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ピッカピカにリニューアルした「安曇野蝶ヶ岳温泉 ほりでーゆ~四季の郷」

 安曇野市の中心部からクルマで約15分。須砂渡(すさど)渓谷の川沿いに「安曇野蝶ヶ岳温泉 ほりでーゆ~四季の郷」があります。

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 ここの日帰り温泉が今年(2012年)4月28日にリニューアル・オープンしたと聞き、数年ぶりに訪ねてみました。

 入浴料は大人500円。公共の施設なので良心価格です。

 エントランスから脱衣所、浴場まで、目に付くところを徹底的に改装したらしく、ピッカピカに新しいのに、まず感激。サウナや露天風呂のやぐらなど木材部分がまだ白白としていて、ヌメリやヌルヌル感はありません。

 洗い場も新品で、内湯は打たせ湯、ジャグジーなど充実しています。

 露天風呂に浸かると、正面に常念岳が望められる広々した景観です。

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 源泉は地下から汲み上げた天然のラドン泉で、塩素消毒の上、循環して使っています。源泉かけ流しじゃないのがちょっと残念ですが、湯量が豊富で“なみなみたっぷり感”を味わえます。

 安曇野観光の拠点ともいえる立地のためか、洗い場で空きを見つけるのに苦労するくらい混んでいます。難点といえばそれが難点ですが、洗い場も湯船も広くて、さほどストレスにはなりません。

 それより、脱衣カゴからドライヤーに至るまで、何もかもが新しいのは結構なことです。この設備で入浴料500円は、はっきり言ってお得だと思います。


【安曇野蝶ヶ岳温泉(ほりでーゆ~四季の郷)公式サイト】


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古民家には和傘がよく似合う?

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 古民家には和傘がよく似合う…ような気がして、昨年、木曽へ旅した折に一本購入しました。

 雨降りに近所へおつかいに行く時など、ちょいと下駄やサンダルを引っ掛けて和傘を差したりしています。

 和傘越しに眺める景色は、古民家の障子を開けて雨空を仰ぐのに似て、なんとも味わい深いものがあります。

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 油紙を張ってあるので雨水はよく弾くし、傘の直径が大きく、吹き降りに遭ってもそうそう濡れません。

 使ってみるとかなり実用的なんですが、難点は少々、重いこと。竹でできた骨は洋傘より本数が多くて、持ち重りがします。女性が長く提げて歩くには、つらいかもしれません。

 メンテナンスもちょっと面倒です。写真のように、濡れたまま先を下にして立てかけておくと、雨水が先端に溜まって破れてしまうことがあります。

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 本来は先端を上にして天井から吊るしておくものだそうですが、我が家では晴れ間に縁側で天日干しして、その後、土間に立てかけています。

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 ビニール傘に比べると手がかかりますが、その分、雨の日がちょっぴり楽しみです。



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ややっ!去年、駆除したスズメバチの巣の横に新しいのが…

 去年、軒下にスズメバチの巣ができてしまって大騒ぎしたことは「蜂の巣を取るのが趣味のオジサンが来てくれました」に書きました。蜂の巣捕り名人のオジサンにお出まし願って、事なきを得たのでした。

 先日、窓掃除のついでに去年、取り除いた巣の跡を何気なしに眺めてみたところ、ややっ!隣に早くも新しい巣ができているではないの!

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 古い巣のわずか10センチほど手前に、直径5センチぐらいの小さな蜂の巣がへばりついていたのです。

 表面にはスズメバチによく似たハチが3匹、止まってこちらを睨んでいます。よく見ると、巣の中に新しい卵が産み付けられているようです。

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 ゾッとしてガラス戸をきっちり締め、昨年使った完全防備の服とスズメバチ専用の殺虫剤を引っ張り出してきました。

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 巣のサイズが小さいので、自分でも退治できそうです。意を決して窓を開け、殺虫剤を15秒ほど集中散布。ふたたび窓を閉じて10分間ほど待ちました。

 恐る恐る窓を開けて首を伸ばすと、1匹が巣の先に足を引っ掛けぶら下がった状態で絶命していました。残る2匹は落下したらしく姿がありません。

 バーベキュー用のスチールトングでゴシゴシと根こそぎ巣を破壊しました。その後、外に出て軒下を伺うと、地面に死骸が転がっていました。よくよく観察したところ、スズメバチの仲間のアシナガバチのようです。ひとまず駆除は成功しました。

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 ハチに恨みはありませんが、先手必勝です。早めに気づいて助かりました。


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ゲリラ豪雨がやってきた!

