやはやとんでもないことになりました。

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福耳(ふくみみ)

 まず、いちばん大きな実のこちら。「福耳(ふくみみ)」というシシトウの一種ですが、種をきれいに取り除いて食べたのに、椅子から50センチぐらい飛び上がるほどホットでした。

 これは最早、シシトウなどという甘いシロモノではなくて、立派な唐辛子です。正直、たまげました。

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甘太郎(あまたろう)

 一方、この表面がつるりとしているのは「甘太郎(あまたろう)」。その名のとおり、辛みのほとんどない素直な味です。風味があって焼いて食べるのに最適でした。

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ハバネロ

 で、甘太郎のうまさに油断して次に食したのが、こちらの小粒でシワシワな「ハバネロ」。炭火で焼いてうっかり丸ごと口に放り込んだのが大失敗でした。

 どっか~ん!!!

 何たる辛さ。頬が裂けて裂け目から火が噴くんじゃないかしら…というくらいの強烈な辛さです。

 慌てて吐き出し、水で何回も口を濯ぎましたが、1時間ぐらいヒリヒリが引かず閉口しました。

 聞けばこのハバネロ、かつてギネスブックで最強の激辛食材に認定されたこともあるのだとか。それって全然、シシトウ(スイート・ペッパー)じゃなくて唐辛子(ホット・ペッパー)じゃないの!

 …なんだかロシアン・ルーレットみたいな食べ方になってしまいましたが、知らない野菜を片っ端から食べてみるのはスリリングで楽しいものですね。


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桃畑で粘ってワッサーを買いました

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 普段は人気のない近所の桃畑に忽然と旗が立ちました。

 「本場の味覚  PEACH」と書いてあります。

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 この畑では毎年、8月の上旬にテントを立てて即売会を開くのですが、あたりを見回しても誰もいません。

 ヘンだなぁ、とクルマを停めて様子を窺っていると、向こうからオジサンが軽トラに乗ってやってきました。

「あれ、桃買いに来たの? オレも手伝いに呼ばれて来たんだけどよ、(畑の主は)どこにおるんかい?」

「さぁ、人っ子ひとり見当たりませんけど」

「ほう、そうかね。ならば、ちょっくら探して来るからよ、よかったら待ってて」

オジサンはそう言うと、軽トラを転がして坂道をスタコラ降りて行きました。

およそ20分後。軽トラがガオガオ言いながら戻ってきました。

「探したんだけどよ、おらんのよ。弱ったなぁ。電話してみっぺ」

ケータイを赤銅色に日焼けした頬に押し付けて、どこかに電話しています。

「アスパラ畑? あそこへ出てんのかぁ? さっき前を通ったけど、おらんかったがなぁ…ここでお客さんが待っとるのよ。いやはや…」

大声で誰かと話したかと思ったら、

「時間あるかの? もう一遍、探してくっからよ」

と言って、またしても町の方角へ走り去りました。

オジサンの好意を無にもできません。仕方がないので、クルマのエンジンを切ってシートの背を倒し、待つことにしました。

そのまま寝込んでしまったようです。気配を感じて目を開くと、フロントガラスいっぱいに赤銅色のオジサンの困った顔が広がっていました。なんと40分も経っています。

「どこにもおらん。構わんから持って行きましょ。どうせ夜来りゃ、いっくらでも採れるんだし」

と言うと、ビニール袋を引っつかんでズンズンと畑に入って行きます。

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「オジサン、勝手に失敬するわけにはいきませんよ。後で畑の主に代金、届けてくれませんか?」

「ああ、そうしましょ。ビニール袋一杯でたしか1000円で売ってたからさ、この袋山盛り一杯1000円でどうだい」

と言って、ビニール袋にギュウギュウになるまで大きなワッサーを詰め込んでくれました。

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1000円を払って家に戻って数えたら、29個入っていました。重さにして4.2キロ。

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桃は桃でも、長野県の特産ワッサー(桃とネクタリンの間の子)です。皮を剥くと、ご覧のように黄色い実です。

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カリカリと固い食感ですが、意外なほど甘くておいしいのが特徴です。

生食用にいくつか取り分けて、残りはシロップ漬けにしました。大ビン3本と端切れの実を集めた小ビン1本分できました。

大事に保存して、冬にチビチビ食べるのが楽しみです。

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お盆休みだけ人口が5倍に増える!?

