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やっと!山桜が満開です!

 ゴールデンウイークの到来に合わせたかのように、家の周辺がめきめき春めいてきました。

 安曇野のソメイヨシノはもう大方終わりですが、周辺の山間部は今が桜の見頃。

 さっきテレビで「青森でようやく桜が満開になりました」と言っていたところを見ると、私たちの住む山間(やまあい)の気候は青森並みなのかもしれません。

 それはともかく、窓から集落のほうを眺めると、山肌が点々と桜色に染まっています。

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家から見える集落の山桜です

 尾根をひとつ越えた向こうには「陸郷桜仙峡(りくごうおうせんきょう)」という山桜の名所があります。私たちの集落と同じくらいの標高なので、たぶん今日あたりが満開かなと見当をつけて、花見に出かけました。

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陸郷の可憐な山桜

 思ったとおりの花ざかりでした。山桜はソメイヨシノほどボリューム感がありませんし、花の色も淡白ですが、楚々とした立ち姿は可憐で見飽きません。

 安曇野の山里にも、遅い遅い春がやって来ました。


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謎の生菓子「ヨセ」って、何だ?

 安曇野に引っ越して間もない頃、とある商店の店先に、奇妙な名称の和菓子がポツンと置いてあるのに気づきました。

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 生菓子 ヨセ 青 360円

 はて? 「ヨセ 青」とは、一体全体いかなる「生菓子」でしょうか?

 見たところ、羊羹(ようかん)にそっくりです。ただ、全体が妙に毒々しい緑色で、人工的に着色しているのは一目瞭然。ちょっと体に悪そうな、そしてたいへん甘そうな印象です。

 原材料の表示を見ると、

寒天 砂糖 白アン インゲン豆 着色料(青1青4) 漂白剤(次亜硫酸Na)

 と書いてあります。ははぁ、鮮やかすぎる緑色の正体は、やっぱり着色料だったんですね。

 主成分は寒天のようですが、製品の特徴を説明するキャッチコピーのようなものがなく、正体がつかめません。

 もともと甘党じゃないので試し買いする気も起きず、「ヨセ」の謎は解けないまま、今日に至っています。

 調べてみると、松本地方の伝統的なお菓子に「寒天ヨセ」というのがあり、どうやらそれらしいのです。

 その後も、うら寂れた地元商店の平台の上などに、ときどき「ヨセ」を見かけます。緑色のほかにも、豆乳色をした「ヨセ 白」や桜色の「ヨセ 赤」、水羊羹を多少、白っぽくしたような印象の「(ただの)ヨセ」など数種類を見つけました。

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 でも、店先に並んでいるのは、たいてい1本か2本。3本以上置いてあるのは珍しい光景です。店頭在庫の少なさからして、さほど人気はないようにも思えます。

 というより、「ヨセ」を買っている人を見たことがありません。いつの間にか、こっそり売れていく感じです。

 一度、賞味してみたいとは思っていますが、丸ごと1本、買う勇気が起きず、いまだ口にする機会に恵まれません。

 「ヨセ」を体験されたことがある方、ぜひインプレッションをおヨセ(寄せ)ください

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うわぁ、こんなところにも大きな隙間が…

 夜、家の周囲を見回っていたら、屋根の庇の下あたりから一条の光が漏れています。

 月夜の晩には気がつきませんが、新月ともなると、もはや隠しようがないほどはっきりとした光の筋が、闇夜に向かって放たれているのがわかります。

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ここらから光が漏れていました

 もともと隙間だらけの家ですから大して気にも留めていませんでしたが、先日、屋根裏に寝かしてある味噌の出来を確かめに半年ぶりにロフトに上がってびっくり。漆喰壁と太い梁(はり)の間に、指がタテに2本、ヨコにして3本ぐらい入る、かなり立派な隙間ができているではありませんか。

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うわぁ、デカイ隙間!
 
 額を寄せて外を覗いてみると、家のすぐ脇を走る道路が丸見えです。「工事中 大型車両通行止め」の看板まで、はっきりとうかがえます。

 どうやらこの隙間、入居当時から空いていたようです。たまたま屋根裏に上がる日に限って曇っていたり、雨模様だったりしたせいで、今日の今日まで気がつかなかったのでした。

 それにしても見事な隙間です。いや、もはや“覗き穴”といってもいいくらいの大きさです。

 塞ごうかな、とも思いましたが、どうせそこら中に同じような隙間があるに違いないと考え直して、放っておくことにしました。

 夏にはここから虫が、冬には北風が侵入するのでしょうが、まあ古民家らしくていいや…という悟りの境地です。



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空き家の小民家を「シェアハウス」に。小谷村が動き出しました

 安曇野からクルマで北へ1時間半ほど走ったところに、小谷村(おたりむら)があります。スキー場で有名な白馬村のさらに先、峠をひとつ越えると新潟県糸魚川市という、長野県北部の山間に位置する人口3000人あまりの雪深い村です。