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 梅雨の訪れとともに驟雨(しゅうう)が頻繁に降るようになりました。

 私たちの家は標高855メートルの山の尾根に建っています。そのため、空模様が猫の目のようにクルクルと変化します。

 30度を超える直射日光に焼かれて庭仕事をしていると、一転にわかに掻き曇って叩きつけうような大粒の雨が降り出したりします。スリリングと言いましょうか、ちょっとおっかないぐらいに移り気な天気です。

 激しい雨粒に打たれるたびに、藤とシャガの花が青さを増していきます。唐突に雨が上がると、今度は草木の濃密なにおいが地表近くに漂い出します。

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シャガの花が日に日に鮮やかさを増しています

 平地に比べるとジェットコースター並みにアップダウンの多い天気ですが、予測不能なところが楽しみでもあります。


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書院造りのガラス細工は究極の職人技

 かつて私たちの家に住んでいた人たちは、名主や庄屋など地元の有力者だったそうです。さらに遡ると落ち武者が山間部に逃げ延びて定着した“元・武士”だったとも聞いています。

 時代が下り、明治元年に一旦、解体されて安曇野に移築されたこの家は、養蚕とタバコの葉の生産農家に買い取られて一世を風靡します。

 しかし、戦後、養蚕業の凋落とタバコ葉の生産縮小で集落は勢いをなくし、若者は里へ下ってしまいました。

 残されたのは、主をなくしたバカでかい古民家ばかり。ご縁があって私たちが住み暮らすことになりましたが、家のあちこちに往時の“栄華”の残滓が見られます。

 たとえば、この書院造りの和室。本床(ほんどこ)といわれる本格的な床の間の脇に、庭に面して細工を施した障子が設けてあります。

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 この障子の一面を、建築用語では「書院」というそうです。

 「書院」には出窓形式の「付書院(つけしょいん)」と、出っ張りのない「平書院(ひらしょいん)」がありますが、我が家のものは平書院です。

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 さて、この平書院をよく眺めると、組子(くみこ)とも呼ばれる細かな木の格子で組まれていて、障子紙の代わりにガラスがはめてあります。

 昔は紙だったのでしょうが、後の時代にガラスに入れ替えたのでしょう。

 そのガラス(擦りガラス)の表面に、左右一対の風景画が彫られているんです。

 絵を指の腹で触ると、わずかに凸凹しているので、後から削って描いたものだとわかります。正確には、絵柄の部分を透明に残して周囲を研磨し、擦りガラスに仕上げたものでしょう。

 左右の絵を見比べると、若干ですが絵の形が違います。型紙を当てて回りを削る際に、ズレが生じて仕上がりが変わってきたんじゃないかと思います。

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 子供の頃、格式のあるお家などに伺うと、こんな絵入りのガラスが建具に使われていた記憶もありますが、最近はとんとお目にかかりません。今ではもう、ほとんど作られていないんじゃないでしょうか。

 こんな手間暇のかかるものをわざわざ使うなんて、昔の人は粋だったんだなぁ…と、つくづく感心させられます。

 美術品的な価値はありませんが、割ってしまったら、おそらく二度と同じものは手に入らない貴重なガラス絵。大切に使い続けたいと思います。



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今年は雑草がバカに元気です

今年は寒さがいつまでも続いたせいか、春以降、草木があっという間に成長を遂げるのに驚かされます。

厄介なのは雑草です。ほんの数週間、草刈りをサボっただけで、大人の背丈までズンズンと伸びてしまうのです。

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先日も足の踏み場もないほど生え広がった庭の雑草を、やっとの思いで征伐しました。草の密度がむやみに濃いため、刈ったそばから草刈り機に絡み付き、回転刃が止まってしまいます。

ようやく刈り終わって振り返ると、庭のあちこちに牧草状の塊が点々と積み上がっていました。

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夏草が本格的に生い茂る季節はまだこれから。先が思いやられます。


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ニセアカシアの天ぷらを揚げました。ハチミツの味がしますよ

家のまわりのニセアカシアが花盛りです。

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去年、ご近所のオジサンが「アカシアの天ぷら揚げたよ」と言って、山盛りの天ぷらにして分けてくださったのを思い出し、作ってみることにしました。

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開きかけの花を茎から摘み取って天ぷら粉でたっぷり衣をつけ、サッと揚げます。粗塩につけて熱いうちに頬張ってみました。

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うまい!ほんのりとした甘みと微かな花の香りがして、何とも結構なお味です。

なんでも生産量全国第3位を誇る長野県産のハチミツは、原料というか“蜜源”のおよそ8割を、このニセアカシアに頼っているそうです。

なるほど、天ぷらでありながらハチミツの風味がします。初夏の珍味です。


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カミツレ畑でLe Couple (ル・クプル)藤田恵美さんのライヴを観ました

ハーブティーの材料として知られるカミツレ(カモミール)の花が、今、満開です。私たちの暮らす一帯はカミツレの産地で、この季節になると山肌のあちこちに白い花が咲き乱れます。

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花の蕾を指先でこすってニオイを嗅ぐと、なぜか青リンゴの香りがします。初夏を感じさせる爽やかな香りで、なかなかいいものです。