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 お盆を迎えると、普段は人気のない山里に子供たちの笑い声や花火の音が谺(こだま)して、束の間、一帯に活気が戻ってきます。

 今年のお盆も賑やかでした。麓の町で育った孫たちが、おじいちゃん、おばあちゃんを訪ねて大勢やってくるのです。

 いつもなら日中でも人通りのない我が家の前の道を、供物や花を持った家族連れが行き交います。10年前、20年前は、きっとこんな光景が毎日、あたりまえに見られたんだろうなぁ…と思うと、少し寂しい気持ちになってきます。

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 以前、私たちの住む山里は若い人たちに見捨てられて、広大な墓所と化していると書きました。

 最近まで土葬の習慣が残っていたこともあり、住民が去ったあともお墓だけは大事に保存されてきたんですね。

 そしてこの時期、周辺の町や市に移り住んだ子供たちやその子孫が、ご先祖様のお墓参りに続々と集まってきます。

 たぶん、日本中の田舎で似たり寄ったりの光景が繰り広げられているのでしょうが、過疎化が一段と進んだこの地域では、お盆の数日間だけ人口が5倍ぐらいに膨れ上がっている印象です。

 そのあおりを被ってか、お盆休みの間、おサルイタチはとんと姿をみせません。たぶん、線香の立ち込める墓場の草葉の陰で、人間たちが立ち去るのを息を潜めて待っているのでしょう。

 おかげで畑が荒らされる心配はありませんが。


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農家のみなさんは、全然、ロンドン・オリンピックを見ていませんでしたよ!

 ロンドン・オリンピックが閉幕しました。

 みなさんも寝不足の日々だったとお察しします。我が家でも夜を徹してのテレビ観戦にくたくたに疲れた次第です。

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 夜が早くて朝も早い田舎では、時差8時間のロンドンで繰り広げられる大一番を連夜、応援し続けるというのは、それなりに大変です。

 午前6時にテレビを消して寝床に潜り込むと、ほどなく野良に出かける軽トラのエンジン音が響いてきます。

 有精卵を採るためにお隣で飼っているオンドリは、明け方からのべつ幕なしに時を告げまくっていますし、7時を過ぎればご近所の方がひょっこり訪ねていらっしゃいます。

 そんなわけで、この2週間あまり、ほとんど熟睡できませんでした。

 ところが--ほんの世間話のつもりで、ご近所の農家のオジサン、オバサンに、

「やっぱり内村選手はスゴいですねぇ」

「ボクシングの村田選手、超イケメンでしたねぇ」

 なんて水を向けても、全然リアクションがありません。みなさんポカ~ンとしています。

 それもそのはず。4年に一度のスポーツの祭典が開かれようが開かれまいが、野良仕事のルーチンにはなんら変更はなくて、誰一人、オリンピック中継なんか見ていないんですね。

 男子サッカーの予想外の踏ん張りより、シシトウの予想外の辛さに「売り物になるだろうか?」と頭を悩ませる農家のみなさんなのです。

 日の出とともに起き出して畑に向かう人たちに、獲得メダル数が史上最高だったの柔道男子の金が途絶えただのと言ったところで、何のリアリティもないのでした。

 なでしこジャパンやサッカー男子のサポーターが、早朝の渋谷のスクランブル交差点でワイワイ盛り上がっている映像を見るにつけ、やっぱりここは人里離れた田舎なんだなぁ、としみじみ感じた次第です。

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 余談ですが、ちょうど今、庭の隅っこで野生のなでしこが満開です。物言わぬなでしこに向かって、ひそかに「おめでとう!」と呟いた私でした。