大きな地図で見る

 先日、この村が村内の“眠っている古民家”を調査して、再活用しようというユニークな試みを発表しました。

 それによると、小谷村には124軒の古民家が空き家状態になっているそうです。

 うち35軒は廃屋化が進んでいて、もはやあばら屋同然。残りの89軒は外から見た具合では利用できるかもしれない、ということになったのだとか。

 村では、この“なんとかなりそうな89軒”について、所有者の了解のもと内部調査を進めて、空き家物件の賃貸や、売買を希望する所有者と移住・別荘利用を望む人を結ぶ「空き家バンク」制度を創設する方針を固めたのだそうです。

 調査にあたった「古民家利用活用プロジェクトチーム」は、18項目からなる提言をまとめて村に提出しました。

 提言のなかには、家屋を村が所有して複数の人が住居や事務所として使う「シェアハウス」や、将来の移住を考える村外者のための「短期滞在向けモデルハウス」など、ユニークなアイデアが盛り込まれているようです。

 山間部で増え続ける空き家の古民家を、過去の遺物として見るのではなくて、地域の“固有の資産”と位置付けるこの試みは、実際、注目に値すると思います。

 私たちが暮らすここ安曇野でも、今すぐ取り組んでもらいたいぐらいです。小谷村には心からエールを送りたいと思います。

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こんなになっちゃう前に
手を打つことが大切です


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北アルプスにニホンジカが侵入! 高山植物が野菜が危ない!

 明治以来、北アルプスには生息しないといわれてきたニホンジカが、このところ山麓で相次いで目撃されています。

 私たちはまだ見たことはありませんが、地元の猟友会の方に伺うと、山の中でニホンジカとばったり遭遇するケースが、すでに数件、報告されているそうです。

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 じつはこれ、安曇野にとって大問題なんです。ただでさえサルやキツネやタヌキやイノシシに食い荒らされている畑が、シカの登場でさらにひどいことになる恐れがあるからです。

 たとえば南アルプスの場合、シカが目につきだしてから、わずか10年ほどで高山植物群が食い荒らされ、壊滅的な打撃を被ったといいます。高山植物は山の高いところに自生していますから、シカは畑の野菜や植林した樹木の木肌を食べながらそこまで登っていくわけです。

 自然環境の保護の観点からしても、また農林業を守るためにも、ニホンジカに侵入されてはとても困るんですね。

 今月15日には、北アルプスへの侵入口と見られている安曇野市三郷小倉付近で、初の本格的な駆除活動がスタートしました。シカを追い立てる勢子(せこ)が、200メートルおきに一列に並んで、

「ほーい、ほーい」

 と声を上げて川までシカを誘導したそうです。川沿いに追い詰められたのは1頭だけでしたが、勢子の間をすり抜けて逃げてしまったのでした。

 今後は、松本市から大町市~北安曇郡一帯の猟友会が連携して駆除にあたるとのことです。

 猟友会のみなさんには、ぜひがんばっていただきたいと思います。

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ニホンジカの増殖が目立っている地域のひとつ、
大町市の小熊山


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「熊に注意!」と書いてありますが、
じつはシカも急増中です


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ウゲゲッ! 猿のしゃれこうべが…

 猟友会に入っているご近所の方が、

「猿のしゃれこうべを見つけたよ」

 と言って、とんでもないモノを見せてくれました。

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 <<いきなりグロテスクな写真で、ごめんなさい! こういうのが苦手な方は、すぐにページを閉じてくださいね。>>


 なんでもこの猿、群からはぐれて森の中で死んでしまったらしいのです。

 猟友会の人たちが、害獣駆除のために仕掛けた罠を定期的に巡回していて、偶然、見つけたのだそうです。

 体は他のケモノに持ち去られたらしく見あたらず、頭部だけがこうして残っていたそうです。

 頭の大きさは15センチぐらいで小ぶりですが、人間の頭蓋骨ととてもよく似ているのには驚きました。

 野生動物の生存競争の厳しさを目の当たりにしました。


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漆喰は4000年前に縄文人が発明していたんだって!?

 3月8日付の読売新聞に、「床を漆喰で覆われた縄文時代の竪穴式住居の跡が見つかった」という記事が載っていました。

 漆喰の跡が認められたのは、千葉県千葉市緑区の「大膳野南(だいぜんのみなみ)貝塚」。

 地図で確かめると、水道局の給水場や市営住宅に囲まれた緑地らしく、これまでに98軒の竪穴式住居の跡が発掘されているそうです。 

 そのうち33軒で炉穴の内部に白土が塗り込まれ、さらにうち3軒では、炉の周辺の床も厚さ1センチ程度の白土で覆われていたのだとか。

 白土の成分を分析したところ、主成分は現在の漆喰と同様、消石灰で、焼いて粉末状にした貝殻を水や土と混ぜたものと判明したそうです。

 驚くべきは、この集落跡が縄文時代後期初め頃(約4000年前)のものだという点です。

 これまで、漆喰は大陸から古墳時代に日本にもたらされたと考えられていました。現存する最古の漆喰は、飛鳥の高松塚古墳の壁面に使用されているものですが、今回、発見された漆喰はそれよりざっと2500年も古いというのです。

 ちなみに、世界最古の漆喰はエジプトの遺跡で見つかった約5000年前のもの。

 今回、貝塚を調査した「玉川文化財研究所」は、

「この地域の縄文人が独自で開発したが、結果的に広まることはなかったのでは」

 と推測しているそうです。

 漆喰が、縄文時代に起源を発するのか、はたまた古墳時代に渡来したのかはさておき、とてつもなく古い時代から優れた建材として重宝されてきたことは間違いないようです。

 我が家の漆喰壁にも、縄文人(飛鳥人?)の英知が詰まってるんですね。思わず居住まいを正して仰ぎ見てしまいました。

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我が家の外壁です。

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こちらは内壁。ここにも縄文人の叡智が?