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ご近所には、その名もズバリの「カミツレ研究所」という会社もあります。地元で採れたカモミールを原料に使い、高級入浴剤やシャンプー等を開発・製造・販売する企業です。

先週末、そのカミツレ研究所で“カミツレ花まつり”が開かれました。カミツレの無料刈り取り体験やら工場見学、製品の特価販売などが賑々しく行なわれ、地元や近隣から大勢の人たちがやって来ました。

今年の祭りのメインイベントは、カミツレ畑の真ん中で開かれるコンサート。地元小学校の合唱団とプロの歌手によるジョイント・ライヴです。

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カミツレ畑の仮設ステージに立ったのは、Le Couple (ル・クプル)の藤田恵美さんでした。1997年、「ひだまりの詩」を大ヒットさせた往年の音楽ユニットのメンバーです。

Le Couple (ル・クプル)とは“カップル”のことです。長らくご夫婦で活動されていましたが、どうやら5年ほど前に離婚されたらしく、現在はル・クプルと言うよりシングルで活躍されているようです。

ギターとキーボードの演奏をバックに、オリジナル曲やスティングのカヴァーなど数曲を軽やかに歌われました。

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藤田さんはどこか力の抜けたシルキーな声の持ち主で、カミツレ畑を吹き渡るそよ風にあたりながら聞いていると、何やら眠~くなってきます。

ご自身もMCで「聞いているうちにいつの間にか眠ってしまう歌をめざしています」と語っておられたので、案外、この睡魔は狙いどおりなのかもしれません。

リラクゼーション効果が高いといわれるカミツレのエッセンスにも通じる“ハーブ入り音楽シャワー”といったおもむきの声質です。

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代表曲「ひだまりの詩」は観客と一緒に手話を交えて歌い、最後に近年のヒット曲「OMOIYARIのうた」を子供たちと共に楽しげに合唱されていました。

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「ひだまりの詩」(藤田恵美/Le Coupleベスト)

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「OMOIYARIのうた」


藤田恵美さんには、洋楽をカヴァーした超高音質の「camomile(カモミール)」というアルバム・シリーズがあります。そのCDは、5.1チャンネルのオーディオ・セットで聴くととんでもなく素晴らしい音色がするんだそうで、オーディオ・マニアにはかなり知られた存在です。

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「camomile Best Audio」

さぞや音にうるさい神経質なアーティストなんだろうな、と勝手に想像していたのですが、ステージに立った藤田さんはそれとは真逆の癒し系キャラ。リスナーをのんびり豊かな気持ちにさせてくれる、やわらかい印象の歌い手さんでした。

こんな素敵なライヴを無料で聞かせていただけるなんて。カミツレ研究所と藤田さんには、この場を借りて御礼申し上げます。


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煙で燻(いぶ)される前の茅葺き屋根はこんな色だった

 茅葺きの古民家の土間に立って天井を見上げると、大小の梁が組み合わさり、そのさらに上方に“下地”と呼ばれる格子状の木組みがあることがわかります。

 茅はこの下地に紐で固定され、雨風をしのぐ分厚い層を築いています。

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我が家の屋根裏。露出を開放気味にして撮ったら、
木組みの構造がなんとか写りました



 ただし、茅葺き屋根の構造は、よく晴れた日に目を凝らして見て、ようやくわかるかどうかです。なにしろ長年、囲炉裏の煙で燻(いぶ)されているので、茅も下地も梁も真っ黒け。どういう構造になっているのか、すぐには見分けがつかないのです。

 少し昔なら、30~40年に一度、かならず茅の葺き替えをしました。古くなった茅をすべて取り除き、新品の茅(ススキやヨシ、チガヤなどイネ科の草が原料です)を葺いていきました。

 葺き替えた直後の屋根裏は、それはきれいな“ススキ色”というか藁の色で、部屋の中は見違えるように明るくなったといいます。

 残念ながら現在、茅葺き屋根の葺き替え工事はなかなかお目にかかることができません。

 我が家の屋根裏も一面、漆黒の世界です。一体全体、煙で燻される以前の茅葺き屋根って、どんな色なのでしょうか? 一度は観察したいものだと思っていたら、安曇野の山里で偶然、実物を見ることができました。

 といっても、屋根の葺き替え工事にめぐり合ったというわけではありません。

 とある古びた神社の神楽殿の屋根裏に“ススキ色”の茅がそっくり残っていたのです。

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 神社ですから囲炉裏はなく、したがって煙で燻されてもいないんですね。葺き替えた時のまま、そこに佇んでいました。

 これを見ると、茅をどんなふうに重ねているのか、どんな具合に縄で縛って下地に結びつけているのかがよくわかります。

 茅葺屋根の“タネ明かし”をしてもらったみたいで、ちょっと得した気分でした。


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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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