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危機一髪! 蜂の巣の残骸を取り払ったつもりが、女王蜂が現れて…

 屋根の庇の雨樋が詰まってしまって、雨水がジャブジャブと溢れ出すようになりました。

 放っておくと濡れ縁が腐ってしまうので、晴れ間を選んで梯子を掛け、ぎっしり詰まった落ち葉を取り除きました。

 作業が終わり、ふと庇の裏側に目をやると、直径20センチ、厚さ7~8センチほどの蜂の巣がへばりついています。一目でスズメバチの巣とわかりました。

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 「あれ? 以前、駆除した巣の台座部分が残っていたのかな?」

 と思い、もののついでにと、持っていた金属棒で根こそぎ払い落としました。

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 ところが。最後の一片を取り除いた瞬間、巨大なスズメバチが1匹、中から姿を現し、耳元をブーン!とかすめて飛び去って行ったではありませんか。

 なんと! この巣は残骸じゃなくて建造中の新品だったんですね。

 ってことは、今、飛んでいったのは女王蜂? 下手すりゃ軍勢を引き連れて逆襲に来るかもしれません。

 大慌てで梯子を駆け下り、庭で遊んでいたチワワを抱きかかえて家に飛び込みました。

 息を潜めて外の様子を窺うこと小一時間。幸いにも女王蜂は戻って来ません。間一髪で難を逃れたようです。

 田舎暮らしは油断も隙もありゃしません。慢心は禁物です。



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ヘビイチゴは虫刺されの特効薬になる、らしい!

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 庭のあちこちに自生しているヘビイチゴを摘み取りました。食用には向かないとわかっていましたが、何かの役に立ちそうな気がして、もののついでに採取したんです。

 その後、ネットで調べていたら、「ヘビイチゴの実を焼酎に漬けると虫刺されの薬になる」と書いてありました。

 瓶にヘビイチゴを入れて焼酎を加え、数週間から数ヶ月、置きます。実から赤い色が抜けて焼酎が茶色っぽくなってきたら完成だそうです。

 藪蚊やブヨに刺されたところにこの液を塗ると、スッと痒みが引いて、あまり腫れずに治ってしまうのだとか。

 これこれ、これですよ!やっぱり使い途があったんですね。

 いい塩梅に梅酒用に買ったホワイトリカーが残っていたので、さっそく作ってみました。

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 空き瓶にヘビイチゴの赤い実を入れ、ホワイトリカーをドボドボドボ。後は色が抜けるのを気長に待つのみです。


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ついに室温30度突破。チワワはつらいよ

 古民家は冷房知らず、というようなことを再三、書いてきました。

 実際、外が焼け付くように暑くても、一歩、家の中に足を踏み入れるとひんやりしています。内部は常に外気より3~5度低いので、外出さえしなければ真夏も快適に過ごせます。

 ですが、ここ数年、やりきれないような酷暑が何日も続くようになりました。室内の気温もじりじり上昇して、午後3時頃には30度の大台に乗る日が出てきました。

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 こういう時は、涼しい場所を探して部屋を移動しながら日中を過ごしています。

 我が家には扇風機がありません。そこで風の通り道を探してその真中に座ったり、寝そべったりすると案外、快適なことを発見しました。

 気の毒なのはチワワです。小さな体とはいえ全身毛むくじゃらなので、熱の逃がしようがないのでしょう。日中は、ほぼぐったりしています。

 大好きな縁側も日差しが強すぎて短時間しかいられません。

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 室温が30度を超えると、囲炉裏端の檜の板の間にペチャンとうつ伏せになって、お腹を冷やしています。

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 こんな暑さは1ヶ月も続きませんが(たぶん)、チワワにとっては長くて辛い夏です。

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田んぼの畦道に立葵(たちあおい)

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 近所の田んぼの畦道に立葵(たちあおい)が3本、咲き残っていました。

 立葵の花言葉は「平安」なんだそうです。

 なるほど安曇野の夏景色には、この花言葉が似合います。

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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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