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生活道路の通行止めはつらいよ

 私たちの住まいは、安曇野の里からクルマで10分ほど山間に分け入った高原地帯にあります。

 九十九折(つづらおれ)をうねうねと登り、細い尾根伝いに延びる一本道をひたすら走ると、やがて古民家が立ち並ぶ集落が姿を現します。

 まさに人里離れた「まんが日本昔ばなし」の世界なんですが、厄介なのは生活道路が一本しかないのです。

 買い物に出かけるにも病院や役場へ行くにも、たったひとつの道をたどって里へ下るしかありません。

 地震や地滑りでこの道が不通になったらそれこそ大事で、自衛隊のヘリで迎えに来てもらわなければ、間違いなく孤立してしまうはずです。

 そんなわけで、過去数十年にわたってこの一本道の拡幅工事が続けられてきました。

 その工事が、昨年末から我が家のすぐ手前で始まっています。

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 崖に杭を打ち込んで盛土をし、一車線しかない道幅を広げる工事です。

 重機の置き場にも不自由するような狭い通りなので、日中の大半の時間、通行止めにして作業が進められています。

 問題はその通行止めの時間の“長さ”なんです。

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 ①午前9時~午前9時30分(30分間)
 ②正午~午後1時(60分間)
 ③午後3時30分~午後3時50分(20分間)



 なんと日中、通行が許されるのはこの3回だけ。残りの時間帯はクルマの通行を完全にシャットアウトして作業が続けられています。

 午後4時50分以降、翌朝の8時までは通行フリーになりますが、街灯もない山里ですからもともと夜間の往来はほとんどありません。集落のみなさんにとって、昼間だけが里との間を行き来する貴重な時間帯なんです。

 工事がスタートして4ヶ月が経ちましたが、通行止めが解除されると軽トラが一列になって山を登ったり下ったりする光景が毎日、繰り返されています。

 エライなぁ、と感心するのは宅配便の軽トラ。通行止めが解除されるといの一番に集落に飛び込んできて、しゃにむに走り回ります。そして再び通行止めになるギリギリのタイミングで工事区間を通過して里へ戻っていきます。

 今回の工事は4月半ばまでの予定ですが、集落の人たちに聞くと誰もそれまでに終了するとは思っていないようです。

 「来年か、ひょっとしたら再来年かその先までかかるんでないか」

 それまでは不便な日々が続くわけですが、みなさん驚くほど忍耐強いといいましょうか、気長に構えていらっしゃいます。

 なんだか筋金入りのスローライフのような気がしてきました。


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新鮮な野菜とおいしい空気が信州を死亡率最少にしている?

 3月3日付の読売新聞に「野菜たくさん、肥満少ない…死亡率最少の長野県」という記事が載っていました。

 厚労省が1日に公表した2010年の都道府県別年齢調整死亡率(人口10万人あたりの志望者数を比較したものだそうです)によれば、長野県は男性が477.3人、女性が248.8人。いずれも全国でもっとも死亡者が少なかったのでした。

 このデータは、国勢調査をもとに5年に1度集計されており、男性に限ってみると長野県は1990年以降、5回連続で最少だったそうです。

 県の「健康長寿課」という部署によれば、長野県は喫煙率が全国平均と比べて低く、肥満が少なく、また野菜の摂取量が全国一多いことが知られているものの、死亡率が少ない要因についてはよくわかっていないのだとか。

 …なるほど、そのとおりだよなぁ、と頷ける報道でした。

 私たちの住む安曇野の山間の集落にも、八十、九十のおじいちゃん、おばあちゃんが大勢います。

 驚くのは、みなさんとても若々しくて働き者で、じつに生き生きしているんです。

 ご近所の94歳のおばあちゃんは、毎日、畑に出ていますし、85歳のおじいちゃんは軽トラをかっ飛ばして、里の農協へ採れたての野菜を届けています。ふたりとも大きな家に一人暮らしなのに寂しさの影はなく、生涯現役と言って憚りません。

 都会生まれの私たちには、時々、方言がわからなくて困ることがありますが、会えばかならず声を掛けてくださいますし、マジメな顔して冗談を飛ばしたりするので油断がなりません。

 信州の新鮮な空気とおいしい野菜が、元気なお年寄りを作っているのかなぁ…と思ったりします。

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94歳のおばあちゃん。今日も畑に出ています。


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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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